城郭歩き
 
南山城郭コース

SKビル→Nソウルタワー→フォトアイランド→国立中央劇場→バンヤンツリーホテル→亭子優秀眺望所→終点(奨忠体育間前)

年月日 2012年9月22日
地域 ソウル

262m (南山)

天気 晴れ
ひとこと

歴史を感じながらの城郭歩き

 

 

歩いたコース  ▲南大門近くSKビル〜蚕頭峰フォトアイランド手前▼
  


城郭(SKビル)

新旧の城郭(振り返って見た城郭)

また城郭が現れた

木々の間からコンクリートジャングル(階段)

 

ソウルでおいしいものをいっぱい食べるには、やっぱり体を動かさなくては。。。調べてみると、ソウルは城郭に囲まれた町。その城郭がまだかなり残っているし復元されているところもあるらしい、今回は城郭歩きで決まり。それもNソウルタワーを通る、一番手軽に歩ける南大門コース(約3時間)。

あまり資料がないので、とりあえず南大門市場にある観光インフォメーションでソウル城郭観光案内地図の日本語版をもらって出発。ちなみにスタッフの方も城郭歩きのことはあまり知らないようだった。この市場の屋台(写真下)でキンパプとチヂミを買ってお昼用に持って行く。

南大門市場から地下に入って会賢駅の上に出て南西に歩く。左手にSKビルが見えたらその手前を左に曲がる(10:00)。左側に城郭が延びている。新しい城郭の手前に昔の城郭が残っているところもある(写真左2番目)がビル群を後にして開けたところにやってくると昔の城郭はなくなり、真新しい城郭がずっと先まで延びている(写真左2番目マウスオーバー)。そこには城郭について日本語併記の説明書きがある。

「この城郭は1396年に築いたもので、朝鮮時代の首都である漢陽(現在のソウル)を取り囲んだ都城である。...各4つの大門と小門を設けている。太祖、世宗、粛宗代に築いた城壁は工夫と石材の形がそれぞれ違うため、時代経過に伴う技術変化を知ることができる。日帝強占期に行われた近代的都市化の過程で城壁と城門が破壊され一部だけが残されたが、独立後は今日に至るまで本来の姿を取り戻す努力が行われている。」

草原のような気持ちいい道を城郭に沿って緩やかに上っていくと、上り詰めたところでこの真新しい城郭が突然途切れた(写真下)。その向こうは広場になっている。広場を横切ることになるのでここはやめたのだろうか。城郭の内側に回ってみると階段のようになっていてちゃんと道があった(写真下パノラマ)。この階段を上ってくるにはSKビルのもう少し手前で左手に曲がるべきだったようだ。

白凡広場を横切りNソウルタワーが見える方向に歩いていく。その先右手に、安重根の銅像や記念館が見えてきた(10:30)。この先、まっすぐ進めばよかったのだが、そのままつられて右側の車道を下りてしまった。途中で階段を見つけてまた上に上っていくと、やっと正しい道からの階段と合流した。そのまま引き続き階段を上っていく。

木々の中、右側に城郭を見ながら階段をひたすら上っていく(写真左3番目)。どんどん標高を上げていき、木々の合間から町を見下ろせるようになる。木々の向こうにはすぐそこに大きなビル群が見える(写真左下)。

     
 南山市場の屋台でお昼を買っていく 城郭が切れる(城郭の説明) 白凡広場(ソウルタワー方向に向かう)
間違って車道に下りていった この標識まで下りてきてしまった すぐ近くの階段でまた上に上る
SKビルから延びる最近つくられた城郭

 

▲蚕頭峰フォトアイランド〜Nソウルタワー〜観光バス駐車場▼   
  

さらに上っていくと左手に「蚕頭峰フォトアイランド」という展望台がある(10:55)。少し突き出たところにあるこの展望台は、まるでソウルの町という舞台を見る特等席のようなところ。向こうに、ソウルで一番高い山、北漢山(ブッカンサン)があり、その手前が北岳山(ブガクサン)。そこからすぐ目の前まで高層ビルが迫ってきている。山々とそれに隣接する高層ビル群のコントラストはなかなか見ごたえがある(写真下パノラマ)。

遠く東や西方向に目を移すと、ものすごい数の高層マンションが高密度で立ち並んでいる。平野が少ないソウルに、韓国人口の約4分の1が住んでいるのだからこうなるのもしかたがないのかもしれない。

散策路に戻り、さらに上っていくと道が平らになったところで左手に公園のような小さな広場がある(11:05)。それほど広くないがどう使用すればいいのかわからないような運動用具がおかれている。このような用具はところどころで見ることになる。ベンチで少し休憩しているとその横をNソウルタワーに向かうロープウェイが通り過ぎていった。ロープウェイの到着駅、Nソウルタワーももうすぐのようだ。

