男体山
 
男体山 二荒山神社中宮祀→1合目→3.....9合目→奥宮(頂上)→往きの逆
年月日2004年7月25日
地域日光
2486m
天気晴れのち曇り
ひとこと関東第一の霊峰、久々の達成感と充実感
温泉やしおの湯
 

 

  ▲1合目〜4合目▼
  


1合目

 

先週は悪天候と体調不良により赤岳登山を途中で断念。今月はそれっきりというのも寂しいので、急遽男体山登山を計画した。
2500m近くある山なので、やはり高山病が心配。しかし今回は、登山用品店で発見した高山病予防の『O2食べる酸素』が力強いお供。

晴れてはいるが霞がひどく、これから登る男体山がなんとか見える程度(上の写真)。 最近、登山中の落雷事故のニュースをよく聞くので、なるべく朝早く出発したかったのだが、二荒山神社の中宮祀で登拝料を払ってお守りをいただき登山を開始したのは午前8時前(7:50)。一合目からいきなり急登が続く。3合目の林道に出たころ(8:15)には汗びっしょり。この登山で唯一楽なこの3合目の林道歩きはお散歩気分。ただ、時折まともに受ける夏の直射日光は標高が高くてもかなりきつい。 下界は霞でほとんど何も見えない。

 

▲4合目〜7合目▼  
  

林道歩きでゆるんだ気を引き締めなおして4合目の石鳥居(写真右)をくぐる(8:45)。ここからが上りいっぽうの本格的な登山道。目を楽しませてくれる花はほとんどない。その代わり、顔の周りでハチ、トンボ、ハエなどのオーケストラ演奏を聞きながら頂上まで歩くことになる。

「小幅でゆっくり」のモットーを順守して5合目、6合目、そして7合目までひたすら登り、ここで休憩(9:55)。何合目かの表示が出ているので、今自分がどの辺にいるのかがよくわかり、それぞれの場所での心構えができるのがうれしい。 また、岩に赤の染料で描かれた道しるべは視界から一度も消えることがないぐらい頻繁に現れる(すぐ下の写真)。岩の上を踊りながらよじ登っていく道しるべは頂上まで簡単に線で結べそうなぐらいだ。これならどんな人でも絶対に道に迷うことはないだろう、っていうかとってもにぎやかだ。

 
4合目
   

 

 

▲7合目〜頂上▼
  

9合目〜頂上へ (マウスオーバーで看板)

頂上
 

『食べる酸素』を舐めて高山病に備えてから7合目を出発(10:05)。8合目まではガレ場。9合目(11:00)あたりからは少し緩やかなザレ場となり、周囲が開けてくる(左の写真)。はるかかなたから雷の音が聞こえてきたような...。最後までペースを崩さず頂上に到着(11:25)。周囲が何も見えないのは残念だが、久々に高い山頂に立つことができ、大きな達成感に満たされる。『食べる酸素』のおかげか高山病もない。奥宮で無事頂上に到着できたことへのお礼をし、下りの無事をお願いする。

お昼を食べた後、雷さんが暴れ始める前に下山することに(12:05)。下りは重力のおかげで上りほどエネルギーは消費しなくてすむものの、逆にその重力のコントロールが難しい。ガレ場では一歩一歩足場を確保しながら、そして滑りやすい場所では慎重にクリアしながら、午後2時半に神社に戻ってきた。上り約3時間半、下り2時間半で合計6時間の充実したトレッキングだった。

その後温泉『やしおの湯』に入っていると雷雨がスタート。
登山中ずっと我慢してくれていた雷さんに感謝。

 

   
▲出会った花や虫▼