富士山と白馬(山頂の白馬の像)
 

陣馬山
(4時間40分)

藤野駅→陣馬登山口→一ノ尾尾根→陣馬山山頂→奈良子峠→明王峠→与瀬神社→相模湖駅
年月日2009年1月11日
地域奥多摩
857m
天気晴れ
ひとこと

真っ青な空、一面雪、白馬の像

 

 

歩いたコース ▲藤野駅から陽だまりハイキング▼
  


陣馬山登山口(美しい冬の里山)


茶畑 (とうとう雪道に)

 

今年は丑年だから牛の名の付く山へといいたいところだが、身近にそのような名前の山が見つからなかった。牛がだめなら馬というわけではないが、7年前に一度行ったことのある陣馬山へ。

前回と同様、開けた山頂のなだらかな芝生の上で、心地よいお日様の天然赤外線を浴びながらお昼寝することを楽しみに出発したのだが。。。

藤野駅を降りると、昨年金剛山・宝山を歩いたときにも見えたラブレターのオブジェが向かいに見えた。よく見ると手紙を持っている手まで描かれている(写真下)。

今回は藤野駅から前回と逆の方向に向かって出発(9:35)。陣馬山登山口(写真左上)まで車道をぶらぶら歩く(10:05)。車道の脇にすでに雪が少し積もっている。ということは・・・。

右に曲がって登山口から民家の間を抜けて山道を少しずつ上っていく。お日様の当たる南側の斜面に茶畑が気持ちよさそうに並んでいる(写真左下)。冬の低山ハイクはこの陽だまりがたまらない。どんな暖房器具もこの天然赤外線にはかなわない。遠くに冬枯れの里山の美しい景色が見える(写真左上マウスオーバー)。

しばらくすると針葉樹林帯の中に入る。ところどころ雪が積もっている。やがて雪に覆われた道も通過する(写真左下マウスオーバー)。左からの雪道が合流したところが上沢井分岐(10:45)で、陣馬山まで3.4kmの道標がある。

   
   
大きなラブレター(ここにも大きなレター)葉っぱに霜が(たわわに実るナンテンの実)左側が津久井の名木ケヤキ

 

▲雪道を山頂へ▼  
  

次第に木々の間から富士山が見えるようになる(写真下)。

平らな道の広葉樹林帯では、葉っぱをすべて落とした木々が真っ青なキャンパスによく映えて、このときばかりと全身日向ぼっこしている姿は本当に気持ちよさそうだ(写真右上)。

針葉樹の影になったところは雪道。凍った状態のところもあり慎重に歩く。が、雪道は長く続かず、すぐにまた広葉樹林帯になりほっとする。朝早くでてきたせいか、お腹が空いてきたので日当たりのいい斜面で富士山を眺めながら、お昼用のおにぎりを一ついただき、一休みする(11:25)。
この辺までは楽チンハイキングだった。。。

歩きを再開した(11:35)。すぐに雪道になった。この雪道もまたすぐ終わるだろうと思っていたら、凍って滑りやすい道が続き、そのうち雪がどんどん深くなってきた。一面真っ白(写真下)!

みんなが歩いて雪が固まってしまった部分は滑りやすいので、まだ誰も歩いていないふわふわの雪の上を歩くようにして、30分ぐらいとにかく歩きに集中した。やっと頂上が見えてきた(写真右下)。頂上の直前の真っ白な階段はちょっと渋滞気味でゆっくり上る。

やっと最初の茶店に到着。山頂はこのすぐ上(12:15)。

 


広葉樹林の日向ぼっこ


もうすぐ山頂あたり一面雪

   
   
木々の間から富士山(紅葉の残り)葉っぱたち(ミズナラ、カシワなど)一面雪(凍っている)

 

 

▲雪の山頂から下山▼
  


山頂は一面雪


明王峠(大平小屋跡)

 

山頂からは360度の展望!前回は見えなかった富士山が、左半分曇に隠れてしまったもののまだ見えているのがうれしい。大室山や大山など丹沢の山々はもちろんのこと、関東平野の向こうの男体山まで見える(写真一番上と下パノラマ)。

陣馬山のシンボルはやっぱり白馬の像。当たり前だが、白馬は7年前と変わらず、真っ青な空を突き刺すように首を伸ばして立っていた。その真っ白な姿はいつもなら青空によく映えるのだが、今回は周囲の景色に溶け込んでいる(写真左上)。

昔2月の初めに来たときはこの辺一体のなだらかな斜面に寝転んで心地よいお日様の下、のんびりお昼寝できたのだが、今回は一面雪でお昼寝どころではない(写真左上)。とりあえず茶店の甘酒を飲んでから、おでんにうどんに、持参のパンを食べて、おなかが満足したら下山(13:25)。今度は奈良子経由で。

雪道を慎重に下り、明王峠までやってくる(写真左下)(14:00)。数人の登山者が休んでいる。茶店はオープンしていないが、そこにはいいお年寄りになる教えのようなものが貼ってあった。最初の2行は難しいが、そのあとに「いつでもアホで居りなはれ」とある。ということは私の場合、このまま自然体でいればいいということ。よかった。。。

さらに下り、大平小屋跡までやってきた(写真左下マウスオーバー)(14:40)。数人がすでにここで休んでいてアイゼンをはずしている。これで雪道もおしまいか、と一安心。しばらくすると急下降になりひたすら下りる下りる。。。そのうち鏡のように輝く相模湖が木々の間から現れ、やがて与瀬神社に出る(写真下)(15:25)。神社でお参りをして、狭くてとても急な階段(写真下)を下りたら車道に出て、少し歩けば相模湖駅(15:45)。

   
南西方向の展望
 北西方向の展望 
   
富士山(閉まっている茶店)ズーム(雲取山方面)遠くに男体山が見える(レンズで都心も)
相模湖が見えてきた(相模湖)与瀬神社(急な階段)相模湖のマンホール(イイギリの実)