雨に濡れるあじさい山
 
あじさい山麦原入口→(あじさい街道)→住吉神社→あじさい橋→あじさい山展望台→往きの逆
年月日2007年6月24日
地域秩父
380m
天気曇りのち雨
ひとこと山の斜面に埋め尽くされた美しいアジサイ
温泉

ゆうパークおごせ

 

 

  ▲あじさい街道▼
  


あじさい街道のあじさい

あじさい街道(帰り道)

 

天気は曇り。午後からは雨が降るらしい。山歩きにはあまりいい天気ではないが、アジサイを見るには格好の日かもしれない。
そこで秩父地方の大高取山の近くにある「あじさい山」へ行くことにした。
今回は山歩きというよりもアジサイを見ることが中心になる。あまり地図にも登場しないこの「あじさい山(あじさい山展望台)」は大高取山(376m)よりも少しだけ高くて標高380m。

こんな天気なので日曜日でも道中は渋滞することなくスムーズに流れ、越生(おごせ)には予定通りの時間に着く。越生自然休養村センターに車を駐車して歩き始める(10:30)。
少し歩いて麦原バス停のところを右に曲がると、そこからあじさい街道が始まる。

道の両側のところどころにアジサイが咲いている。次第にアジサイの量も多くなり、道の両側を青や白、ピンクのアジサイが縁取るようになる。車が行き交う林道を注意しながら歩き、右側に渡ったり、左側に渡ったりしてアジサイを観察し、写真を撮る。あじさい山公園まで約3kmのこのあじさい街道沿いには5,000株のあじさいが咲き誇るとのこと。

 

▲あじさい山▼  
  
街道をジグザグにゆっくり歩き、約1時間後に「あじさい山公園」入口に到着(11:35)。入口で入場料200円を払い、「あじさい橋」を渡る。道中すでにかなりのアジサイを見てきたが、真正面に見えるこの「あじさい山公園」は、山の北斜面一体がアジサイに埋め尽くされている(写真一番上)。なんと、5.6ヘクタールの園内に15,000株が植えられているとのこと。鎌倉のお寺に咲くアジサイのような情緒はないが、広さと花の多さではかなり見ごたえがありそうだ。

赤、青、白の手毬咲きやガクアジサイたちの間に作られた階段を上りながら斜面を見下ろしても見上げてもアジサイの色彩が美しい(写真右上)。

階段をどんどん上がっていくと、茎が茶色のアジサイの群落がある。葉までが茶色っぽくなっている部分がある。これはこういう種類なのだろうか、それとも最近の雨不足と猛暑のせいでこうなったのなのだろうか(写真右下)。。。かたつむりに雨が必要なように、アジサイにとっても雨は欠かせないもの。きっと大変だったにちがいない。

でも今日は違う。雨がぽつぽつ落ち始めた。斜面に咲くアジサイたちが待ちに待っていた雨に心を躍らせているように見える。

さらに階段を登っていくとアジサイの数も、この高さまで登ってくる人の数も少なくなる。最後の切石でできた滑りやすい道を登ると展望台に着く。ここがあじさい山の頂上。入口からゆっくり歩いて20分余り。

 


下からの眺め(上からの眺め)


茎が茶色のアジサイ

   
 山頂付近のアジサイ 
   
   

 

 

あじさい山展望台と雨に濡れたアジサイ
  


展望台(ベンチ)


アナベル

 

展望台には屋根のついた休憩場所がある(写真左上マウスオーバー)。雨脚が少し強くなってきたので、そこで雨宿りをする。ここからの展望は雨のせいかぼんやりしている。斜面に埋め尽くされたアジサイもここからだとあまり見えない(写真左上)。

帰りは上谷の大クスノキを見て最勝寺経由で帰ろうと思っていたが、雨があがりそうにもないし、雨に濡れたあじさいをもう一度観察したかったので、再び「あじさい山公園」を通って戻ることにする。

今度は中腹展望台経由で下ると、透明感のある白い「アナベル」といわれるアジサイの群落に出会う(写真左下)。アナベル自体は鎌倉でも見たことがあるが、この辺の斜面一帯がアナベルに埋め尽くされた光景はすばらしい!

帰りの「あじさい街道」では雨で生き返ったあじさいを満喫することができた。

このあと、「ゆうパークおごせ」で温泉に入り、「あじさい山公園」でいただいた割引券に載っていた「甚五郎」といううどん屋さんに行く。冷たいうどんにいろんな具がのっかった「ぶっかけうどん」を食べたが、うどんが見えないぐらいたっぷりのった具はもちろんのこと、のどごしのいいうどんとおいしいだしのコラボはなかなかのもの。他にも「あじさい」、「もみじ」、「こすもす」など花の名前や「冷汁うどん」などメニューも豊富。ちなみに、ご主人は元競輪をしていたようで自転車乗りは100円割引だそうだ。

   
 あじさい街道のアジサイ 
   
   
   
  
   
 「あじさい街道」と「あじさい山公園」の美しいアジサイの写真をもっともっとお見せします。