2012年8月3〜6日


今回は知床が目的だが、釧路空港を使用したので、釧路のザンギや炉辺焼きなども味わい、釧路湿原も展望台からちらっと見て、次の日、レンタカーで知床へ向かって出発。摩周湖経由で約3時間、オホーツク海の海辺の道路を走っていると、知床八景の中でも一番最初に出会えるオシンコシンの滝から始まり、花のオロンコ岩、クマやオジロワシなどに出会えたクルーズ、雨の羅臼湖トレッキング、知床五湖、そして奇跡的に見えた夕陽、そしてフレペの滝まで、知床の自然を盛りだくさん体験することができた。
そして、やっぱりこの旅も、最後の日は知床峠から羅臼に行き、『北の国から2002遺言』で純が住んでいた番屋を復元した「北の国から 純の番屋」で食事をして、しめくくった。今度は標津経由で釧路空港に戻っていた。

 

釧路  


←釧路空港経由なので、釧路湿原をちらっとでも見てみたい。夕方釧路空港に着いて、細岡展望台に釧路湿原を見に行った。曇っているし夕方だし、遠くは霧で見えないが、さすが日本最大の湿原、かなりの広さのようだ。今回は遠くから見るだけ。ぜひ今度は目的地として来てみたい。

釧路湿原   釧路はたまたまお祭りの最中だった

 

↑釧路はこの日ちょうどお祭りだった。さすが漁業の町、船の山車の行列のパレード。祭りの熱気は感じられたが、気温は20度にもいっていない。


←さすがツルの町

橋もライトもツル ツルのモニュメントがいたるところに  
鶴居村あたりを車で走っていると鶴が2羽 乳牛がいっぱい 「あぶりや」の魚はおいしかった
ホテルの朝食は和食のほかパン食べ放題 ENEOSがこんなにいっぱい(セミセルフも) 楽しげな地名

 

摩周湖  

霧の摩周湖はやっぱり霧 摩周湖にリスが  気温は20度以下

 

オシンコシンの滝  

 

滝といえば、かなり長い距離を歩いてやっとたどり着くイメージがあるが、この滝は道からも見え、実際階段を少し上れば到着。目の前に2本に分かれて流れる滝は圧倒的だ。

オシンコシンの滝が見えてきた

 

工事現場のバリケード柵が北海道!(シカ)

オシンコシンの滝入口(滝の説明)    道の駅、シリエトクレストランの時鮭セット

 

●オロンコ岩   


オロンコ岩を上る オロンコ岩頂上(木道を歩く) ●港を見下ろす
オロンコ岩はウトロ港の先の三角岩の隣にある高さ約60mの岩。岩の上にはこの階段で上る。段差が大きく急勾配の上、風がきついので注意が必要。とはいっても低いので10分もあれば頂上に着く。頂上はそんなに広くないが一面草花に覆われている。木道でぐるりと回れる。頂上からは、港、ウトロの町から、知床連山、オホーツク海を見渡せる。
オロンコ岩から見下ろしたゴジラ岩   かもめが眼下を飛んでいる

港のオロンコ岩や三角岩の向こうのオホーツク海に落ちる夕陽を夕陽台から見たかった。でもこの日は午前中雨で午後はずっと曇り。一筋のピンク色の帯は見えるものの、とても夕陽は見えそうになかったのであきらめてこの場所を離れたが、その少し後、西の空がいやに明るいので海辺の道に出たら、あの細い帯から夕陽が顔を出して海をオレンジ色に染めていた(写真一番上)。
  日の入り前の夕陽台からの風景
       
オロンコ岩は隠れる場所の少ない場所だけにシカに席巻されることもないので、シカに食べられることなく残った知床の貴重な植物を観察することができる。6月から7月の花のピークは過ぎているが、それでもこのようにいろんな花を見ることができた。他の場所ではほとんどの花をシカに食べられているため、こんなにいろんな花を見ることはできない。
モイワシャジン     イブキジャコウソウ

クサフジ エゾシオガマ ハマナス エゾノヨモギギク
シロヨモギ チシマアザミ キンミズヒキ エゾノヨロイグサ
エゾカンゾウ ナガボノシロワレモコウ カセンソウ ノラニンジン

