大明神展望台から見下ろす相模湖
 
石老山相模湖病院裏→顕鏡寺→石老山→大明神展望台→ピクニックランド前→相模湖病院裏
年月日2005年3月27日
地域奥多摩(神奈川県)

700m (694m?)

天気晴れ
ひとこと陽だまりハイキング、奇岩、見事な展望
温泉ロテン・ガーデン(町田市相原町)
 

 

地図を見る ▲奇岩を見ながら石老山へ▼
  


蛇木杉(イチョウの木)


杉と広葉樹林(杉林)

 

はちきれんばかりに膨らんだサクラのつぼみが一気に開いてもおかしくないくらいぽかぽか陽気の日曜日、標高700mの石老山をめざしてるんるんハイキング - とはいっても褐色のオシベだらけの杉の木の中を歩くわけだから、花粉症の友達はどうなることやら、ちょっと心配。

相模湖病院の裏にある駐車場から顕鏡寺への参道を歩いて行く(10:35出発)。樹林の中に入ると、奇岩(というか沖縄の奇岩と比べると巨石にしか見えなかった)が次から次へと現れる。それぞれの岩には仁王岩や文殊岩など名前がつけられており、その謂れの説明もある(下の岩の写真にカーソルを置くとその説明が表示されます)。

少し登ると顕鏡寺に着く(11:00)。大蛇のような根を露出させた蛇木杉(写真左上)、神奈川県内で最も高いイチョウの木(42m)(写真左上マウスオーバー)、岩盤をうがって作られた岩窟(写真下)など、興味深い山寺だ。

岩窟からさらに蓮華岩、吉野岩、擁護岩と巨石は続き、試岩を過ぎて八方岩まで来ると、名前は八方だが、東南方面だけの展望が開ける。

左側が杉、右側が裸の広葉樹林に分かれた尾根道をしばらく歩く(写真左下)。やがて杉だらけの樹林帯(写真左下マウスオーバー)に入る。花粉症の友達には気の毒だが、症状が特に悪くなるようではなさそうなのでとりあえず安心。融合平見晴台からは相模湖が見下ろせる。

その後尾根どおしの道を緩やかに登りピークに出たら、いったん下り、上り返すと石老山に到着(12:00)。

   
 奇岩いろいろ 
仁王岩(阿吽岩)力試岩(小さい岩)と文殊岩(下の大きい岩)岩窟
蓮華岩吉野岩(弁慶の力試岩)試岩

 

▲石老山頂上からの丹沢山並み▼  
  

石老山の山頂は東西に細長く開けており、丹沢の山並みを一望できる(写真下)。まず目につくのが、雪をかぶった蛭ヶ岳、丹沢山など。右手には大室山、そしてその後方には、少し霞んできた富士山が見える(写真右)。

テーブルとベンチがあちこちに置かれており、ここで昼食をとる。風は全くない。しかも、お日様の赤外線に包まれて快適度100%。もし自然に空調があるとしたら、きっとお昼寝モードに設定されているはず。ござと時間があったら、ゆっくり横になってお昼寝をするところなのだが...。

 
石老山からの富士山
   
石老山からの展望

 

 

▲大明神展望台から展望▼
  

大明神展望台(杉のオシベ)

観覧車
 

大明神山方向に向かって下り始める(12:45)。今度は左側が裸の広葉樹林、右側が杉林の尾根道を歩き、その後杉林のど真ん中を歩く。小さなアップダウンを繰り返して大明神山(13:15)、それからひと登りすると大明神展望台(写真左上)に到着(13:20)。

ここでは360度の展望を楽しめる。丹沢方面の山並みは午後になってますます霞んできた。反対方向は、眼下に相模湖、その向こうに高尾山から陣馬山への山並みが一望できる(写真一番上)。

この後急降下して沢沿いにどんどん下っていき、バンガローが建ち並ぶキャンプ場を歩くと林道に出る(14:00)。進行方向のずっと先の丘の頂上に観覧車が見えてくる(写真左下)。ピクニックランド前に出ると国道412号を歩き、石老山入口バス停の少し手前を右に入り相模湖病院裏に戻った(14:45)。

花粉症の友達は最後までなんとか無事だったようでほっとした。花粉症のハイカーも多かったようで、実際、山のあちこちでクシャミがこだましていた。