2010年9月7日



風のガーデン

富良野といえばラベンダーがあまりにも有名だが9月は季節はずれ。でもみどころは他にもいっぱいある。
2008年放送のドラマ「風のガーデン」の舞台となった風のガーデンは、新富良野プリンスホテルの敷地内にある人気の観光地。 ガーデンには、夏の終わりのお花と秋のお花が、周囲の風景にもマッチした自然なレイアウトの中で咲き誇っていた。お花を楽しむと同時に、ドラマ「風のガーデン」のいろいろなシーンを思い出しながら楽しんだ。
ホテルから森の方向に、ニングルテラスを通り抜けて少し歩いたところにはコーヒーショップ「森の時計」がある。ドラマで使われていたコーヒーカップで、自分がひいたコーヒーを飲みながら、この席には誰が座っていたのかしらと、しばしドラマ「優しい時間」の世界にひたっていた。
「風のガーデン」と「森の時計」の地図はこちら

 

●風のガーデンへ   

朝早くはまだ雨が降っていた。ホテルから見下ろす富良野の町は霧にすっぽり覆われていた。
ところが、ホテルの部屋に置かれていた「てるてる坊主」のおかげだろうか、雨は止み、次第に晴れてきた。
ゴルフ場の中を10分ほど歩くと「風のガーデン」に到着。
新富良野プリンスホテル  このてるてる坊主のおかげで晴れに  
風のガーデンへ ゴルフ場の中を通っていく ガブリエルの家(別宅)



風のガーデン  
風のガーデンのゲート アーチの向こう側にガーデンが  ここからガーデン


「ラムズイヤー」は花こそ終わっていたが、葉っぱを触るとやはり耳たぶと同じ感触だった。花言葉は確か「生まれたばかりの孫の耳たぶ」。
ガーデンは、夏の終わりから秋にかけてのお花で埋め尽くされていた。こんなお庭があったらなあ。でもきっとお世話が大変にちがいない。
風のガーデン   オオハンゴンソウ
手前はヘレニウム ? アスター・ノヴェイアングリエイ’セプテンバールビー
岳くんが父親と「乙女の祈り」を演奏した家 「乙女の祈り」が聞こえてきそう 右手前がオイランソウ

帰りに乗った送迎車の運転手さんは、道に咲き誇る花たちの説明をしてくれた。花の名前とドラマで使われていた花言葉を「岳くん」のように見事に全部覚えていた。
この「風のガーデン」を手がけたガーデナー上野さんの「上野ファーム」(旭川)には時間の都合上、行けなかったのが残念。

アガスタチ’ラベンダーヘイズ’   風のガーデン
サラシナショウマとポリゴナム・アンプレキシコール ヘレニウム チェローネ
フジバカマ サクシサ・プラテンシス 群を抜いて大きいアメリカフヨウ
岳くんの耳たぶラムズイヤー 幼犬ホタルのお墓 貞実の父親の「白鳥医院」
入口からガーデンを見渡した風景

 

●ドラマ「優しい時間」の「森の時計」  
自然を素材にした商品を売るログハウスのショップが森の中に並ぶニングルテラス。この中を通り抜けてさらに奥へ少し歩いたところに「森の時計」があった。
窓際には、息子がお父さんに贈った皆空窯のコーヒーマグが飾られていた。実際にドラマで使われたコーヒーカップとコーヒーミルもずらりと並び今も現役だ。
ニングルテラス   ニングルテラスを通り抜けて
森の中に「森の時計」が見えてきた 「森の時計」(ふくろう) メニュー
自分でコーヒー豆をひく(ミルとカップ) 自分で豆をひいたコーヒーとケーキ 「森の時計はゆっくり時を刻む」
お手洗いの中にはこんな言葉が 森の中のニングルテラス 皆空窯

 

●ファーム富田  

元祖ラベンダー農園のファーム富田。
実はラベンダー畑はここだけではなく、ここから4km東に行ったところに日本最大規模のラベンダー畑、Lavendar Eastがあるそうだ。
←ラベンダーはお休み中で、秋の彩りの畑が見ごろ。→
↓「北海道の秋」と題してオランダのフラワーデザイナーがアレンジしたドライフラワーの舎は圧巻。

ラベンダー畑   、秋の彩りの畑
ドライフラワーの舎 ドライフラワーの舎の中 サルビア
クレオメ ジニア マリーゴールド

 

●その他  

夜、富良野に着いてホームセンターに寄ったとき、お店の明かりの周囲に、羽を広げると12〜13cmぐらいの大きな蛾が大量に集まっていて、ちょっとびっくり。コンビニの前も同じ。実は富良野は5年ぐらい前から、このような蛾に悩まされているのだという。全く害もないし、昼間には死んでしまうので問題はないのだが、夜間のスポーツ施設などでは大変なようだ。

これは葉っぱではなく蛾   クスサンという蛾についての新聞記事


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