 

●知床五湖    
知床五湖を散策したかったのだが、いざ行ってみると、熊が出たため閉鎖とのこと。残念!
五湖が閉鎖されてもまだ高架木道がある。高架木道はヒグマが登らないよう高さが2〜4m あり、さらに電気柵を備えている。全長は一湖の湖畔展望台までの800mなのであっという間に到着。本当なら一湖の向こうには知床連山が見えるはずだが、雨あがりで山は雲の中。

知床フィールドハウス  

ここから高架木道スタート

クマがそばにこれないように電気柵 木道がずっと向こうまで続く ●シカの親子?
一湖の向こうの山は雲の中 草原(向こうはオホーツク海) キオン

↑木道から見えるのは黄色の花ばかり。シカもクマも黄色の花は食べないので、黄色の花だけ残っている。
←知床フィールドハウスを出て少し道を走ったところになんとクマがいるではないか。五湖散策路どころか、こんな道にクマがいるのだから、散策路が閉鎖されるのは当然かも。車の中にいてよかった。。。と同時にこんな近くでクマに出会えてよかった。

帰りに道路にクマが 車のすぐ前に  

 

●夕陽台    


港のオロンコ岩や三角岩の向こうのオホーツク海に落ちる夕陽を夕陽台から見たかった。でもこの日は午前中雨で午後はずっと曇り。一筋のピンク色の帯は見えるものの、とても夕陽は見えそうになかったのであきらめてこの場所を離れたが、そのわずか10分後、西の空がいやに明るいので海辺の道に出たら、あの細い帯から夕陽が顔を出して海をオレンジ色に染めていた(写真一番上)。

  日の入り前の夕陽台からの風景


夕陽台からはオロンコ岩などが見える オロンコ岩の頂上はこんな感じ ここにもシカが

 

●フレペの滝:遊歩道をぐるりとまわって1時間ぐらい   


フレペの滝はクルージングで海からも見た。今度は、陸から見に行く。フレペの滝は知床自然センターの右裏の入り口から歩いて20分ぐらいのところ。遊歩道は林あり草原ありでぐるりと回るだけでもとても気持ちのいいお散歩コース。この滝に至る遊歩道には、知床半島の様々な環境がコンパクトにまとめられているとのこと。クマ情報を確認してから出発!



  知床自然センター

フレペの滝遊歩道の入り口

最初は林の中(林を抜けたら草原) カシワの木が多い(くもの巣) 分岐点はどっちを歩いてもOK
草原にキオン(アリ) 左奥がフレペの滝展望台 ●フレペの滝
よく見ると、川がないのに滝が流れているのはとても不思議。
「フレペの滝には流れ込む川がなく、断崖の途中から地下水が湧き出ている不思議な滝。遊歩道の下は水を通る層(風化した溶岩)と水を通さない層(溶岩台地)からなっていて、降り出した雨や雪解け水が地下水となって流れ、断崖からオホーツク海へそそぐ美しい滝となっている。」とのこと。
海から来たときはこの下から見上げた ズームで海鳥が見える、白いのはフン  
往きは右から来たので帰りは左へ ノビタキ エゾシカ
       
キオン ナミキソウ カラフトホソバハコベ

 

●羅臼    



知床横断道路を羅臼へ。知床峠あたりは霧で残念ながら何も見えない。ダケカンバで覆われた山々を見ながら、羅臼に到着。霧はないが、やはり曇っている。根室海峡の向こうになんとか、国後島が見えた。


知床峠は霧でこんな感じ  

羅臼岳の上にはかさ雲が

ダケカンバが多い 結が働いていたコンビニ「あずまや」 根室海峡には向こうに国後島がなんとか
『北の国から2002遺言』であの結が働いていたコンビニ「あずまや」を見つけた。海沿いにある「純の番屋」(純の住んでいた番屋を復元)は根強いファンでいっぱいだった。壁にはロケ時の写真があちこちに張られていた。
 

「北の国から 純の番屋」

サメカレイの煮付け(時鮭定食)

戻る