まるで「海苔の付いたおにぎり」の矢倉岳
 
矢倉岳地蔵堂→足柄の関跡→足柄万葉公園→矢倉岳→往きの逆
年月日 2003年1月12日
地域箱根
870m
天気晴れ
ひとことおにぎりの形をした山

温泉

石割の湯
 

 

  ▲冬の低山へ▼
  


万葉公園からの富士山

 

平年に比べてずっと寒い冬が一休みして春を思わせるような穏やかな連休の中日、箱根方向に車を走らせる。途中から進行方向に富士山が姿を現す。富士山が車の右側に行ったり、左側に行ったりしながら、かなり大きくなってくると、その手前におにぎりの形をした山が見えてくる。今日登る山はあの山だ。
東名高速道路大井松田ICで降りて地蔵堂の駐車場へ。そこから見えるおにぎりの形をした山には海苔もついていた。
この山の頂上で、富士山を見ながらおにぎりを食べるのが今回の目的だ。

 

▲足柄万葉公園から矢倉岳頂上へ▼  
  

おにぎり山こと、矢倉岳を右手に、道路の両脇に凍りついた雪を避けながら車道をしばらく歩く。その後、車道をからみながら林を歩き、奈良、平安時代にお役人さんが歩いたと言われる石畳の足柄道を歩く。
足柄万葉公園から見える富士山は絶景だ。まだ朝早い時間なので、雲ひとつない青空にくっきりとその姿を現している。昔歩いたお役人さんは、大きくて美しいこの山を見てどんなに癒されていたことだろう。
その後、林の中をしばらく歩く。 思っていたよりも雪が多く残っている。おにぎり山が近くに見えてくると、これまでほとんど平地だった道が急な坂になり、頂上まで一気に登る。なんとか凍りついた雪道を滑らずに頂上に到着!

 
矢倉岳山頂からの富士山

 

 

▲おにぎり山でおにぎりを食べる▼
  

山頂
 おにぎり山の頂上では真っ青な空の下方にやわらか色のカヤトのフリル、そしてその向こうには富士山。富士山に向かって左側には昔登った金時山が見える。右手には雪をかぶった丹沢がかっこいい。
すでにお昼を過ぎていたので、富士山にも雲や霞がかかってきた。時間とともに周りの霞に溶け込んで行く。自然を創造した神はなぜ美しいものを長く見せてくれないのだろう。
富士山が見えなくなる前に、おにぎり山の頂上でおにぎりをほおばる。お腹がいっぱいになったら、お昼寝。冬の穏やかに晴れた日に低山の頂上でお昼寝をすることほど気持ちのいいものはない!