立山
 
立山雷鳥平→一ノ越→雄山→大汝山→富士ノ折立→真砂岳→別山→雷鳥平
年月日2004年8月7日〜8日(9日)
地域北アルプス
3015m (大汝山)3003m(雄山)
天気晴れ
ひとこと雷鳥平からの壮大な立山連峰が夕日に染まる
*

立山の見所(立山連峰の壮大な眺め、ミクリガ池、地獄谷など)は次ページに満載!

 

 

  ▲雷鳥平→一ノ越▼
  


室堂ターミナルの向こうに富山平野と日本海が

槍ヶ岳

 

扇沢から朝7時発のトロリーバスに乗り黒部ダム(写真左)へ。黒部湖からはケーブルカー、ロープーウェイ、トロリーバスと乗り継いで室堂ターミナルへ到着(8:55)。室堂ターミナル(9:15)からなだらかな高原を1時間あまり歩いた雷鳥平のテント場(11:00)にテントを張り、今回はここをベースに立山を歩く。

2日目の朝、雲一つない空の下、6時前に起床。簡単な朝食をつくって食べ、立山縦走へ出発(7:20)。テント場の雷鳥平のほうから直接一ノ越をめざしてアップダウンの多いコースを歩く。
それにしてもいい天気。2500mの標高なのに、森林限界で高い樹木がないため、まともに受ける直射日光は厳しいぐらいに暑い。標高が上がるにつれてテント場がどんどん小さくなっていき(写真下中央)、富山平野そしてはるか日本海も見渡せるようになる(写真左上)。頂上からの展望が大いに楽しみだ。朝露に濡れたチングルマの花たちがお日様に当たって宝石のようにきらきらと輝いている(写真下左)。

一般的なルートである、室堂から一ノ越への道を長い列をつくってぞろぞろと歩いてくる人の群れが見える。やがて、その人たちと合流することになる一ノ越に到着(8:50)。残念なことに、いつの間にか室堂側の展望はガスで真っ白に塗りつぶされていた。でも反対方向の後立山連峰側はまだ視界が開けていて、槍も見える(写真左下)。

   

チングルマ

雷鳥平のテント場が遠くに

一ノ越から雄山を見上げて

 

▲一ノ越→雄山→大汝山▼  
  

ここから(9:05)が急登なのだが、夏休みで、しかも場所が観光地ということもあり、山は通常の登山者以外に家族で雄山の頂上をめざす人たちであふれている。そのため登山渋滞発生。時折止まりながらゆっくり進む列の中にいると楽なことは楽。でもそれにいらいらして指標のないところをよじ登って行く人も多い。事故の起こらないことを祈るばかりである。

やっと到着した(10:10)雄山山頂は人でいっぱい。でも本当の頂上(3003m)はさらに岩場を登った雄山神社の峯本社のあるところ(写真右上)。登拝料500円を払い、長い列に並んでしばらく待った後、山頂の峯本社に登り、お祓いを受け、御神酒をいただいた。

ほとんどの観光客はここまで。
雄山を後にして(10:45)、本格的縦走の始まり。次の大汝山には30分後に到着(11:15)。大汝山は立山の最高峰(3015m)。ここで、雷鳥平テント場で近くにテントを張っていたファミリーに出会う。お父さんが小さな女の子を背負ってのハイキング。女の子は険しい岩の上の頂上に立たせてもらって恐がりもせずご機嫌のようだった。
山頂からは、エメラルド色の黒部湖、後立山連峰、そして雪渓が織り成すすばらしい景色を堪能できた(写真右下)。

 
雄山山頂(雄山神社の峯本社)

大汝山山頂からの眺め(黒部湖)

 

 

▲富士ノ折立→真砂岳→別山→雷鳥平▼
  

別山
室堂周辺と立山のお花があります。

  お昼休憩をした後、富士ノ折立をめざして出発(11:30)。富士ノ折立の山頂はかなり急で高いので登らずにそのまま縦走路を行く。稜線にはトウヤクリンドウやタカネツメクサの花が目立つ(お花畑のボタンをクリック)。

途中、内蔵助(くらのすけ)カールの雪渓では、やはり雷鳥平のテント場ですぐ隣りにテントを張っていた女性の二人組に会う。この雪渓をスキーで滑り降りたのだそうだ。今年は雪渓がいまひとつでこの内蔵助カールでも雪が少ないとぼやいていた。このお二人、テントといい、体格といい、この道のプロとお見受けした。

真砂岳の頂上は登らないで通り過ぎ、縦走路を歩き、別山山頂(2880m)は縦走路から少し離れているが最後の山なので頂上へ(13:25)。残念ながら室堂側はずうっとガスに覆われたまま。小休憩後、剱御前小舎経由(13:55)で山を降り、雷鳥平に戻っていった(15:00)。
   
内蔵助カールの雪渓
 
室堂の周囲にはまだまだ見所がいっぱいです。特に雷鳥平からの立山連峰のパノラマは息を呑むすばらしさ!次ページをご覧ください。