御前山
 
御前山月夜見→小河内峠→惣岳山→御前山→往きの逆
年月日 2003年4月19日
地域奥多摩
1405m
天気曇り
ひとこと控えめで可憐なカタクリ
温泉小管の湯
 

 

  ▲かたくりの花に会いに行こう!▼
  


カタクリ

 

地元ではもう桜は散ってしまったが、さすがに奥多摩まで来ると桜はまだ残っている。奥多摩湖を囲む山の斜面の桜はこれから満開という感じ。そんな桜を見ながら奥多摩の山道をくねくねと車で登っていく。かなり登ったところで月夜見駐車場に車を止め、登山開始。
冬の間中裸のままだった木々には小さいけれどもたくさんの芽が力強く吹き出し始めたところ。そんなフレッシュな雰囲気をしっかり味わいながらゆっくりゆっくり歩いていった。

 

 

▲控えめで可憐な花▼  
  

1時間あまり歩いたところで、道の両側の斜面にスミレ色の可憐なかたくりたちがお目見え。芽が出てから花が咲くまでなんと7年もかかるそうだ。赤みがかったすみれ色の花びらを翻して風に揺られながら下向きに咲いている様子は、何かにひたむきに耐えているように見える。鮮やかな色の花びらを見せびらかす花とは対照的に、静かで控え目で上品にも映る。
特定の山で、しかもほんの限られた場所でしか見られないこのめずらしい花をとった(もちろん写真)後、ハイキング再開。

 
カタクリの群れ

 

 

▲木々が織り成す芸術▼
  

木々が織り成す芸術
 

楽なコースを選んだのでるんるんるんで到着するはずの御前山だったのだが、頂上にはなかなかたどり着かない。なめきっていたら、頂上への道のりは思っていたより長かった。

頂上は団体さんが多くて満員状態。1グループが帰って行った後開いた場所にシートを敷いて横になる。曇りで真っ白な空のキャンパスに木々の枝が描いた美しい模様にしばし見とれる。お昼を食べてお昼寝をした後、もときた道を戻っていった。今度はカタクリさんにお別れをして。