2019年9月1〜2日


『釧路湿原とうろの宿』で申し込んだカヌーの早朝川下り。早朝には多くの動物に出会える可能性が高いらしい。朝5時に宿からスガワラという地点まで車で連れて行ってもらい、そこからスタート。9月の最初の日とはいえ、この辺はお盆を過ぎたらもう秋というから、早朝はかなり冷えるので、薄いダウンの上にカッパを着てその上にライフジャケット。下もズボンの上にカッパのズボンをはいて万全の寒さ対策。釧路湿原特有の霧で幻想的な景色の中、カヌーを漕いでいく。とはいっても流れがあるので、後ろに座っているガイドさんが舵をとってくれるだけで進む。
自然の幻想的な舞台に次から次へと登場する動物たちを、観客席のカヌーからガイドさんの説明付きで眺めていく、という贅沢きまわりないこの約2時間のショーはあっという間に終わったが、期待通り、多くのめずらしい動物に出会うことができて、とても有意義なものだった。この日はこの後、雌阿寒岳登山。
次の日は鶴居村の『HOTEL TAITO』主催のネイチャーガイドに早朝5時から参加。今度は釧路湿原の聖地、キラコタン岬へのトレッキング。ホテルオーナー兼写真家の和田正弘さんが許可がないと入れない特別保護区を案内してくれた。動植物、土地の説明などなど、これもまた、とても貴重な体験となった。この後、釧路湿原ノロッコ号に乗って列車からの湿原風景を楽しんで釧路を後にした。

カヌー体験:スガワラから塘路湖(5時〜7時半)二人の場合一人 12,000円
湿原体験ネイチャーガイド:5時〜9時半 一人 5,400円

 

●カヌー川下り 前半   

←午前5時半、スガワラという所からカヌーに乗り、幻想的な景色の中をゆっくりと進む。とても静か。ガイドさんによると、昨日までずっと雨が降っていたため川はかなり増水しているとのこと。

→右側は、カヌー体験が終わった後、早朝カヌーに乗った場所、スガワラを車で通ったときの写真。


スガワラから出発   4時間後のスガワラ

 

←→川の両側にある木々はヤチダモやヤナギ、サクラの木など。ヤナギというと、あのしなった木を思い出すが、ヤナギにはいろんな種類があるとのこと。ヤナギは水に強く根が密集していることで地盤を固め、護岸の役目を果たすそうだ。ヤチダモはとても硬くて弾力性があるので野球のバットなどに使用されている。サクラの木はすでに少し紅葉しているものもある。
ヤチダモ   ヤナギの木

→霧の向こうにすでに真っ赤に紅葉した葉っぱが見える。マウスオーバーで桜も少し紅葉。

→やっぱりすぐに出会えた動物はエゾシカ。かわいいが数が増えすぎているため、お花や樹皮、農作物などの食害が大きな問題になっている。かわいいだけでは済まされないのだが、鹿のせいではないことは確か。

紅葉が始まっている(桜の紅葉) シカの親子
二本松展望地が見えてきた 崖に器用に立つシカたち(逃げていく) 二本松橋が見えてきた

↑二本松展望地が見えてきた。霧で見えにくいのだが、切り立った崖に鹿が5、6頭いると、ガイドさんがおしえてくれた。我々に気づいたら、すぐさま、ほとんど垂直の崖を起用に水平に走っていった。

←→次に出会えたのは、カワセミ。向こうを向いているが魚らしきものを銜えているようす。カワセミはうちの近くの公園でもよく見るが、いつ見ても美しい鳥だ。

カワセミ   ズームでカワセミ

←←湿原に咲いているこの花はオオハンゴウソウ。ハンゴウソウは日本のものだが、オオハンゴウソウは外来種だそうだ。ほかにも外来種のセイタカアワダチソウが増えて問題になっている。これらの外来種だけを鹿が食べてくれればいいのだが、そんなに都合よくはいかないようだ。

