木崎湖の展望

 

小熊山

小熊山直登コース(30分)
年月日 2018年5月4日
地域 安曇野
標高 1302.6m
天気 雨のち曇り時々晴れ
ひとこと 直登のコースに変更、短時間で山頂
 

 

安曇野に行く途中の美しい景色 早朝キャンプ場から見えた美しい虹
   
歩いたコース  ▲鹿島槍スポーツビレッジ〜木崎湖展望台▼
  


パッチワーク


山のいろんな緑

 

今年も安曇野の「かじかの里公園」のキャンプ場にテントを張った。ここもやはり季節が早く進んでいるようで桜の花はすでに散っていた。降っていた雨はあがって何とか持ちこたえているところ。

翌朝早く、きれいな虹を見た(写真上)ので天気はよくなるかと思われたが、道中、北アルプスの山々は雲に隠れたまま。白馬方向に車を走らせ鹿島槍黒沢高原にある鹿島槍スポーツビレッジに着いたときには大粒の雨が降り出した。ここから小熊山までのなだらかな稜線の3時間のハイキングコースを楽しもうと思っていたのに。。。やる気が一気に失せた。

こうなったら、とりあえず景色のいい展望台だけでも行っておきたい、ということで、このハイキングコースでもところどころ歩く林道(小熊黒沢線)をそのまま車で走り、木崎湖展望台(?)までやってきた(ここはパラグライダーのフライトパークにもなっているようだ)。雨はようやく止んだところだが木崎湖の展望はすでにくっきり(写真一番上と下のパノラマ写真)。

対岸の山々は常緑樹の濃い緑やいろんな広葉樹の萌黄色で塗られている(写真左下)。湖の脇の畑(田んぼ?)は美しいパッチワークを作り出している(写真左上)。

このパッチワークの隣の道路を走るたびに、そこから見える湖の向こうのなだらかな山並みを見て、稜線歩きが気持ちいいだろうなと思ったのがそもそもの始まりだった。名前が小熊山とわかり、そのかわいい名前にも魅せられてぜひいつか、と思っていた。

     
鹿島槍スポーツビレッジ ニョイスミレ? すがすがしいカラマツの新緑
木崎湖の展望

 

▲小熊山直登コース入口〜小熊山へ▼   
  

引き続きカラマツの新緑がすがすがしい林道、小熊黒沢線を走っていると、小熊山トレッキング直登コースの入り口の標識が見つかった。なんと30分で山頂に到着するということだ。

そこへハイカーが下りてきて止めていた車に乗って去っていった。車の駐車スペースも確保できたし、やっと天気も上向きになってきたようだし、せっかくなので、当初の目的であった小熊山にこの直登コースで上ることに決定(12:00)。

針葉樹と広葉樹の芽吹きが混じった明るい林の中を上っていくと左に曲がる。少し歩くと鮮やかなピンクのイワカガミが出迎えてくれた(写真右上)。こんなかわいいお花が出迎えてくれるとは予想していなかったので感激。この花は山頂までお伴してくれることになる。ツツジは蕾からようやく咲き始めたころ。

東側が木崎湖側だが、木々の芽吹きのカーテンがかかっていて木崎湖の一部がちらっと見えたり、見えなかったり(写真右下)。芽吹き前の冬ならもう少し展望がよかったにちがいない。

気が付くと青空になっていた。イワカガミとともに上ってきたこの道もようやく尾根に出て右に曲がったところに 小熊山の指標(12:35)。

 


イワカガミ

木崎湖が一部見える

     
小熊山への標識 上り(芽吹き) ツツジとイワカガミ
急登 ツツジ 青空(雪の重みでしなっている木々)

 

 

▲小熊山山頂〜下山▼

  


小熊山山頂

木崎湖が少し見える

 

山頂といっても、ほぼ平な稜線の途中にある指標(写真左上)で、右に行けばもともとハイキングを開始しようとしていた地点のある鹿島槍黒沢高原につながり、左に行けば木崎湖に下っていけるようだ。

地図を見ると少し黒沢高原寄りのところが標高が一番高いようなので少し歩いてみたが標識も何もなかった。木崎湖の一部がよく見えるところがある(写真左下)。山頂に戻ってお昼休憩。足元にはやはりここにもイワカガミが咲いている。

お昼休憩が終わり下山しようとしたら、ハイカーが一人上ってきた(13:10)。

帰りは元来た道をさくさくと下りて行き、最後に右に曲がって(わかりにくいので注意が必要)階段を下りて登山口に戻った(13:40)。

その後、引き続き萌黄色が美しい小熊黒沢線を走っていくと、木崎湖に下りてきた。ここから小熊山に登るコースもあり山頂までは3.5kmあるようだ。

この日もキャンプ泊して、次の朝早く帰路についた。皮肉にも帰る日が一番天気がよかった。

     
ムシカリ イワカガミ 西側方面の山々
萌黄色の中を走る 木崎湖から行くコース かじかの里公園(テント)