雲取山からの富士山
ご来光で赤く染まった富士山
 
雲取山鴨沢→七つ石山→雲取奥多摩小屋→小雲取山→雲取山荘→雲取山→三条たるみ→三条の湯→お祭り→鴨沢
年月日 1999年11月27日〜28日
地域東京都・山梨県
2017m
天気晴れ
ひとこと頂上からの展望(ご来光)に感激!
温泉のめこいの湯
 

 

 ▲ばてばてハイキング▼ 
   


あともう少し頑張ればあの新築ログハウスの雲取山荘に着くのに...。もうだめだ。これ以上は歩けない、と急な上りの前でとうとう腰を下ろしてしまった。今晩は雲取山荘ではなく、このすぐ近くの別の山小屋に泊まることになるのかな...。いや、絶対に雲取山荘まで歩く!一度はあきらめかけたが、歯を食いしばってまたゆっくり歩き始めた。そこから急な上りをひとつ超えたあとは、実際それほど厳しいところはなかった。得意な平地になると足早に歩き始めた。山の向こうに隠れた太陽が残していったわずかな光を頼りに、雲取山荘にやっとたどり着くことができた。大変だっただけに、大きな達成感に満たされた。歩くのをやめると、寒さが待っていたかのように襲ってきた。ばてばてのせいか、夕食は豚汁しかのどに通らなかった。

 

 

  ▲新築ログハウスの雲取山荘▼
   

雲取山荘

 この10月に建て替えたばかりの新築丸太作りの山荘。きれいで、明るくて、暖かい。木のぬくもりを感じる。おまけに布団は全部ダウン。山小屋定番の隙間風やかび臭いせんべい布団はそこにはなかった。宿泊者はかなり多かったが、一人に布団一枚はなんとか確保できた。
普通の山小屋ではなかなか寝られない私もこれなら今晩は寝られると思ったが、大部屋に詰め込まれた人たちの寝言やいびきが気になって結局寝られなかった。
雲取山荘  

 

▲東京都最高峰からの展望▼ 
   
翌朝5時に起きて、頂上目指して登ること30分。ご来光に間に合った。赤く染まった遠く太陽が出る空の先に、あの新宿の高層ビル街がかすかに見えた(ような気がした)。向かって右手の富士山も日の出の洗礼を受けて赤く染まっていた (一番上の写真) 。

山小屋の近くで朝食を済ませたあと下山。途中で林道がだらだらと何時間も続いた。「お祭り 」経由で奥多摩湖沿いの駐車場に戻っていった。
 山頂からのご来光
  頂上からのご来光