←シカの親子。とにかくシカはこの先もよく見ることになる。
オオハンゴウソウ また鹿の親子

←普段はこんなに水がないところだが、増水して川のようになっているところを回っていく。

→ガイドさんが木の上にオジロワシがいると教えてくれた。お尻が白いところまでは見えないが、まだ眠いのかあくびをしていた。
このあとの私の失敗も上から見下ろしてきっと笑っていたに違いない。
    あくびをするオジロワシ
←草のあるところにカヌーを寄せて、ティータイム。ガイドさんから暖かい紅茶をいただき、体が芯から温まった。おいしいマフィンもいただき満足。
ティータイム中、後ろの木に鳥がいると教えてくれた。振り返るとカワセミ科のクッカバラのような大きめの鳥が枝にとまっている。初めて見る鳥だと思い、写真を何枚か撮っていたら、その鳥の上に小さな鳥がとまった。これも珍しいし、さっきからこの大きな鳥は全く動かない。おかしいと思って撮った写真をモニタで見たら、その正体は右の写真。ものすごく恥ずかしかった。
珍しい鳥が!?(ここでティータイム)   正体は木の枝。小さな鳥は本物

 

●カヌー川下り〜塘路湖 後半

   
→木々が水につかり、まるでマングローブ状態。

→→葉っぱはカエデのように見えないが、これもカエデの一種。種がカエデの種。



増水により木々が水につかっている

カエデの種

←→ツルのつがいを発見!黄色の花に囲まれた湿地に美しいタンチョウが2羽。絵になる光景。

↓(左)蜘蛛の巣に霧の水滴がついているので蜘蛛の巣がはっきりと見える。(真ん中)立ち枯れした木々。(右)水面に波がないので、鏡のように木々が映っている。
●ツルを発見   黄色い花とツル
霧の水滴がついた蜘蛛の巣 立ち枯れの木々
←→アカゲラがいますよ!とガイドさんがおしえてくれた。あっ、本当だ。いるいる。コゲラはよく見るが、アカゲラは見たことがなかったので感激!お腹の下が赤くて、羽根の下が市松模様のようになっていてとても美しい。顔もその模様からまるで歌舞伎役者のよう。
でもこのアカゲラの頭は赤くない。あとから調べると、頭が赤いのはオスで、メスは黒いのだそうだ。
美しい模様のアカゲラ   後ろ姿
霧の向こうにお日様が 他のカヌー川下りの人たち 増水している湿地にはまってしまった!?
葉っぱが偏っている(菌えい) カモのつがい 水にかなりつかっている

→トンビが空を舞い、木の上にとまった。

→→ちょうど鉄橋が見え始めたころ、電車が近づく音が。。。しばらくすると電車がやってきた。

  トンビ タイミングよく電車が通った

→鉄橋と道路の下を潜る。何の気だろうか。ハンノキの木?葉が落ちて実のなった木は蜘蛛のお気に入りの場所なのだろうか、蜘蛛の巣が木全体にアートを作り出している。

→→向こうに塘路湖が見えてくる。

  ハンノキの実と蜘蛛の巣 塘路湖へ

←狭い川から広い塘路湖に出た。広い湖には他のカヌーも見える。

→↓水面にふわふわと浮いている植物はヒシだそうだ。小さな白い花が咲いているものもある。ヒシは全国の湖沼で最も普通な水草だそうだ。

塘路湖のカヌー   ●ヒシ
←ガイドさんがヒシの実を取って手渡してくれた。両側にとげがあって、とてもユニークな形。「アイヌ民族はヒシの実を『ペカンペ』と呼び、湖畔のコタンの住民にとっては重要な食糧とされていた」そうだ。茹でると栗のような味がするらしい。

↓この後、湖から出てまた元の川に戻り、鉄橋を潜って、2時間あまりのカヌー川下りが終わった。本当にいろんな種類の動植物に出会えて有意義な体験だった。
ヒシの花 ヒシの実:時間が経つと黒くなる  
湖の向こう岸にサギ 少し紅葉 ここでカヌー終わり

