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新宿御苑の高遠小彼岸桜

 


高遠城と新宿御苑:高遠城は、天文14年(1545)武田信玄が高遠の領主であった高遠頼継を降伏させ、この地を奪取し、その2年後、そこを伊那地方への進出の拠点とするために、山本勘助たちに命じて大規模の改築したお城。そして江戸時代には、保科家→鳥居家→内藤家が治めたところ。内藤家の江戸屋敷は現在の新宿御苑ということで、なんと高遠城と新宿御苑は深いつながりがあったんです。

新宿御苑の大木戸門の手前には一本のタカトオコヒガンザクラが植えられており(写真左)、木の下には「(高遠小彼岸桜は)信州高遠城址公園に樹林をなす高遠固有の桜で、小ぶりで赤みを帯びた可憐な花が一斉に咲き誇る姿はまさに「天下第一の桜」と称されています。(長野県天然記念物)」と説明書があります(写真左マウスオーバー)。また、その隣には内藤新宿開設300年記念碑もあります(写真右下マウスオーバー)。


この御苑の一本のタカトオコヒガンザクラは、毎年ソメイヨシノが咲く少し前に上品なピンク色の花を咲かせ、桜のシーズンの始まりを教えてくれているのですが、その前に歴史的な深い意味を持つ一本だったことがわかります。

高遠城址公園の桜は、「明治の廃藩置県で、高遠城(注記)が取り壊された後の明治8年(1876)、城趾を公園として整備する際に、河南の小原地籍、桜馬場にあった桜を植樹したのが最初です。その後の補植は同一種類のものに限られ、今では、樹齢約130年の古木20本、50年以上のもの500本、30年以上のもの300本、若木を入れて約1500本の桜の木あり、城趾を埋め尽くしています。」つまり、この城址公園にある桜1500本が全部同じ種類のタカトオコヒガンザクラ!

 



背景には区民センター

というわけで、新宿御苑とも歴史つながりのある高遠城址公園にタカトオコヒガンザクラを見に行ってきました。昼間は真っ青な青空に映える上品なピンク色の桜を、夕方には西日のライトアップでさらに赤みを増した桜を、夜は明かりのライトアップで闇に映える幻想的な桜を楽しんできました。(2007年4月14日)

 

●高遠城址公園までの道中からの眺め 
ふわふわぁの春の山富士山もくっきり
八ヶ岳南アルプス

 

ここから高遠城址公園です  
   
中央アルプスと高遠城址サクラ二の丸問屋門

 

青空に映える桜小粒で淡いピンク色

 

   
桜雲橋(おううんきょう)と桜と人と

桜雲橋(おううんきょう)から見下ろす

桜雲橋(おううんきょう)の下

 

街灯にも桜の模様が。。。池に映る桜と池に浮かぶ花びら

 

   
高遠閣新城藤原神社と老木の桜太鼓櫓

 

青空に生える桜青空に生える桜

 

   
唯一の枝垂れ桜太陽に反射してきらきら輝く桜桜とあたし、どっちがきれい?

 

美しい桜にワンちゃんもご機嫌ご存知、NHK大河ドラマの主要人物たち

 

   
桜雲橋の桜に西日が当たり始める西日が当たった桜(本丸)日が沈んだ後の町と山と桜

 

西日のライトアップに美しさを増した桜日が沈むところ

 

   
ライトアップで夜に浮かんだ桜ライトアップされた桜が池に映る夜桜と町の夜景

 

夜桜夜の太鼓櫓と桜

 

 その他の花 
アズマイチゲスイセンミズバショウ


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