建物が現れ人が多くなるとタワーの広場に着いた(11:20)。さすがに観光地だけあって人が多い。せっかくなのでタワーの展望台に上って360度の展望を楽しむ。やはり高さがあるので先ほどの展望台とはまた違ったビュー(写真下)を楽しむことができる。

高層ビル群の向こうに北村の韓屋の屋根(写真下)がカメラのズームで見える。真下を見ると今日上ってきた道を確認することができる。

展望を楽しんだら、城郭歩きに戻る(11:55)。城郭を右手に林の中を下っていく(写真右下)と観光バスの広い駐車場に出た(12:00)。観光バスでソウルタワーに来る場合は、ここでまでバスで来れるようだ。観光バスを横から見ると左右の端が丸くなっていて真ん中にソウルタワーの絵が描かれていてとてもかわいい。

 


かなり古そうな城郭(さらに上る)

歩いてきたコース(高層マンション群)

城郭を右手に今度は下る

     
蚕頭峰フォトアイランド展望台(入口) ソウルタワーはすぐそこ(階段の真ん中) タワーへのロープウェイが見えた
ギバボウシの花(運動用具) ソウルタワーへ(タワー広場にも城郭) かわいい観光バス(観光バス駐車場)
途中の蚕頭峰フォトアイランド展望台からの展望(一番高い山が北漢山(ブッカンサン)、その手前が北岳山(ブガクサン))

Nソウルタワーからの展望(クリックして拡大)

ズームで北村の韓屋が(タワー真下)

 

 

▲観光バス駐車場〜〜バンヤンツリーホテル〜終着地点▼
  


2回目の間違い(城郭を横切る道路)


城郭と遠くに高層マンション群(城郭の断面)


下方から下ってきた城郭を見上げる(木陰)


 

城郭とともにさらに車道を下っていく、。城郭は、道が横切っているところで一旦途切れる(12:05)。城郭に沿っていくならば山の上の方を歩いていくべきなのだろうが、何やら侵入禁止のようなものが道に置かれているので、そのままバスの通る車道に下りていった。これが今日の2回目の間違い(写真左上)。

この道をずっと下りていくと南側フォトアイランドという展望台がある(12:15)(写真下)。先ほど上ったソウルタワーが右後ろに見え、南西方向の展望がいい。さらに下っていくと、サングラスをかけたプードルを散歩させているおじさんに会った。そのおじさんは笑顔で何かしゃべりながらなぜか「日本」と書かれた犬用の小さなバケツを見せてくれた。時期が時期だけにちょっとほっとした。

沿道にコムラサキのきれいな紫色の実がたくさん生っている。林の中では烏ぐらいの大きさの黒と白のパターンの鳥をよく見かける。飛ぶと尾が広がってきれいな、日本では見かけない鳥だ。

この先の左側には山の上から木の階段が下りてきている。標識を見ると、「Castle Exploring Way」とある(12:30)。どうも先ほどの城郭に沿った山の上の道を進んでいればこの道に出てくるらしい(写真下)。かなり迂回したことになる。

国立中央劇場のすぐそばまで下りてきたところで小さな公園の木陰で持ってきたランチをいただく(12:45)(写真下)。国立中央劇場(13:10)の前の道路を渡り、地図と標識を頼りに、バンヤンツリーホテルの方に入って行き(13:15)、左脇の噴水の手前にある「Fortress Trail」と書かれた標識(この標識はここで初めて見た)(写真下)のところで柵の外に出てベランダのように作られた廊下のような道を歩く。この区間は城郭がない区間である。

左側のゴルフ練習場に沿って歩き、向こうに見えていた六角形の小さな建物までやってきた(13:25)。どうやらこれは亭子優秀眺望所と言われる展望台らしい。ここからまた城郭が始まり下っていく。城郭とその向こうに見える高層マンション群のコントラストがおもしろい(写真左真ん中)。

どんどん下っていき木陰をしばらく歩いていくとこのコースの最終地点に到着(13:45)。ちょうど建物と建物の間に下りてきた。道路をはさんで向こうにある奨忠体育館は取り壊し中(写真下)のようだった。この後東大入口駅まで歩いていった。

     
ギバボウシの花(ツタが這う城郭) 南側フォトアイランド(南西の展望) コムラサキの実(サングラスをかけた犬)
この鳥をよく見かける(オウギバボウシ) 道を間違えなければここに出てくる ランチ(国立中央劇場)

標識(木道を歩く)

向こうに展望台(ギボウシ) 終着地点(取り壊し中の奨忠体育館)