 

湿原体験ガイド - 音羽橋    
←カヌーと登山の次の日、ホテルTAITOの窓からは美しい朝焼けが見える。今日もまた早朝からのアクティビティ。5時出発で湿原体験ガイドのツアー。

→まずは、音羽橋(おとわばし)。タンチョウと 幻想的な風景を観察できる場所として厳冬でも早朝から多くのカメラマンが訪れるスポット。望遠鏡で遠くにいるツルを観察。肉眼では見えにくいが、望遠鏡だと見える。でも今日は多くのツルがすでに飛び立った後だったようだ。
美しい朝やけ

 

幻想的な音羽橋からの風景

→ガイドさんが三脚付きのカメラでズームアップした美しい光景をモニタで見せてくれた。なんと鶴の写真で有名な写真家であり、ホテルオーナーの和田正宏さんご自身がガイドをしてくれているのだ。なんと贅沢なツアー!

→和田さんがカメラを縦向きで撮っていたので自分のカメラも縦向きにしてレンズを除いたがやはりレンズの倍率が小さすぎてツルが米粒ぐらいの大きさにしか見えないがにわかプロになった気分でシャッターを押す。

●クリックで縦向きの写真 つがいが2組いる

←湿原に向かって鶴居村を車が走る。霧が広がり幻想的な絵になる景色。この霧は夜間の放射冷却により生じた霧だそうだ。湿原に漂う霧は海から侵入してくる霧。

視界いっぱいに広がる畑で育てているのは、酪農用の牧草と飼料。搾ったミルクはハーゲンダーツのアイスクリームにも使われているそうだ。
霧で幻想的な鶴居村  

 

湿原体験ガイド - トレッキング開始  

キラコタン岬という標識のある入口から、キラコタン岬までのトレッキング開始(6:10)。

岬?海まで歩くの?と思うかもしれないが、はるか昔、湿原がまだ海だったときに岬だったところが今も岬と呼ばれているのだ。なんともノスタルジック。その岬までのトレッキング。

 


キラコタン岬:
「キラコタン岬は1920年代に絶滅したかと思われていたタンチョウが再発見された場所の一つ。長い間、人を簡単に寄せ付けないゆえの湿原の聖域と謳われる場所でもある。」

釧路湿原の特別保護区域で、許可がないといけない場所。

 



←←左側はシカの足音。

←右側はキツネの足跡。

二本の線はシカの足跡 キツネの足跡  

ホザキシモツケ

トリカブト(デイジー) セイタカアワダチソウ(アラゲハンゴンソウ)
→↑道の両側は笹で覆われているがその中に、フキの大きな葉っぱや、ホザキシモツケ、トリカブト、セイタカアワダチソウ、キオン、ハンゴンソウ、デイジーなどの花がポツリポツリと咲いている。

↑トリカブトの葉っぱはヨモギの葉っぱによく似ていることから、ヨモギ餅にトリカブトの葉っぱが混じることがあるそうだ。根っこほど毒は強くないが、葉っぱにも少しは毒があるそうだ。


↓芸術的な蜘蛛の巣があちこちで見られる。どれもドーム型に作られ、しかも白く光っているので、これも立派なアート。

これは霧の水蒸気がついているため白く目立つそうで、ガイドさんが蜘蛛の巣についている露をはじくと、前ほど目立たなくなった。これからもこの蜘蛛の巣アートは何度も目にすることになる。とても印象的な光景。
     
  蜘蛛の巣のアート  
→エゾノコリンゴの木を育てているがシカに食べられないように周りを白いもので囲んで保護しているそうだ。 このあと、エゾノコリンゴの大きな木を見ることになる。
    セイタカアワダチソウの群落

 

