シェーンブルン宮殿と庭園

 

●シェーンブルン宮殿
   

ウィーンに来たら、真っ先に郊外にある、ハプスブルク家の夏の離宮だったシェーンブルン宮殿へ。マリア・テレジアの手により現在の姿になったこの宮殿の外壁の黄色は、マリア・テレジア・イエローと呼ばれる。
フランツヨーゼフとエリザベートの部屋、マリー・アントワネットがフランスにお嫁に行くまで過ごした部屋、モーツァルトがマリア・テレジア前で初の御前演奏を行い、演奏後モーツァルトが大理石の床でころび助け起こしたマリー・アントワネットに「僕のお嫁さんにしてあげる」と言ったという話が伝えられる鏡の間などなど、カメラ持込禁止だったため、豪華絢爛な宮殿の中の様子をお見せできないのは残念です。

庭園に出ると、幾何学模様の花壇が広がっている。そのつきあたりには、ギリシャ神話を噴水にあしらったネプチューンの泉がある。裏にまわると、ちょうど泉の水が落ちているところにシェーンブルン宮殿が重なって見える。
さらに向こうの高台まで歩くと、多くの戦いで死んでいった臣下のことを忘れないためにという気持ちを込めて築かれたグロリエッテがある。ここからはシェーンブルン宮殿とその向こうに広がるウィーンの町まで見渡せる。
宮殿に向かって右側の林の中を入っていくと、宮殿の名前の由来となった、「美しい泉」Schoner Brunnen (シェーナー・ブルンネン)があった。

正門
庭園(遠く高台にグロリエッテが見える)

ネプチューンの泉(裏側から見たシェーンブルン)

ネプチューンの泉の裏側から見たシェーンブルン
グロリエッテグロリエッテから見たシェーンブルン宮殿とウィーンの町
この中にSchoner Brunnen「美しい泉」が宮殿の名前の由来「美しい泉」を見つけた面白い形に刈られた木々


●シュテファン寺院  
   
ウィーンの代名詞、シュテファン寺院。シュテファン寺院の形をしたウィーン名物のウィンナ・シュニッツェルの絵葉書があるくらい(左写真マウスオーバー)。1147年にロマネスク教会として建設されたが、14世紀にゴシック様式の大教会となった。
エレベータで北塔に上ると、モザイク画の屋根に、オーストリア共和国とウィーン市の紋章が描かれている。
また、大屋根からはウィーン市のパノラマが楽しめる。
シュテファン寺院の絵葉書(シュニッツェル) シュテファン寺院
オーストリアの紋章北塔からの眺めシュテファン寺院

プムメリン(大きな鐘)北塔から真下を見下ろしたところ身廊

 

●王宮、セセッション、カールスプラッツなど
   

あの栄華を極めたハプスブルク家の王宮。銀器コレクション、シシィ博物館、皇帝の部屋の順に、部屋にある番号に合わせてオーディオガイドで日本語の説明が聞ける。
オーディオガイドの説明はとても詳しくて長い。まず、皇帝家の日常生活で用いられた豪華な銀器コレクションの展示を見ながら番号順に全部丁寧に聞いていたらかなり時間を費やしたようで、次のシシィ博物館の途中で、もうすぐ閉まる時間だと言われた。
最後の皇帝の部屋は、シェーンブルン宮殿のときのオーディオガイドの内容に似ている部分もあったので、さくさくと歩いてなんとか終了。

 王宮王宮
シシィ(パンフレットより)シシィの等身大(パンフレットより)皇帝の居住(パンフレットより)


↑ミュージカル『エリザベート』は日本でしか観たことがなかったので、やはりウィーンで本場のミュージカル『エリザベート』を観たかった。ところが、『エリザベート』は約一週間後から開始ということで、観ることができなかったのはとても残念。

↓分離派会館セセッシオンは、19世紀末、グスタフ・クリムトが中心となった「時代にはその時代の芸術を、芸術には芸術の自由を」というスローガンのもとに建てられた分離派(セセッシオン)の拠点。

工事中の国立オペラ座 ペーター協会
カールスプラッツ駅"金色のキャベツ"分離派会館セセッシオンセセッシオンの向こうにカールス教会が見える

 

●学友協会
   

ウィーンフィルハーモニーの本拠地。世界で最も音響がよく、美しいホールといわれる。毎年元旦に、「ニューイヤーコンサート」が行われ世界各国に衛星生中継されているあの大ホールで、日本からチケットを予約しておいたモーツァルトコンサートを楽しむ。
大ホールは、テレビで見るよりも少し小さい感じがするが、まさしく黄金のホール。

豪華な歴史的衣装とかつらを身につけたウィーン・モーツァルト・オーケストラによる観光客をターゲットにしたこのコンサートでは、モーツァルトの最も人気の高い作品、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、交響曲40番1楽章、そして、「フィガロの結婚」、「ドン・ジョバーニ」「魔笛」のアリアやデュエットなどなどを演奏。

アンコールでは、ヨハン・シュトラウスの『美しき青きドナウ』、そして最後にはあのお決まりの『ラデツキー行進曲』が演奏された。毎年元旦のニュイヤーコンサートでやるように、指揮者に合わせて手拍子でこの曲に参加できたのは大感激だった。

学友協会(大ホール)黄金ホール
 ウィーン・モーツァルト・オーケストラ『魔笛』パパゲーノ/パパゲーナのデュエット

 

●レストラン/カフェ
    

ドゥルンシュタインから列車で着いたウィーンでの夕食は、あまりにも有名なレストラン、フィグルミュラーFiglmullerで、名物のウィンナ・シュニッツェルを食べる。ここのウィンナ・シュニッチェルは、大きなお皿からはみ出す大きさ。カラッと揚がってはいるものの、もちろん全部は食べきれない。一緒に頼んだポテトとリーフのサラダがおいしくてそれを先に全部食べてしまった。ドリンクは、ここでもさわやかで軽いラドラー(ビールにレモネードが入ったドリンク)。

もう1つウィーンの名物で絶対はずせないのがチョコレートケーキの「ザッハ・トルテ」。ライバル同士のお店、「ザッハ」と「デーメル」のどちらで食べようか迷ったが、結局「ザッハ」で、アンズのママレード入りのザッハ・トルテを食べた。

レストラン『フィグルミュラー』(Figlmuller)ウィンナシュニッチェル(サラダ)
『ザッハ』(ホテル・ザッハ内)『ザッハ』でザッハトルテを食べるラドラー
『ザッハ』のライバル店『デーメル』皇室御用達のカフェ『ゲルストナ』(スミレの砂糖漬)『レーマン』でもケーキを

 

●その他
    

オーストリア航空での帰国の空。友達の後ろの席にチェロ(楽器)が座っているため、座席が固定されて、自由にリクライニングできない状態であることをスチュワーデスさんから知らされた。空の旅もそろそろ終わりというときに、スチュワーデスさんが心配してシャンパン、ぬいぐるみ、ダック、チョコレート、身だしなみグッズなどが詰まった袋を持ってきてくれた。
チェロさんの前の席はお得のようです。
水分摂取のためジュースを何度も何度も配ってくれたし、おやつの時間には、サンドイッチやチキンラーメンなども配ってくれたオーストリア航空のサービスは非常によかったと思う。
ただ女性のユニフォームが上から下まで真っ赤なのが少し気になった。上下の服はもちろんのこと、ストッキングまで真っ赤で靴も赤。国旗は日本と同じ赤と白だが、その赤をここまで使っているのは、やはり日本よりずっと愛国心が強いからでしょうか。

オーストリア航空からのプレゼント空の上でのチキンラーメンはおいしい