ビューポイントからの朝を迎えたハルシュタット(世界遺産)



●マルクト広場
   
マルクト広場を囲む家々のテラスは花で飾られとても美しい。その角にはハルシュタットの町で中心的な存在となっている教会がある。広場から2,3分北に歩いたところが、ポスターの写真撮影などに使われているビューポイント。すべての要素の調和がとれていて、しっとりとした美しさにうっとり。


教会(マルクト広場の像)

マルクト広場1
 マルクト広場2

 

●湖から見たハルシュタットの町
   
船から見たハルシュタットの町1船から見たハルシュタットの町2(白川郷の合掌造りを思い出す)
 
本当なら前日の夕方、列車で対岸の駅に着き、船でハルシュタットの町に渡る予定だったのだが、予定がどんどん遅れてバスも列車もなくなり、バート・イシュルからハルシュタットの町までタクシーで来てしまったため、船に乗ることができなかった。

どうしても船に乗って湖からのハルシュタットの町を見たかったので、翌朝船に乗って対岸に渡り、13分後の船に乗って戻ってきた。船に乗る時間はわずか10分足らず。この世界で一番美しい湖岸の町を正面から見ることができ、船に乗ってよかった。
駅のある対岸(東岸)に着いたところ ビューポイントと反対方向から見た景色
対岸(東岸)に行く船から見たハルシュタットの町(西岸)
前日夕暮れ時のハルシュタット 静かな朝の湖に浮かぶ鴨 対岸から見たハルシュタットと山々

 

●ハルシュタットの料理
   

宿泊したホテル『ガストホーフ・ツァウナー・ゼーウィルト』はマルクト広場の奥にある。夕食はそこのレストランで、湖でとれたお魚料理をいただく。
よくわからずに注文した前菜の鹿の肉はさしみだった。ジャムのようなものをつけていただくと大丈夫だった。友達の前菜はハルシュタット特産の魚の卵。たらこのような味で美味。メインコースのニジマスと特産の魚はどちらもとっても大きい。長さ40cmぐらいある。白いごはんが欲しくなってきた。
デザートはオーストリア名物の「カイザーシュマレン」。パンケーキを一口大にしたものにジャムのようなものを付けて食べる。大きなお皿にいっぱい載っていて二人でも食べきれなかった。

鹿肉のさしみハルシュタット特産の魚の卵

中央奥が宿泊したホテル
ニジマスとハルシュタット特産の魚のグリルカイザーシュマレン(一口大のパンケーキ)
 ホテルのレストランホテル内の飾り

 

●その他
   

ハルシュタットは世界最古の塩坑で岩塩の採掘は紀元前にさかのぼる。現在も操業中。時間がなくて、塩坑を見学することはできなかった。美しい瓶に入ったお塩などを売っている店でミネラルたっぷりの岩塩を買った。
ハルシュタットでは、狭い土地のため墓地が充分にとれなかった。埋葬してから10〜20年たった遺骨を取り出して、次の遺体を埋めるという風習があった。取り出した遺骨を納めたのがバインハウス。

前日の夜ハルシュタットに着き、一泊して翌朝ゴーザウゼーを目指してバスで出発という強行スケジュールのため、食事と景色を堪能するだけで精一杯だった。

美しい瓶に入ったお塩などを売る店バインハウス(左の白い家)