川苔山山頂からの展望(富士山は雲の中)
 
川苔山川乗橋→細倉橋→百尋ノ滝→川苔山→大根の山の神→鳩ノ巣駅
年月日 2004年5月15日
地域奥多摩
1363m
天気晴れ
ひとこと新緑さわやかハイキング、藤とつつじと滝
温泉鳩ノ巣温泉
 

 

  ▲新緑の中でのさわやかハイキング▼
  


新緑1(マウスオーバーで新緑2)

 

明日の日曜日から当分ぐずついた天気が続くということで、ここ奥多摩駅では、この土曜日の貴重な晴れの日にハイキングに行く人でごった返していた。8時半発東日原行きの混んだバスでもみくちゃにされながら、10数分後に川乗橋バス停に到着。今日は川苔山に登る。4月は仕事が忙しくて、そして GW は都合が悪くなって山歩きできなかったため、なんと2ヶ月ぶりの山歩きとなる。川苔山はそんなに大変そうな山ではなさそうだが、怠けた体がどこまでついてきてくれるかちょっと心配。でもやっぱり、やっと自然の中に戻ってこれたうれしさの方がずうっと大きい。

 

▲百尋ノ滝▼  
  

新緑あふれる林の中の空気を思いっきり吸い込む。あぁ〜おいしい。これこれ、私に必要なのは。濃い緑と生まれたばかりの明るい新緑が織り成す自然のコラボを目や肌でも楽しみながら、緩やかな坂の林道をしばらくだらだらと歩く(9:00開始)。緑の中に藤の花や山つつじの花が彩りを添える。1時間弱で細倉橋に到着(9:45)。

ここから本格的な登山道に入る(9:50)。谷に沿って歩き、川を何度か渡りながら、今日の一番の楽しみである百尋ノ滝をめざす。ところどころに現れる小滝の涼しげな水の流れと、新緑を吹き抜けるそよ風が、あたりにいっそうのさわやか感をもたらしてくれる。歩くことよりも自然を感じることに夢中になりすぎたためか、かなり時間が経っても百尋ノ滝はなかなか現れない。道を間違えたかな?再度地図で確認してもうしばらく歩きつづけると、歩幅の狭くて急な階段を慎重に降りて行った奥に百尋ノ滝がその姿をあらわした(10:45)。もちろん竜頭の滝や湯滝(日光)などにはかなわないが、かなり高い地点から新緑の間を気持ちいいぐらいまっすぐに垂直に水が落ちている。

 
百尋ノ滝
   
藤の花小滝山つつじ

 

▲川苔山山頂そして下山▼
  


川苔山山頂のすぐ手前の美しい新緑とツツジ


下りの景色(マウスオーバーで杉の木の中)

 

ここで少し休憩して十分マイナスイオンを浴びたら、今度は川苔山の頂上をめざす(11:20)。ここからは上りが続く。一度下って川を渡るとまた上り。頂上までの標高差約300mをひたすら上る。上りはもともと苦手なのだが、歩くリズムを崩さないように歩きに集中して登ると、スピードが落ちることも、心拍数が上がることもなく、頂上には予定よりも早く着いた(12:55)。頂上の一歩手前で足が鉛のように重く感じられたがそこは歯をくいしばって頑張った。

頂上(写真一番上)では空が霞んでいるので富士山は見えない。結局、上る途中で富士山の頭がかすかに見えたのが最後だったみたいだ。西側には雲取山に続く石尾根や鷹ノ巣山が、そして南側には御前山や大岳山が見える。木陰にござを敷いて昼食そしてお昼寝タイム。横になってじっとしていると寒くなってきた。

今度は鳩ノ巣駅の近くでの温泉とおそばを楽しみにして下山開始(13:40)。柔らかな土ですべりそうなところはあったものの、比較的楽な下り。にんじんを目の前にして走りつづけるウサギのように、温泉とおそばを思い浮かべながらさくさくと下りていく。ところが、これがなぜか長かった。鳩ノ巣駅に着いたのは予定をオーバーして午後4時。朝9時に出発したので約7時間の歩きだった(約1時間半の休憩を含む)。

いつもは温泉が疲れた体を癒してくれるのだが、今回は温泉後もなぜか体調があまり回復しなかった。残念。でもおそばはしっかり食べて帰った。