美しの塔と霧の中の王ヶ頭(牛たち)
 
美ヶ原山本小屋→美しの塔→塩くれ場→王ヶ頭→王ヶ鼻→往きの逆
年月日2007年7月26日
地域長野県
2034m
天気

曇り

ひとことお花と牛たちを見ながらのどかな草原を歩く
地図

歩いたコースはこちらです

 

 

  ▲美ヶ原の山本小屋まで▼
  


霧ヶ峰のニッコウキスゲ(山本小屋)

牧場 (牧場の中の道)

 

数年ぶりに○○ツアーを利用して、美ヶ原をハイキング。
マイクロバスには満員の23人が乗り込み、新宿を朝7時半に出発。
赤と白のキョウチクトウやムクゲの花に縁取られた中央道を走っているころはまだ晴れ間もうっすら見えていたが、やはり天気予報どおり次第に曇ってきた。

諏訪インターで高速を降りてビーナスラインを走る。車山高原の入り口では「ニッコウキスゲは頂上で満開です」とある。霧ヶ峰にやって来ると、バスの中から草原がニッコウキスゲで黄色く彩られているのが見える(写真左上)。果たして美ヶ原にはどんなお花が咲いているのかしら。やっぱりキスゲがいっぱい咲いているのかな。。。

その後バスが1600m地点から1800m、1900mと標高を上げていくにつれて雨が落ちてきた。やっぱり雨の中でのハイキングとなるのか。。。予想はしていたもののちょっとがっかり。でもハイキング出発地点の山本小屋(写真左上マウスオーバー)に到着したときには雨は止んでいた。ラッキー!

雨は降っていないものの周囲は霧に覆われていて展望は悪い。もともと今日は展望を期待していなかったので、足元のお花を見ながらのハイキングを楽しもうと、すぐに気持ちを切り替えた。

 

▲山本小屋〜塩くれ場▼  
  

さて、23人のハイキング開始(12:00)。先頭と最後に添乗員さんが付いていてくれる。牧場の中の道を歩き始めるといきなり両側にお花がずらり(写真右マウスオーバー)。テガタチドリ(初めて出会った)やウツボグサ、そしてハクサンフウロなどがいっぱい(個々のお花の写真はお花畑のボタンをクリック)。次から次へとカメラにその可憐なお花を収めていっていると案の定、グループの最後を歩くことになってしまった。というか、写真を撮っては小走りでグループの最後に追いつくといったありさま。

「美しの塔」で最初の休憩(12:15)。ここでみんなに追いついた。塔の後ろに回って鐘を鳴らす。この鐘は、かつて霧に迷った登山者に位置を知らせるために取り付けたそうだ。ということは、この辺は今日のように霧に覆われることが多いのだろう。塔の後方には、霧の中に隠れている王ガ頭が、その電波塔とともに時折シルエットを見せている(写真右上)。すぐに歩きを再開。オダマキの花が増えてきた。そして牧場の牛が近くに見えてきた。

「塩くれ場」まで来ると(12:30)、草を食む牛たちのなかに、岩を舐めている牛たちがいる(写真右下)。説明板には、「美ヶ原牧場は、明治32年に開設され、毎年5月から放牧が始まり、10月には閉牧されます。昭和45年ごろに牧区が整備されるまでは、この地籍の平らな石の上で牛馬に塩をくれたところから、「塩くれ場」と呼ばれています」とある。今でも石の上に塩を与えているのか、それとも石自体が岩塩なのように塩味なのかはよくわからないが、確かに石がへこんでいる(写真右下マウスオーバー)。

 
美しの塔(お花畑)


石を舐める牛たち(へこんだ石)

 

 

▲塩くれ場〜王ヶ頭〜王ヶ鼻〜山本小屋▼
  


王ヶ頭(山頂)(霧に包み込まれた電波塔)


王ヶ鼻からの展望なし(石仏)


視野が少し開けた(王ヶ頭へ)

 

「塩くれ場」から右に曲がって、のどかな牧場の中の平坦な道を歩く。途中から、ウスユキソウやコウリンカの花たちも加わる。相変わらず列の最後で写真をばしばし撮っていたら、私のようなコンパクトカメラではなく、一眼レフのデジカメでかっこよくお花の写真をばしばし撮っている女性がいた。コンパクトと一眼レフではレベルが違うが、写真撮りに夢中になっている仲間がいてよかった。このハイキングで見つけたたった一輪のマツムシソウも一緒にカメラを向けた。霧ヶ峰に一面咲き乱れているキスゲはここではたまに見かける程度だ。

次第に霧が濃くなり、20m先さえ見えないくらいになってきた。急に現れたグレーの影は王ヶ頭のホテルだった。そしてそのすぐ先が山頂の王ヶ頭(2034m)(写真左上)(13:00)。もちろん展望も全くなく残念なのだが、すぐそこに数本立っている電波塔(数えると実際12塔もあった)の鉄のかたまりを霧がやわらかく包み込んでくれているのはうれしい(写真左上マウスオーバー)。

ここでお昼休憩。隣でお昼を食べていた方は、山歩きには必ずツアーを利用しているとのこと。しかもいろんな会社のツアーでかなりの山に登っているようす。

この後、王ヶ鼻に向かう(13:40)。相変わらず霧の中を20分ほど歩いて到着(14:00)。名前どおり鼻の先のようなところに岩場があり、石仏が祭られている(写真左中央マウスオーバー)。すべて御嶽山の方を向いているそうだ。もちろん展望はゼロ。この岩の向こうは断崖になっているはずなのだが真っ白で何も見えない(写真左中央)。近くにいた人が、「ここには10回ぐらい来たがいつも曇りか雨かまたは雷が鳴っているかで、今日はまだいいほうだ」と言っていたが、これを聞いてちょっと安心した。

今度は山の中腹を通って王ヶ頭まで戻ってくると(14:30)青空が少し顔を出し、なだらかな草原が遠くまで見えた(写真左下)。今更とは思ってもやはりうれしい。でもあっという間にまた霧が広がった。美しの塔あたりまで戻って来ると、また明るくなった。遠く山本小屋方面の丘でのんびりしている牛たちにお日様のスポットライトが当たっている(写真下パノラマ)。のどかな風景に癒された。出発地点の山元小屋に戻って(15:20)、こけももミックスアイスクリームを食べた。

 
   
霧の中のパストラルなシルエットシンメトリックな牛(カメラ目線の牛)お花畑
霧の中を王ヶ頭へ歩く(帰り)王ヶ鼻から王ヶ頭へ戻る山本小屋のこけももミックスアイスクリーム
 
帰りに「美しの塔」あたりから山本小屋方面の放牧地を眺めたところ