畑の中のアジサイたち

 

南沢あじさい山

JR武蔵五日市駅駐車場→駅南口→駅北口→深沢峡自然人村→南沢あじさい山→元来た道
年月日 2018年6月24日
地域 武蔵五日市
標高 N/A
天気 晴れ
ひとこと 忠一さんがひとりでアジサイを育てた山
 

 

歩いたコース  ▲武蔵五日市駅駐車場〜あじさい山入口▼
  


駅の北口には3人のジィージィー (休憩場)

ジィージィーとアジサイ

あじさい橋(あじさいガーデン?)

 

家の近くのアジサイは咲き始めが早かったためそろそろ終わりに近づいている。山の方に行けばまだ見ごろのアジサイはあるはず。そこで偶然ネットで見つけたのがこの南沢あじさい山。

なんでも南澤忠一さんという方がひとりで約半世紀(昭和40年代〜平成30年)をかけて、山を切り開き道をつくるところから始めて、アジサイを植えて育ててきたという。今はなんと一万株のあじさい山となっている。

現地にも駐車場はあるようだが30台しかないようなので、武蔵五日市駅の駐車場に車を停めて、駅の南口から北口に地下道を通り抜けて歩き始める(12:15)。さっそく案内人のジィージィーが現れた(写真左上)。

ジィージィーとはNHKプリンプリン物語の登場人物の一人で、人形を担当した人形作家の美術館があじさい山の近くにある。その赤いとんがり帽子に白い髭を蓄えたジィージィーが案内人として道中のところどころに立っている。

なので、ここからあじさい山まではジィージィーと案内標識に従って歩けばいい。駅からあじさい山までは歩いて40分かかるらしい。

民家の間の道をしばらく標識に沿って歩いていくと、やがて山の中の車道歩きになる。もちろんアジサイは道端にも咲いているし、そのほかにもいろんな花が目を楽しませてくれる(写真下)。

次第に山深くなってくると自然人村(キャンプ場)と穴澤天神社が現れた(12:45)(写真下)。その後現れたアジサイの群落は青色がとても美しい。その中にもジィージィーがいた(写真左真ん中)。

もう少し歩くとあじさい山の大きな看板が現れた(12:55)(写真左下)。ちょうどY字になっていて、あじさい山はあじさい橋(写真下)を渡って左側へ。橋を渡るとすぐにアジサイの美しいガーデンのようなものがある(写真左下マウスオーバー)が、ここはまだあじさい山ではない。

     
ジィージィーはこんな顔 ジィージィーと標識 ジィージィーがいるよ
ホタルブクロ ネジバナ(道端のアジサイ) 穴澤天神社 (自然人村)
あじさい橋 珍しいアジサイ アジサイ山はもうすぐだよ

 

▲あじさい山入口〜あじさい山▼   
  

さらに5分ほど歩くと臨時のテントのお店などが並んでいて、その中にあじさい山の入山料を払うところがある(入山料500円)(13:00)(写真右上マウスオーバー)。この入山料は百年先も続くように山を守るため、そしてさらに花を増やし整備するためのもの。

左手すぐにあるあじさい山入口から入る(13:05)(写真右上)。大きな美しいアジサイの花が両側からこぼれ落ちそうな細い道を上っていく(写真下)。両側にこれだけ見ごたえのあるアジサイの花を見ながら、そして感じながら歩くことができるのは本当に幸せなことだ。5分ぐらいすると休憩所があり多くの人が休んでいる。その向こうには畑もあるようだが、帰りに寄ることにして先に進む。

道が少し広くなり対岸が見えるようになる。なんと 対岸にもずらりとアジサイが咲いているではないか!それもずっと向こうまで。フォトスペースの標識のところには階段があって少し高いところに上ると対岸のアジサイがかなり向こうまでよく見える(写真下パノラマ)。

「20年でここまで」という標識が現れた。これは忠一さんが20年でここまで山を切り開いてアジサイを植えてきたということ。ところがアジサイの花は20年で終わらず、まだまだ続いたのだった。

あじさいの花が途絶えるところまでやってきた(13:20)。「もうすぐ半世紀!もっと素敵な山へ」という標識がある。すでにこんなにいっぱいアジサイがあって素敵な山なのにもっと素敵な山を目指しているようだ。しばらくしてまたやってきたら、今度はどこまで延びているだろうか。楽しみだ。

 


入り口(ここで入山料を払う)


20年でここまで(もうすぐ半世紀)



    ●印はクリックして拡大
●滝とアジサイとアヒルと ●こぼれそうなアジサイ ●アジサイ
●対岸にもアジサイ ●対岸にもアジサイ ●対岸のアジサイ
  ずっと続く対岸のアジサイ  

 

 

▲あじさい山〜元来た道▼

  


さらに階段を上っていく


●畑の中のアジサイ


●あじさい橋の向こうはガーデン?

 

山道はずっと続いている。南あじさい山の山頂を目指して引き続き歩いていく。森は深くなっていき、木の階段があるところまでやってきた(写真左上)(13:25)。手前を指している標識に「南あじさい山を経て武蔵五日市駅方面」とある。あれ?ということは南あじさい山はすでに通り過ぎたということ?どこだったのだろうか。

とりあえず、そこに階段があるので、もう少し上まで行ってみることにする。ジグザグ道をさくさくと上っていくと開けた場所に出た(写真下)(13:40)。ここからも武蔵五日市駅に行くことができるようだ。反対側をさらに上っていくと金比羅山・日の出山方面に行くようなので、ここで戻ることにした。

階段の下まで下りてきて、そのまま元来たあじさいの道を戻っていく。対岸に行く道の標識のところまで戻ってくると(13:50)、「山頂まで20分」という標識があるのに気付いた。この「山頂」はどの山の山頂のことだったのだろうか?ここから20分もかかるということは金比羅山の山頂のことかもしれない。結局、アジサイが咲き乱れるこの辺一帯をあじさい山と呼んでいるのだろう。

対岸への道には、「通行禁止」と書かれてひもが引かれている(写真下)。確かにそこは滑りそうなところなのだが、その部分だけが通行禁止なのか、それとも今日は対岸にはいけないのかがわからない。。。対岸に人がいないことはないが、たった2,3人だけのようなので、ちょっと残念だが行くのはやめた。対岸の道は、忠一さんの弟が道なき道を道にしたワイルドな道だそうだ。

入り口近くまで戻ってくると予定どおり畑に寄ってみた。畑にはふつうの野菜も育てられているのだが、アジサイの花がどんどん占領していっている感じだ(写真下)。開発中のあじさい茶用のあじさいを育てているそうだが、これら全部がお茶用なのかどうかはわからない。彩りよいアジサイたちの向こうにかやぶき屋根の家(個人宅)が見える景色が気に入りカメラのフレームに収めた(写真左真ん中)。

この後、入り口近くにある風情のあるカフェ、深沢小屋(写真下)でお茶をしようと思った(14:15)が満席のようだったので、そのまま駅の駐車場まで歩いて戻っていった(14:25〜15:05)。

     
ジグザグ道を上に(アジサイの向こうに) ここまで上ってきた 対岸への道に通行禁止
これもアジサイ? ●あじさい橋の向こうのガーデン
ジィージィーの横にヒョッコリ(ユキノシタ)

深沢小屋カフェ

アジサイのカラフルな蕾と花