遠くから見る千畳敷
 
木曽駒ケ岳ロープウェイ乗り場行きバス停→ロープウェイ乗り場→千畳敷→中岳→木曽駒ケ岳→往きの逆
年月日 2003年10月4日〜5日
地域中央アルプス
2956m
天気晴れ
ひとことらくらくハイキング、レトロな奈良井宿
温泉こぶしの湯(信州駒ヶ根高原)
 

 

  ▲他力登山▼
  


千畳敷カール

 

木曽の御嶽山で知られる木曽の山に初めて挑戦、といっても途中までロープウェイを使う他力登山。前の晩にロープウェイ乗り場行きバス停のある駐車場に車を停めて仮眠。
翌朝5時起床。バス停にはすでに列ができている。始発バスはあきらめた。とりあえず急いで準備して長い列に並ぶ。待ち時間は心配していたほど長くなく、30分で6台目ぐらいのバスに乗れた。
ロープウェイ乗り場でも長い列ができていたが、途中から整理券を発行してくれたので、並ばずに待つことができた。千畳敷までロープウェイで8分。一気に2600mまで運んでくれる。千畳敷からは南アルプス、遠くは富士山まで見渡せる。

   

 

▲鮮やかな紅葉はどこ?▼  
  

スプーンで抉り取ったような千畳敷カールはすばらしい光景をつくっていたが、その周囲に鮮やかな紅葉はなかった。ずっと暖かい日が続いていたからだろうか。さあ、ここから千畳敷の向こう側にある木曾駒ケ岳山頂に向かってハイキング開始。いちおう紅葉の時期なので人が多く登山道に行列ができる。2〜3歩歩いては止まるの繰返しで急登でも疲れない。中岳の頂上では目的地の木曾駒ケ岳とその向こうに御嶽山が姿を見せる(右の写真)。 一度下ってからなだらかな斜面を登るともう木曾駒ケ岳の頂上に着いた。
頂上でおにぎりを食べたら(午前9時ごろ)下る。しばらくすると、雪のようなものが舞い降りてきた。冷たい風にあたる顔が痛い。温度は4℃。さっさと下る。下りのロープウェイ乗り場ではあまり待つことなく、30分後にはロープウェイに乗っていた。バスにもすぐに乗れて、すべてが思っていたよりスムーズに進み、最初から最後までらくらくハイキングだった。

 
木曽駒ケ岳(手前)と御岳山

 

 

▲奈良井宿▼
  

奈良井宿
 車は奈良井宿をめざして、農村道を走る。晴天の農道を走る車からは、山の緑そして稲の黄金色が空の青に映えてとってものどかで気持ちいい。

くねくね峠を越えて、木曾の奈良井塾に到着。
昔のままの町並みがそのまま残っている。木だけで作られた黒とこげ茶の家並みは統一されていて美しい。各家の郵便受けも赤ではなく、こげ茶色に塗られている。飛騨高山ほど観光化されておらず、観光客も少なめ。車も人もいないと江戸時代にタイムスリップしたような錯覚に陥る。とってもレトロチックで素朴で癒される。

   
 

<名物特集>
駒ヶ根名物「ソースかつ丼」
: ご飯の上にキャベツを敷き、その上にサクサクと切った揚げたてのカツをのせ、マル秘ソースをたっぷりかけて熱いうちに食べる。卵の部分がない分さっぱりしている。ソースはしっかりした味。おいしい。
伊那名物「ローメン」: 伊那市で生まれた自慢の麺料理。マトンとキャベツを具にした蒸しソバ。好みで、すりにんにくやお酢を足して味を調節して食べる。癖になる味ということで食べたが、う〜ん、まずこの味に慣れるのに時間がかかりそう。