2013年5月10、11日

 

『風のガーデン』でルイが好きだったあのエゾエンゴサクの群落を見たくて北海道へ。平年だとすでにピーク(ゴールデンウィーク頃)を過ぎているころですが、今年の北海道は平年より寒さが続いていて、結局この日あたりがちょうど見頃になり非常にラッキーでした。サクラも、これまたかなり遅れているようで、サクラ祭りが始まるというのに花は全く咲いていない様子。この時期、道端で目立つ花といえばフキノトウとツクシ。本州ではフキノトウはあまり見られませんが、ここでは春一番に出る花のようで、とにかくあちこちで群落が見られました。
男山自然公園(旭川)には道内最大級のカタクリの群落があります。こんなに広い群落は今まで見たことがありません!しかも、例のエゾエンゴサクと一緒に咲いているのです!単純に青とピンクという色だけでも対照的で美しく、それがどこまでも広がっている様は圧巻。それだけではありません。大雪山連邦と花たちを同じフレームに収めることもできるのです。
花たちをよく観察すると、美しくて控えめで上品だけど、花びらをひらひらさせながら、あっちこっちで活発にひそひそ話しを楽しんでいるように見えるカタクリの花。

 

それに比べて、エゾエンゴサクは、美しい青い花をいくつもまとい堂々と構えていて、カタクリの花たちを見守っているかのよう。また、カタクリの美しさの引き立て役のようにも見えます。カタクリが動なら、エゾエンゴサクは静。カタクリが女性なら、エゾエンゴサクは男性。
北海道は春のお花が一斉に咲くようで、ところどころフクジュソウ、キクザキイチゲ、エンレイソウなど、黄色や白なども混じっていてとてもカラフルです。一角にはミズバショウやザゼンソウも咲いていました。
浦臼神社は男山自然公園ほど広くはありませんが、こちらもカタクリとエンゴサクのミックスです。フキノトウとの競演も見られ、これまた美しい。エゾエンゴサクだけの青い絨毯も見られます。
上野ファームにもエゾエンゴサクの小さな群落がありました。その中にカタクリやオオバナノエンレイソウの白い花、クリスマスローズなどが混じっていました。
風のガーデンはドラマ『風のガーデン』でエゾエンゴサクが見られた場所ですが、肝心のキャンピングカーの方には行けないし、ガーデンには少し点在している程度でした。

●印はクリックすると拡大写真が見られます


 ■男山自然公園  

●珍しい白いカタクリ

●ピンクの色が濃いカタクリ 美しい模様


エゾエンゴサクはカタクリの引き立て役!?

カラフル

 

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●ずっと向こうまで ●きれい! ●大雪山を望む


大雪山を望む

 

     
●ピンクの色素が少ないカタクリ ツーショット ねえ、私も入れてよ


コバイケイソウとカタクリ

カラフル

 

  
●エンゴサクたち

帽子をかぶった人のようにも見えます

ズームアップ


こんなにいろんな色があります

花たちの日光浴

 

他にも春の花が一斉に咲いています   

エンレイソウ(オオバナエンレイソウの蕾)

フクジュソウ(キクザキイチゲ) ザゼンソウ(ナニワズ)


ミズバショウ ミズバショウとカタクリとエンレイソウ(カモのつがい)

 

   
蕾もまだ多い

●カタクリたち

ズームアップ


広いカタクリ原生花園をぐるりと回ります 今度は下り

 

■浦臼神社 クリックすると拡大写真が見られます

●こんなに開いています!

階段の脇なので花の中がよく見えます かなりピンクの色素が抜けています


浦臼神社 急な階段(階段を上がったところです)

 

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●カタクリ、フキノトウ、エゾエンゴサク

●かなり濃い紫も フキノトウ


にぎやか エゾエンゴサクたち

 

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●みんなでひそひそ話しかな

●フキノトウとフキもいます なかよし


神社とカタクリとエンゴサクと こちらは青色の絨毯(この向こうは広い公園)

 

■上野ファーム   クリックすると拡大写真が見られます

●オオバナノエンレイソウとエゾエンゴサク

●カタクリも少しだけ ●いろんな色のエゾエンゴサク


丘に上る手前にエンゴサクの小さな群落があります 丘から上野ファームを見下ろしたところ

 

■風のガーデン   クリックすると拡大写真が見られます

●受付手前で真っ白な花を見つけました

家の裏山の斜面に少し カタクリさんがいなくて寂しそう


ちなみに今の季節の風のガーデンはこんな感じです ドラマとは違い、キャンピングカーの周囲には咲いていません


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