スリバチ池越しに見る天狗岳
 
天狗岳麦草峠→白駒荘→白駒池→にう(ニュウ)→黒百合ヒュッテ→東天狗岳→高見石→草麦峠
年月日 2001年6月30日〜7月1日
地域八ヶ岳
2646m(西天狗)
天気晴れ
ひとこと天狗の鼻
温泉縄文の湯(茅野市)
 

 

  ▲白駒荘のみぃちゃん▼
  


白駒荘の社長とみぃちゃん

 

天気予報どおり出発してからすぐに雨が降り出した。麦草峠の駐車場に着いたころには大雨状態になっていた。土砂降りの中カッパを着て歩くこと30分、白駒荘に到着。

雑誌『山と渓谷』によく猫と登場している白駒荘の猫好き社長はやはり猫「みぃちゃん」を抱いていた。「みぃちゃん」は社長が「チャンチャカオケサ」の歌を歌うとそれに合わせて踊ってくれるのだそうだ。でもこの日は踊る気はなかったみたいにゃあ〜ん。

 

▲緑の絨毯と「にう」▼  
   

翌朝、昨日の大雨からは信じられないくらいいい天気になった。まずは、白駒池をぐるりと一周してみる。苔の生えた原生林を被写体に写真を撮るアマチュアカメラマンがあちこちに。昨日の雨が、緑の絨毯によりいっそうしっとり感を与えていて、まさに今がシャッターチャンス!(右の写真)

「にう」、「にゅう」、「ニュー」といろんな表記のある、このユニークな山の名前に魅せられて、雨で泥沼状となった登山道を頂上に向かった。頂上では、ずっと向こうに富士山が、そして近くに天狗岳が見えた。

 
緑の絨毯

 

 

▲黒百合と天狗▼
   

黒百合
 

黒百合ヒュッテの建つ黒百合台には、その名前のとおり真っ黒な百合が咲いている。黒い花は花本来の目的に反しているようだが、派手な色の花が多いなか、かえってこのほうが個性的でいいのかも。お昼を済ませて、いざ天狗岳に出発。
スリバチ池越しに天狗岳が見える(一番上の写真)。右が西天狗、左の天狗の鼻のあるほうが東天狗。
ごつごつ岩を歩いても歩いてもそこに見えている天狗岳に一向に近づかない。ひょっとして天狗にだまされているのかなと思ったぐらい。山に登るときは必ずかぶる帽子を今回は忘れたきたので、6月の紫外線を少しでも防ぐためにタオルを頭にかぶっての登山。ちょっと変な格好だが紫外線が敵だけに本人は必死。
ようやく天狗の鼻の上にたどり着いて一休み。
今度は下りで泥沼の道に大きな滑りそうな石が急ぎを妨げる。一歩一歩足の置くところを注意深く選びながらの不規則な下りは永遠に続くように思われた。