下生坂村から見る京ヶ倉(右)と大城(左)

 
京ヶ倉・
大城
生坂村総合グラウンド駐車場→生坂小学校横→万平→登山口→京ヶ倉→大城→眼峠→防獣ゲート→国道19号線→駐車場
年月日 2022年5月3日
地域 長野県生坂村(いくさかむら)
標高 990m(京ヶ倉)、980m(大城)
天気

晴れ

ひとこと スリル満点の岩山、北アルプス絶景
 

 

歩いたコース  ▲駐車場〜京ヶ倉登山口〜おおばこ見晴台〜屏風岩▼
  


緑が美しい

京ヶ倉登山口の駐車場(京ヶ倉登山口)

おおこば見晴台からの展望(クリックして拡大)

屏風岩

 

久々にコロナによる規制が全くないゴールデンウィークを迎えた。2019年までよく行っていた定番の長野へ。長野の山の本から、手ごろな里山、京ヶ倉・大城の周遊コースを選んだ。ファミリー向けハイキングコースとなっていたので、ゆっくりのんびり、歩きを楽しめれば最高だと思っていた(上るまでは)。

やまなみ荘の隣にある生坂村総合グラウンド(写真下)の駐車場に車を止める(グラウンドにトイレあり)。満開(を少し過ぎた)の八重桜に見送られながら出発(8:10)。国道19号線を渡り、生坂小学校入口(写真下)の道に入っていく(京ヶ倉登山口の標識あり)。小学校をぐるりと周るように道なりにゆるやかに上っていき、野の香ぶどう園を通り過ぎる。青空に木々の萌黄色が映え、とてもすがすがしい。

オレンジ色の山ツツジが咲く道を歩く。右手に「万平の旗塚跡」がある。標識に従い進んでいくと左に曲がったところに防獣ゲートがある。ゲートの鎖をほどいて通り抜け、「林産集落振興事業作業用建物」 の前を過ぎると、駐車場が見えてくる。ここが京ヶ倉登山口(写真左上から2番目)(9:00)。周遊せずに京ヶ倉と大城に上って下りてくる人たちはここに駐車するようだ。

登山道をゆるやかに上っていく。五月晴れの山はすがすがしい。お日様が当たった萌黄色の木々からは強い生命力が伝わってくる。気が付くと、足元30cmぐらいのところに小さくて丸いリンゴのようなものがくっついている(写真下)。昨年行った青梅丘陵で見つけた、コナラにできる虫こぶ「ナラメリンゴフシ」だ。その近くにもまだ緑色だが同様の虫こぶを見つけた。

木々の間から犀川が少し見えるようになる。この辺から木の梯子やロープなど(写真下)が頻繁に出てくるようになるがそれほど危険なところはないので問題なく、「おおこば見晴台」に到着(9:50)。展望が開けた。大きくくねった犀川とその間の新緑の山々だけでも絵になるのに、その向こうには北アルプスまで見える(写真下から2番目)。ただ山の上部を雲が邪魔しているのが残念。

このあたりに群生があり、ゴールデンウィーク時に見頃となる言われているヒカゲツツジだが、残念なことに少し遅かったようで全く花が見当たらない。その後地上に散った花びらが見つかり、ほんの少しだが頭上に少し咲いているところも発見(写真下)。

沢を渡って大きな屏風岩(写真左一番下)の下のところで親子4人組(子供たちは3〜5才)が歩いていた。この時は子供たちがその後もっと険しい岩場に出くわすことになるとは知らず、ファミリーハイキングをほほえましく思っていた。

     

生坂村総合グラウンド

八重桜

生坂小学校方面へ
青空に映えるいろんな緑 八重桜と山ツツジ(白い花) ナラメリンゴフシ
美しい新緑 はしご(ロープ)
ヒカゲツツジ

 

▲稜線出会い〜馬の背〜トド背岩〜京ヶ倉山頂▼   
  

黒松が多い道だが、足元を見るとカラマツの葉っぱが道を赤く染めている。カラマツの木も多いことに気づく(写真下)。

それにしても岩の多い山で、大きな岩がここそこに立ちはだかる。岩の周囲を巻いたり、よじ登ったり、梯子やロープを使ったり、とにかく思っていた以上に険しい山だ。あとからネットで「刃こぼれした巨大な鋸のような奇妙な山容」と記されているのを見て納得。

再び尾根に出たところで展望が開け、眼下の犀川が小さくなり、その向こうの北アルプスがさらに広く見渡せるようになった。山々を覆っていた雲もとれてきているようだ(写真右一番上)。

「巻道」と「馬の背」の分岐(写真下)ではあまり何も考えずに「馬の背」を選んだ。らくだのコブのような丸みのある岩がぽこぽこ現れ、その後やせ尾根を歩くようになるが左右に松林があるおかげであまり高度感はない。それより東側の山々がやわらかな緑色に覆われていて、あまりにも素晴らしいのでそちらの方に目を奪われてカメラのシャッターを押し続けた(写真下パノラマ)。一体、何種類の緑色があるのだろう。

