雷岩からの富士山
 
大菩薩峠柳沢峠→丸川峠(丸川山荘泊)→大菩薩嶺→大菩薩峠→往きの逆
年月日 1999年4月29日〜30日
地域大菩薩(山梨県)
2057m (大菩薩嶺)
天気晴れ
ひとこと雷岩からの富士山はみごと!
温泉大菩薩の湯
 

 

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  ▲山小屋宿泊デビュー▼
  

丸川荘
丸川荘と南アルプス

 

奥多摩付近の低山にしか登ったことのなかった私が、2,000m級の本格的な山に初めて挑戦。 柳沢峠から3時間ほど歩いて丸川峠に到着。今夜は丸川荘(写真左)に宿泊。山小屋宿泊経験もこれが初めて。
まず、トイレにびっくり!もちろん水洗なんて期待はしていなかったし、外にあることにも抵抗は感じなかったが、ハエが何匹もぶんぶん、においはぷんぷん、そしてティッシュは別の箱にぽいぽい。とにかく息を止めて目をつぶって用を足したらそこから1000分の1秒でも早く飛び出したい!それでも小屋の中には「グッドトイレ賞」の賞状が誇らしげに飾られているから不思議だ。(実はここのトイレは浄化に力を入れており、自然にとってもフレンドリーなトイレ。これからは、本当の意味で自然を第一に考えられる立派な登山者になることを誓います!)

 

▲宇宙人がやって来る!▼ 
  

「夜になると宇宙人がやって来る」と、宇宙人風のユニークな丸川荘のおじさんが言う。おじさんの仲間が空から舞い降りてくるのかな、と興味津々で待っていたら、その正体はなんとかわいい「テン」のことだった。外のテーブルに卵を置いておくと、暗くなってからかわいい「宇宙人」がそれを食べに来た。
翌朝、小屋から美しい富士山がくっきり見えた。地面のあちこちからにょきにょき顔を出した水晶(霜柱)が解けてしまわないうちに、大菩薩峠をめざして出発。

 

丸川荘からの富士山
丸川荘からの富士山

 

 

▲大パノラマとコーヒー▼ 
   
 ひと頑張り、ふた頑張りして樹林に囲まれた展望のない大菩薩嶺に到着。さらに歩くと、ごつごつとした大きな岩が現れる。この雷岩からの展望は見事!
この後、笹と草原に覆われた尾根をるんるん歩くと大菩薩峠に到着。ここからの展望もまたすばらしい。
風力ゼロ、お日様のご機嫌度100%、快適度100%で、ほんわか、のんびり極楽気分。大パノラマを見下ろしながら、ここで注文したドリップ式のコーヒーを味うひとときに下界では味わえない幸せを感じた。
 
   
  
 雷岩からの大パノラマ(富士山と南アルプス)