ヤマザクラとミツバツツジ(一丁平の手前)
 
高尾山

高尾山口駅→びわ滝→高尾山→一丁平→往きの逆

年月日2005年4月17日
地域高尾
599m
天気晴れ
ひとことヤマザクラとミツバツツジの見事なコラボ
温泉ロテン・ガーデン(前回と同じ)
 

 

  ▲高尾山をめざして▼
  


6号路を行く

びわ滝

 

下界の桜はピークが過ぎようとしているが、山の上はこれからが見ごろ。今回は、高尾山の向こうの一丁平あたりでのお花見を楽しみに、まずは高尾山の頂上をめざす。霞のかかった春の空に富士山を期待するのはきっと欲張り過ぎ。今回は富士山ではなく、桜をはじめとする春の花たちが主役なんだから。

高尾山口駅の高架線軒下はツバメの巣作りに格好の場所のようだ。あたりを何十羽というつばめが飛び交い、巣作りや子育てに励んでいる。都心では絶対に見られないこの光景に生命あふれる春を感じる。

登山口周辺の桜が満開。ということは頂上はまだ咲き始めかな、と少し不安な気持ちを抱きつつ、今回は6号路(山と森のコース) を歩く。歩き続けて汗ばむ体を渓流と森が冷やしてくれそうだ。

とってもポピュラーなこの山の桜の季節は登山者も非常に多くて、登山道がときどき渋滞する。急がなくても頂上にはすぐ着いてしまう低山なので、さまざまな形で生命を演出している足元の山野草をゆっくり鑑賞して歩く。

お恥ずかしいことに、これまでスミレはすべて「スミレ」で済ませていた私だが、近くを歩くハイカーたちに、これは「エイザン」これは「タチツボ」というふうにそれぞれの名前をおしえていただき、大変お勉強になった。でも、アップの段階で、デジカメで撮ったいろんなスミレにちゃんに名前がつけられないのが情けない(スミレ畑のボタン)。

 

▲高尾山から一丁平へ▼  
  

ゆっくり登っても高尾山頂までは本に書かれてあるとおり90分で到着。頂上はまるで渋谷の町のように人だらけ。心配していた桜は、満開まではいかないがいい感じで咲いている。富士山はやはり見えなかった。

人の多い高尾山の頂上はこのまま通りすぎて一丁平方向に向かう。あまり密集していない両側の桜並木が山の景色と調和して何ともいえない風情を醸し出している(写真右下)。

さらに歩くと、 少し紫がかった鮮やかなピンク色のミツバツツジの群落が目の前に現れた。このツツジは全く期待していなかっただけにその鮮やかな色にうっとり。しかもその上部には、桜の花が少し控え目に咲き、この二つのコラボレーションはお見事!(写真一番上)


ヤマザクラ


ミツバツツジ

花の観賞に時間をとったため、高尾山の頂上から約50分後に一丁平に到着。明るく開けたところでお花見には最適だ。すでにお花見をしている人たちでにぎわっている。

 
高尾山頂上

サクラの混じる尾根を一丁平へ歩く

 

 

▲一丁平から高尾山口へ▼
  

にぎやかな頂上

桜と白樺と
 

桜の木の下にござを敷いてお昼を食べたら、次はお昼寝タイム。お昼寝に最適の気温のうえ、周囲でお花見をしている人たちの騒音が心地よい子守唄に聞こえてきて、ぐうぐう寝るわ寝るわ。1〜2時間ぐらいは寝たのではないかと思う。

周囲の団体さんが歌を歌い始めた。「昴」、「六甲下ろし」、「軍歌」など歌う歌う。さらに近くの団体さんにも飛び火して大合唱が始まった。

これで目を覚まし、一丁平の少し向こうまでお散歩。山々をバックに、桜や白樺の木々が織り成す光景はとても美しい(写真左下)。この辺にござを敷けば良かったと思ったが、団体さんの歌はここでも聞こえてきていた。

午後3時過ぎに下山開始。 帰りは高尾山から稲荷山コースを下って登山口に下りてきた。