そのあとも馬の背のような丸みのある大きな岩の上の道を歩いたがやはりこの道も周囲に木々があるためかあまり絶壁感はなく、こちらにはロープもあったが、ロープを頼りにするほどでもなく普通に通り抜けた。これがいわゆる「馬の背」だったのか(10:35)。崖が見えていたら立ちすくんでいたに違いない。

このつきあたりにトド背岩がたちはだかっていて左側に巻いていく。その後、山頂直下では、かなり急な傾斜を梯子とロープで緊張しながら上り、やっと山頂にたどり着いた(写真右下から2番目)(10:50)。

振り返ると、山頂までそれほど長い時間ではなかったが、大きな岩をよじ登ったり下ったり、急登・急降下、ロープ・梯子の連続で、通常の山登りとは違いスリル満点だった。

山頂は松の木々の間から北アルプスが一部(常念、大天井岳、燕岳など)見える(写真右一番下)が、木々が邪魔して一連の山々を一気に見渡すところまではいかない。

ここでおにぎり休憩していると、この狭い山頂(写真右下から2番目マウスオーバー)に次から次へとハイカーが上ってきた。下で出会った親子4人組もなんと登頂成功!難関を突破してきた子供たちは本当にすごいと思う。

次の山、大城に行って戻ってきた人の話によると、大城への道もやはりこれまでと同じように険しいとのこと。でも、周遊なので一度通ると戻らなくていいので、もう少しの我慢と思って、大城へと歩きを再開した(11:15)。

 


北アルプスがくっきりとしてきた

馬の背(山頂直下の険しいところ)

山頂(山頂はあまり広くない)

常念、大天井岳、有明山など

     
カラマツの葉っぱで覆わrている 赤いのは若い葉っぱ?

馬の背へ

●美しいビロードのような緑

らくだのコブのような岩がいくつも

京ヶ倉山頂
馬の背からの東側の展望

 

 

京ヶ倉〜大城〜眠峠分岐〜駐車場▼

  


天狗岩

大城

グレースの森のあずまや

下生坂村(川沿いに歩いて駐車場へ)

 

早速、京ヶ倉を急降下で下り、先ほど話を聞いた通り、これまでの道と同じように急降下や急登でロープがある道が続く。

天狗岩(写真左上)を通り少し下ると、北アルプスの展望が開けた。その後すぐに大城に到着(写真左上から2番目)(11:35)。名前のとおり、戦国時代の城址だったようだ。実際、この下段に大城二のくるわ、大城三のくるわがあった。どちらもほぼ自然の地形をそのまま利用したものらしい。

足元を見ると、イワカガミの花が咲いている。険しいアップダウンがずっと続いていたため可憐な花を見てほっとした。同時にそろそろ険しいところも少なくなってきたので緊張もとけてきた。

安曇野展望までやってくると(11:55:)、これまで以上に視界が開けていて、北アルプスの蝶ヶ岳、常念から北の方では爺ヶ岳の向こうまで、一気にずらりと見えた。

このあとの大城の番兵が戦争のとき見張りをした所、「物見台」でも展望を楽しみ、そのあと大城山頂からかなり離れた標高919mのところにある三角点をあとにして、はぎの尾峠までやってきた(12:10)。

ここからも下ることができるのだが、「縦走する方は眠峠ルートをお勧めします(距離は長いですが、展望は他ルートより◎)」と書かれていたので、眠峠まで歩くことにする。

途中でグレースの森のあずまや(写真左下から2番目)で一休みする(12:30)。地図にもトイレありとあったが、なんとそこにあったのは、丸太で周囲を少しだけ囲み、あとは広い布で隠した(というか半分見えている状態)の、これまでには見たことがないような簡易トイレだった(写真下)。

その後、眠峠口から山を下る(12:40)。日当たりもよく足元にはスミレやフデリンドウ、クサイチゴ、ニガイチゴなどの花(写真下)が咲いていて、気持よく塗装道まで下りてきた(13:10)。

その後、防獣ゲートを出て(13:25)、下生坂村の田植え前の田んぼに囲まれたのどかな道を歩く。先ほど歩いてきた京ヶ倉・大城等の山を背にして、進行方向にもこの季節特有の、いろんな緑色からなる山々が並んでいて、いつまでも見ていたい気持ちになる。

国道19号に出たら(13:35)だらだらと長い距離を歩いていく。途中でお手洗いを借りたガソリンスタンドの人は「馬の背は怖い」と言っていた。その後トンネルの手前を右に大きく曲がり、川沿いを歩き、グラウンドの駐車場まで戻っていった(16時過ぎ)。

     
ロープ ポツンと一軒家? 曲輪2(曲輪3)
イワカガミ 物見台(三角点) 美しい萌黄色の木々
あずみの展望からのアルプス展望
トイレ 美しい萌黄色 防獣ゲートを出る
スミレ ニガイチゴ フデリンドウ
コアジサイ