那須五峰(右から朝日岳、茶臼岳、南月山、黒尾谷岳、三本槍岳)と紅葉した高原(2021年11月11〜12日)


那須には茶臼山、朝日岳、三本槍岳等の登山でよく訪れています。特に秋は姥が平などのすばらしい紅葉が見られるのでお気に入りの地域です。那須には山だけでなく人気のパン屋さんやアウトレットなどもあり、登山の帰りにはいつも寄って帰っています。
偶然、テレビで那須連山から延びる広大な高原が紅葉で真っ赤に染まった絶景を、ホテル・エピナールから展望できることを知り、ぜひ見てみたいと思い、今回ちょうどコロナが下火になったときについに実現しました。
例年の見頃の時期に予約したのですが、今年は葉っぱが散るのが早かったらしく見頃は過ぎていたものの、大きな窓いっぱいに那須連山と紅葉の高原が広がる絶景をホテルの部屋から、そして屋上からも満喫することができ大満足でした。
他にも平成の森の散策や、パン屋さんの激戦区でパンの食べ比べなど、魅力あふれる那須を楽しんできました。

 

●日光経由那須へ   


男体山などが見える

日光杉並木街道


  明智平  



那須平成の森ハイキング    
→那須平成の森はかつて那須御用邸用地だった場所。現在は那須高原の大自然のを楽しめるウォーキングスポット。
まずは那須平成の森フィールドセンターによっておすすめコースなどを教えてもらう。それほど時間がかからなさそうなので全体をぐるりと回ることにした。



  那須平成の森フィールドセンター ウスタビガの繭がライトになっている

歩いたコース:まずは「森の小道」をキツネマーク(道標D)まで歩く(10〜15分ぐらい)。そこからは、四阿を通り過ぎてしばらくまっすぐ歩いたら、クマのマーク(道標5)で右に曲がり駒止の丘を通り過ぎて駒止の滝観瀑台まで1.2kmちょっと(道草しながら歩いて45分ぐらい)。右の地図をクリックして拡大。


↑フィールドセンターには、ウスタビガの繭をつないで作ったライトが壁にかけられていた。
ウスタビガの繭を原料にしたスキンケア化粧品のパンフレットもあった。シルクを超えるロディニアシルクといって、約150日もの間厳しい自然の中を繭の姿で生き抜く力を利用したものらしい。よく見かけるこの緑色の繭にはこんなすばらしい力があったとは。。。
  クリックして拡大  


広葉樹林の森なので今の季節、葉っぱが落ちた裸の状態。主にミズナラが主体の森のようだ。

道もよく整備されていて、気持いい散歩道。その道にはいろんな木の実が落ちている。

コアジサイの枯れた花や葉っぱさえ、太陽の光に当たれば美しく輝く。

ハイキングスタート

 

ミズナラの木が多い

コアジサイの枯れた花が輝いている

歩きやすい道 ムシカリの実が枝に引っかかっている
赤い実 クマシデの実 (シラカバ)

マムシグサの実

フィールドセンターからゆっくり歩いて1時間で駒止の滝観瀑台に到着。ここには駐車場もある。観瀑台から見下ろすとかなり離れているところに滝はあった。
ここからは、水が絹のように滑らかに静かに落ちているように見える。力強い「動」の滝というよりは「静」の滝だ。
駒止の丘   この向こうが駒止の滝

戻りは途中から少し登山道を思わせるような道をくねくねと下る。空が暗くなり雨がパラパラ降り始めたので最後の方は駆け足で戻った(45分)。なにしろここは那須連山近くの標高が1050〜1150mもあるところ。標高が少し下がるとまた晴れに戻った。

駒止の滝   大きなキノコ
途中の道から見える那須五峰


ホテルエピナールからの絶景  

 

←ホテルの隣にある黄金色に輝く葉っぱをよく見るとブナの葉っぱ!山に行かないと見えないブナも、ここでは高原の町だけあって生活の場に溶け込んでいる。

ホテルエピナール那須 ブナの葉っぱが美しく黄葉している

 

部屋は、[アネックスタワー高層階の山側を予約していたので、12階の山側。山側の壁は横幅いっぱいに窓になっていた。目の前にはまるで絵画のような広大なすばらしい景色!

←夜明け前のダークな景色が日が登るに連れて真っ赤に燃えてきた。→

日の出前(クリックして拡大)   朝焼け(クリックして拡大)
↓→屋上に上ると窓枠から360度へと景色が飛び出した!
那須高原が真っ赤に燃えている!
いつもは木々の下の人間中心の世界を見ていたが、那須という所がこんなに自然に囲まれていること、そして、人ではなく自然主体の世界であるということを改めて実感した。



  ホテルの屋上から 葉っぱがほぼ散った木々も美しい

ホテルの屋上からの那須五峰方向の展望

ホテル屋上から反対方向の展望

 

その他  

←イギリスのコッツウォルズ地方の建物をモチーフに建てられたライムストーン造りの美術館。2017年に訪れたコッツウォルズの風景がよみがえった。もちろん内部のステンドグラスもすばらしかった(写真は禁止)。

→よく行く「ペニーレインン」の他に、今回は「ベル・フルール」と「クーロンヌ」のパン屋さんにも行ってみた。個人的には、「ベル・フルール」のパーネ・アランチャとブラン・ノワール・ピスタチオがしつこくなく食べやすくて気に入った。
ステンドグラス美術館   「ペニーレイン」のナスのずっしりあんぱん



「ベル・フルール」のパーネ・アランチャ 「クーロンヌ」のソルティ・ドッグ 「Butter No Itoko」のスイーツ
   


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