←これはセイヨウノコギリソウでヤロウとも呼ばれハーブ茶として飲まれているのだそうだ。葉っぱがレース編みのように美しい(マウスオーバー)。でもこれは外来種。

→道の真ん中に土がこんもり盛られている。土をどけるとそこには小さな穴が開いている。この穴の中が地蜂の巣だそうだ。
セイヨウノコギリソウ(レース葉っぱ)   地蜂の巣
←トウキョウトガリネズミの死骸。目印に棒を立てている。トウキョウトガリネズミは世界最小の哺乳類。北海道にしかいないのに「トウキョウ」の名がついているのは、「エゾ」を間違って「エド」と書いてしまったため。 「〜ネズミ」とあるが、モグラなどに近いグループ。往路で見つかったのは腐敗がかなり進んでいた(マウスオーバー)。

←復路ではまだ腐敗していないトウキョウトガリネズミが見つかった。頭の先がとがっているのが特長。目はあるが見えるのかどうか。
食虫植物の一種、モウセンゴケ トウキョウトガリネズミの死骸(腐敗)  

 

湿原体験ガイド - 天然記念物釧路湿原指定区域  

→ここからは天然記念物釧路湿原指定区域に入る(6:55)。外来種が入るのを防ぐために、ここで靴をこすって外来植物の種子を落とす。このように万全の注意を払っていても、たまには外来種が生えてくることがあるらしく、そのときはすぐに取り除くらしい。

ここから指定区域 長靴の裏についた外来種の種を落とす
→大きなこの木はエゾノコリンゴの木。北海道に生育するコリンゴ(ズミ)のことなので、ズミによく似ているのだろう。
春には白い花、秋になると直径1pぐらいの赤い実が地面いっぱいに落ちるそうだ。

  エゾノコリンゴの木 こごみ


泥炭地:湿原の植物がつめたい水につかったまま分解せずに堆積したもの。

ガイドさんが泥炭地の上でジャンプをしたら、その周囲の土地がそれに伴って少し揺れた。ポールを突き刺したら1mぐらい中に入った。このビート(泥炭)は、Hotel TAITOの温泉にも使われていて、湯が茶色だったのはこのビートの色だとのこと。

→スゲという植物がヤチボウズの正体。
赤くなる前のマムシグサの実   ヤチボウズ

 

←うっそうとした森の中、いますぐそこに熊が出てきても全くおかしくない雰囲気。緊張感が走る。ガイドさんが熊除けにポールで木の幹を打って音を出しながら進んでいく。

ガイドさん曰く、「熊の方もこの時間は人間が歩いているのを知っているから出てこないだろう」。

熊が出そうな雰囲気   サルノコシカケ(キオン)



↑サルノコシカケを見つけたが、ここにはサルはいない。誰が腰かけるのだろうか。

←←視界が開けた。この向こうがキラコタン岬。

↓キラコタン岬は湿原に突き出た丘陵地で、はるか昔はここまで海だったということ。海がこのような湿原になるまでに気が遠くなるほどの年月がかかったことだろう。

岬の先端へ トリカブトとキオンの群落  
  キラコタン岬からの湿原とチルワツナイ川  


←もう少し上に上ったところでミズナラの木の間から、今度は湿原を見下ろす。美しいチルワツナイ川の蛇行が見える。望遠鏡で動物を探す。
→ガイドさんが遠くにツルのつがいがいると教えてくれた。でも望遠鏡でやっと米粒程度に見えるぐらい。
山手線がすっぽりと入るほど広大なこの手つかずの湿原は動物たちにとっては楽園に違いない。
↓ここからもと来た道を戻る。

湿原にチルワツナイ川   ツルが2羽
笹がないこの土地の下は水 熊の寝床 キツツキ→モモンガの家

↑木にできた穴は、もともとキツツキの巣だったが、地面に近い低いところに巣をつくったため、キツツキはアオダイショウに食べられたのだそうだ。空き家になったこの巣には今はモモンガが住んでいるのだそうだ。
←ガイドさんが少し前にこの向こうの山一帯を買ったというお話をしてくれた。なんでも木を切る計画があったが止められず、購入を決断したそうだ。木を切ると湿原に土砂が流れ込み、乾燥が進むとタンチョウが住めなくなるそうだ。タンチョウをまもっていただきありがとうございます!

