ツマグロヒョウモン

スミレの害虫の一つであるツマグロヒョウモンは、メスの羽が紫黒色で白い斑紋が入った大柄の美しい蝶です。南方系の蝶なので、東日本ではとても珍しい蝶でしたが、近年東京でも普通に見られるようになりました。この幼虫は5cmぐらいの毒々しいオレンジと黒の縞模様で、日中すみれを食害し、お腹がいっぱいになると平然と日向ぼっこをしている姿が見かけられます。(『すみれを楽しむ』田淵誠也著を参照)


     
  2010年7月  

2010年酷暑の7月から8月にかけて、うちのスミレにもツマグロヒョウモンの幼虫が現れました。スミレの中でも、アツバスミレのように大きくてしっかりしたスミレの茎や葉の裏側に隠れていて(?)、柄の長い箒などで振るい落とすと、なんと7~8匹ぐらいもいました。5cmぐらいの大きな幼虫が茎や葉に乗っかって、葉や茎をむしゃむしゃ食べまくっているのです。そのせいで右上の写真のように葉や茎は哀れな状態になってしまいました。幼虫の数は減っていきましたが、全くいなくなるのに1ヶ月ぐらいかかりました。
美しいと言われる蝶はまだ見たことがありませんが、何か黒い影がひらひらと飛んでいくところを見かけたような気がします。さすがに小さめのスミレにこの大きな体を乗せることができないのか、コスミレ、ヒメスミレ、ヒゴスミレなどは無害でした。