四阿屋山頂から両神山(反対側に武甲山) | |||||||||||||||
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▲両神神社奥社〜凍結した岩場〜山頂▼ | |||||||||||
両神神社奥社の左側の道を下っていくと、注意書きに書かれていた岩場にやってくる。階段状になった岩場のジグザグ道を上って行く。危険な岩場ということで鎖が張られている。最初は周囲に雪はあっても足を置く場所に雪はほとんどなかったので、順調に上っていた(13:23)(写真右上マウスオーバー)。 途中から岩場の道に雪、どころか凍結状態になってきた(13:30)(写真右上)!緊張感が走る。陽だまりののんびり歩きやお花どころではない雰囲気になってきた。気を引き締めた。 アイゼンなしで先を上る友達が途中で足を止めた。危険すぎるので自分は断念し、アイゼンをつけた私だけでも頂上まで行くようにとのこと。私の場合アイゼンがなかったら、もうとっくに諦めていただろう。アイゼンをつけていても、この凍結した危険な岩場を一人で行くのは心細いので私も撤退しようか...。山は臆病すぎるぐらいがちょうどいいので、今回またその通りになるかと思われた。 そのときだった。上から数人の登山者がゆっくり慎重に下りてきた(13:30)。この危険な道があとどのくらい続くのか聞いたところ、あともう少しとのこと。よく見ればアイゼンをつけていない人もいる。両手で鎖をしっかり握って上れば大丈夫だと背中を押してくれた。このとき誰にも会わなかったら、きっと諦めていたことだろう。 先にこの人たちがこの狭い道を無事に下るのを見とどけた後、危険な上りをゆっくり慎重に切り抜け、明るい尾根に出た(13:47)(写真右下マウスオーバー)。もう雪はない。ほっとした。ここからは露岩を少し上る(写真右下)。凍結していない道はなんと楽なことか!尾根からはあっという間に四阿屋山頂に着いた(13:50)(写真一番上)。 | |||||||||||
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| ▲四阿屋山頂〜フクジュソウ園地〜セツブンソウ自生地▼ | ||||||||||||||||
四阿屋山頂はわずか772mしかないが、危険な場所を通り抜けて頂上に立っただけに達成感にあふれている。頂上は狭いが両神山方向の展望はよく(写真下パノラマ)、右の方には、双耳峰の二子山も見える(拡大写真左上)。反対方向は木々の間からなんとか武甲山も見える(写真一番上マウスオーバー)。 展望を楽しんだら、今度は先ほど上ってきた恐怖の凍結道を下る(14:00)(写真左上マウスオーバー)。なんと、これが上りよりもスムーズにいく。鎖とアイゼンをしっかり使えば、あとは重力に任せておけばいいのでスパイダーマンのようにスルスルと下りていった。それを楽しんでいる自分がいた。雪をあれほど恐れていた私はどこに行ったのかしら?アイゼンをつけていない友達は、鎖だけを頼りに無事通り抜けた(アイゼンを忘れたことを深く反省!)。 両神神社奥社まで戻ってきたら、無事山頂まで行って来られたことのお礼を言って、林の中を下り、フクジュソウ園地まで下りてきた(14:25)。明るい斜面に出たところで、やっとほっとして武甲山のいい眺めを楽しみながら(写真左中央)ちょっと遅めのランチ(約10分)。 このほとんど花の咲いていないフクジュソウ園地の斜面を下りて、往路ですってんころりんした所を通り、林を少し下りたら、「ロウバイ園、福寿草園」の指標に従って右方向に進む。再び明るい斜面が現れた(14:45)。標高が下がった分、上の園地よりも咲いているフクジュソウの花は多いがまだまだこれからのようで、それよりも満開までもう少しのロウバイの木々が主役になっている(写真下)。 ここからさらに下りて行くとセツブンソウ自生地への道につながるのだが、花が本当に咲いているのか不安になった我々は車道を通って駐車場まで戻ってきて(15:00)から車で目的地へ。堂上のセツブンソウ自生地に着くと(15:20)、そこは一面白い花、ではなくて雪で真っ白だった(写真下)。調べた本には花期が2〜3月と書かれていたが、まだオープンすらしていなかった。直前にこの場所に変更したため、ネットで調べることなくやってきて、またまたがっかりするおとぼけ隊であった。 今日は岩場の凍結であれだけ頑張ったのだから、まあいいか...。『両神温泉薬師の湯』でゆっくりお湯につかり、帰途についた。 | |||||||||||||||||
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