ツルが巣を作る材料、アシ=ヨシ    


←ヤチハンノキ、ミズナラ、シラカンバが多いなか、かなり戻ってきたところでカラマツ林があった。 秋になると黄金色に輝くにちがいない。

→キキョウ科ツルニンジン属の花。これより少し大きい花はジイソブといわれる。

唐松林   バアソブ

 

道中 - ツル  

→↓トレッキングからの帰り道、ツルが道路を歩きながら渡って酪農家の敷地に入っていくところを発見。
牛のいる隣で、ツルの親子が庭に落ちているコーンなどを食べている。牛たちも酪農家の人たちもびっくりすることなく、これが日常茶飯事だという。

道路を渡って酪農家に入っていくツル 酪農家の庭に落ちている穀物を食べている
←ひなは生まれて翌年の3月ごろまで親鳥とともに行動するそうだ。ひなは背中に茶色い模様が残っている。

鶴居村ではこのように各酪農家の土地がそれぞれのツル親子の縄張りになっていて、このようにツルが縄張りの家の庭や畑にやってくるらしい。人間や動物と共存しているようだ。

→この後、ホテルTAITOまで戻っていった。このツアーもいい経験になった。


ツルの親子   ホテルTAITO

 

くしろ湿原ノロッコ号  

今度は、釧路駅と塘路駅間の湿原を行く観光列車に乗って、列車から湿原を眺める。

片道40分で往復したが車窓からの美しい風景を眺めているとあっという間だった。

岩保木水門

オジロワシ(?)が飛んでいる

←川を下るカヌーの人たちと電車に乗っている人たちがお互いに手を振り合う。

↓ノロッコ号の終着駅、塘路駅。前日の早朝カヌーを漕いだ場所の近く。

↓今年30周年を迎えるノロッコ号。


川を下るカヌー    
塘路駅 塘路駅にとまったノロッコ号 車道で出会ったキツネ

 

釧路市丹頂鶴自然公園  

夏のシーズンに多くのツルを一度に見ることができるのはここだけ。

→広い湿地のような敷地につがいごとに網で仕切りがしてある。それがずっと向こうまで続いている。そこにいたのは全部で14羽か16羽ぐらいだっただろうか。。。

左側にツルのつがいがずらっといる

 


←←この丸い蓋のようなものを回すと覗き込める。写真もそこから撮れる。ツルの頭の絵になっているところがおもしろい。

←ところどころにクイズが書かれた板が網にかかっていてツルのことをいろいろ学べるようになっている。ちなみにツルの頭の上の赤い色は地肌だそう。

ここからのぞける    


←1羽のツルがスタスタスタと隣との仕切りの網のところまで行ったかと思うと、いきなり、「コー、カッカッ」と大きな鳴き声が始まった。網の向こう側にはつがいがこちらに向かって鳴いている。
これは何が始まったのか。圧倒されてビデオを撮ることもできず、しばらく見ていたら1分ぐらい続いた後終わり、何事もなかったかのようにどちらのツルも元の位置に戻っていった。あとで聞くと、これは威嚇だったとのこと。

このツルが隣のツルのつがいに行って→ ●威嚇  


右はツルの足跡。

←エサを食べているツル。

↓タンチョウは寝るとき片脚立ちになる。寝ているのにどうやってバランスを取っているのかとても不思議だ。
下の写真は、おもしろい片脚立ちの写真。

     
     

←それぞれの縄張りにツルのつがいの名前や生年月日が書かれている。
かなり昔の1986年生まれのツルがいた。ということは33歳。ツルの寿命は60年ぐらいというから、まだまだ生きるに違いない。

→くちばしの先がないツルがいた。ちゃんとエサをついばむことができるのだろうか。このツルだけ人懐こく網の近くまで寄ってきた。くちばしがなくてもうまく食べる方法があるのか元気そうだったのでとりあえず一安心。

     

 

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