昔の五百円札の富士山の撮影地と説明版
 
雁ガ腹摺山湯ノ沢峠入口→大峠→雁ガ腹摺山→往きの逆
年月日 2001年5月12日
地域山梨県
1874m
天気晴れ
ひとこと旧五百円紙幣の富士山はここからの眺め
温泉真木温泉
 

 

 ▲雁が腹を摺るごとく山を越えた!▼ 
    



1900m級の山が連なるこのあたりは「雁が山に腹を摺るごとく超えた」ということから「雁ガ腹摺山」という名前がついたそうだ。ユニークで、そのまんまの名前が気に入って登ることに。
中央道の車の中からなんとか見えている富士山に「山の頂上に着くまでどうかこのままでいてね」とお願いしながら大月ICに到着。真木温泉方面に入り、林道をくねくね走る。
途中で車道脇に車を駐車してハイキング開始。お日様の照り返しで紫外線がいっぱいのアスファルト林道歩きはちょっとつらい。2時間ぐらい我慢して大峠に到着。
上りが始まると次第に足取りが重くなり、心臓もパク
パク気味。体調がもうひとつのようだ。何度も休みながらゆっくりゆっくり歩くこと50分、頂上に到着。富士山はすでにその姿を霞の中にすっぽりと隠していた。昔の五百円札に描かれた富士山の撮影地であるこの頂上では、その説明版を見ながら本当の富士山を霞の中に想像するしかなかった(上の写真)。 残念!

 

 

▲萌える木々▼  
   

このあと黒岳に登る予定だったが、体調不良のため、お昼を食べて十分休んだあと、もと来た道を引き戻すことにした。
往きと同じ林道だが注意して見ると、道の両側は世代交代したばかりの新緑のみずみずしさがあふれんばかり。どの植物も自分の遺伝子を残そうと、独自の方法でベストを演出している姿はとっても神秘的。
小さなボンボンやゲジゲジのような花をぶら下げた木々、地面から勢いよく吹き出した若芽、木の枝から気持ちいいぐらいに青空に向かって吹き出している芽や、可憐なのに控えめに下を向いた花、まるでキャベツが開くようにまるまってねじれながら開く葉っぱなどなど。

 
まぶしいばかりの新緑