美しい紅葉を楽しみながらの歩き

 
安達太良山あだたら高原スキー場→あだたらエクスプレス→薬師岳→仙女平分岐→安達太良山頂→薬師岳→あだたらエクスプレス→あだたら高原スキー場
年月日2008年10月11日
地域福島県
1700m
天気晴れ時々曇り
ひとこと

乳首山からの見事な展望、紅葉の絨毯

温泉ヘルシーパル二本松
 

 

宇都宮サービスエリアの餃子祭り黄金に輝く田んぼの向こうに安達太良山(白河インターの渋滞
所変われば稲の干し方も違う駐車場までの渋滞と向こうに見える紅葉の安達太良山
  
  ▲渋滞〜ゴンドラ〜薬師岳▼
  


薬師岳とゴンドラ(薬師岳の人の渋滞)


別名『乳首山』と紅葉(安達太良山への分岐)


見事な紅葉(すでに下りてくる人も多い)

 

車は那須岳を目指して東北道を走っていた。実は昨年のちょうど今頃那須岳に行ったのだが、頂上に立つことができなかった。今年は山頂プラス鮮やかな紅葉の衣を身に纏った那須岳を見ることができる絶景ポイント姥ヶ岳にも行こうとはりきって東京を早めに出た。休憩で寄った宇都宮インターでは宇都宮餃子祭り(写真上)が開催されており、美味しい餃子に舌鼓を打ちこの辺までは順調だった。

ところが、塩原インターの出口には長い車の列、そして那須インターも数キロ手前から長〜い車の列。今日は早く出てきたと思ったが途中で渋滞もあったのですでに11時。東北道を出るところですでにこの列では、那須岳の麓には一体何時に着くのだろうか。。。そうこうしているうちに那須岳方面への最後のチャンス白河インターまでやってきたがやはりここでも長い車の列(写真上右マウスオーバー)。やはり前日テレビに那須岳の美しい紅葉が映っていたのも影響しているのだろうか。

車はそのまま北に進んだ。その間に頭の中では那須岳から安達太良山にスイッチが切り替わっていた。二本松インターを降りてしばらくはスイスイ進んだが岳温泉の少し先から渋滞が始まった。でも那須に向かうインターの出口からの渋滞に比べたらずっとましだ。およそ20分後に駐車場にたどり着くことができ、『あだたらエクスプレス』というゴンドラリフトに乗った(写真左上)(13:40)。

6分後に山頂駅(薬師岳)に到着。さっそく安達太良山山頂をめざして歩き始める(13:47)。ものすごい人!途中までは50m先の薬師岳パノラマパークに行く観光客と一緒で、しかもすでに戻ってくる人も多いので狭い木道は大渋滞(写真左上マウスオーバー)。安達太良山への分岐地点まで来ると渋滞は解消した。このあたりでも木々はすでに紅葉しているのだが、正直言ってあまりきれいではないものも多い(写真下)。

紅葉した低木の間から安達太良山が見えた(写真左中央)。その山容から乳首山」と呼ばれるだけあって、すぐわかる。その斜面は真っ赤に燃えている。

時間も時間なのですでに下りて来ている人たちもいる。その人たちに狭い道を譲りながら少しずつ高度を上げていくと眼下には見事な紅葉の絨毯が見えてきた(写真左下)!

   
   

木道(あまりきれいでない紅葉)美しい紅葉面白い形の紅葉
 

 

▲仙女平分岐〜山頂▼  
  

仙女平分岐までやってきた(14:25)。何人かここで休んでいる(写真下)。少し大きめの石の上から安達太良山のなだらかな山肌を見下ろすと赤、黄色、緑のコントラストがとりわけ鮮やかな場所を発見(写真右上および写真下パノラマ写真)。

相変わらず木々の間の細い道を上から下りて来る人たちとお互いに道を譲り合いながら歩いて行く。下りて来る人が「今上っている人たちは今朝家を出てきた人たちだな」と言っていたが、確かに前日に着いていないと本格的には歩けない。我々のようにゴンドラを利用して薬師岳から山頂までの往復なら大丈夫だが。

開けたガレ地に出た。赤丸を白で囲んだ面白い道標(写真下)がところどころにある。その道標に山頂まで案内してもらいながら、どんどん高度を上げていく。眼下には赤と黄色と緑の絨毯がうねりながらどこまでも続いている(写真右下)。

安達太良山まであと600mという地点までやってきた(15:00)。低木の道が次第に岩だけの道となり、あの乳首山といわれる山頂の突き出た岩の塊がすぐそこに現れた。山頂に人が数人立っているのも見える(写真下)。

 


鮮やかな紅葉

どこまでも続くカラフルな絨毯

仙女平分岐あたりからの安達太良山
   

仙女平分岐(ミズナラの紅葉)ススキと紅葉(登山道)数少ない花(リンドウ)
赤と白の丸い道標(開けた場所を上る)開けたガレ地を上る(山頂が見えてきた)山頂の突出部

 

 ▲安達太良山山頂▼
  

安達太良山山頂(山頂から見下ろす)


猪苗代湖(帰り道の紅葉)
 

山頂のポッコリ岩は見るからに狭そうなので、ザックを麓において最後の小さなたんこぶを回り込むように上る。最後に鎖の箇所を慎重に上ると山頂だ(写真左上)(15:15)。

山頂からは360度の展望。でも雲が低く垂れ込めていて全体的に暗い。ここからは鮮やかな紅葉よりも、山々のスケールの大きさに感動(写真下パノラマ写真)。重そうな雲の下に太陽が当たってキラキラ輝いているのは猪苗代湖(写真左下)。

上ってきた道を見下ろすと、あの赤丸に白枠の道標がこちらに向かって並んでいるのが面白い。すばらしい展望を十分満喫したらポッコリ岩を下り(15:30)、元来た道を山頂駅まで戻り(16:25)、ゴンドラで奥岳登山口まで降りた。

岳温泉で汗を流し、たまたま入ったソースかつどんのお店『成駒』で、その自慢のソースかつどんを注文したら、とんかつがどんぶりの蓋からはみ出すぐらいのボリュームだった。味も申し分なかった。食べきれないので残りをお持ち帰りにしてもらった。

「紅葉の時期がどんどん早くなってきている。昔は10月の20日ごろだった。」「昔は雪が1mぐらい積もっていたが今は20cmぐらいしか積もらなくなった。最近の天候はおかしい。」とソースかつどんのお店のご主人が言っていた。

また、「すぐそこの『岳の湯』のお湯が一番いいし、料金も300円と安い」ことも教えてくれた。次回は『岳の湯』に行こうっと。

   
安達太良山山頂からの展望
帰り道に再度鮮やかな紅葉の展望を満喫
   
ソースかつどんのお店『成駒』ものすごいボリュームのかつどん『岳の湯』