甘草水広場のサクラ(三国山のサクラ)
 
生藤山竹の子の里活性化センター→甘草水広場→三国山→生藤山→茅丸→醍醐丸・和田分岐→和田→竹の子の里活性化センター
年月日2009年4月18日
地域奥多摩
991m (茅丸は1019m)
天気曇りのち晴れ
ひとこと萌黄色の山々、春の草花オンパレード!
温泉ふじの温泉 東尾垂の湯
 

 

  ▲竹の子の里〜佐野川峠▼
  


斜面の茶畑とサクラ(萌黄色の木々)


登里の登山口(竹の子の里活性化センター)


軍刀利神社の鳥居とサクラ(看板)

 

前日は雨だったが、天気予報では今日はお天気が回復するということで、桜の山で知られる生藤山へ。でも最近テングス病とやらにかかって花があまり咲かなくなっているとのこと。どんな状態になっているのだろうか。。。

まだどんより曇り空だが、それでも木々の萌黄色がとても新鮮で気持ちいい。藤野駅近くの大きなラブレターの周囲は、3月の陣馬山と昨年の金剛山のときは冬枯れ山だったが今回は萌黄色だ(写真下)。茶畑とサクラのコラボが美しい(写真左上)竹の子の里活性化センターの少し手前の駐車場に車を停めて、歩きを開始(9:15)。天気が回復しそうな空には見えないが、天気予報を信じることにしよう。

歩き出すやいなや、待ってましたと言わんばかりに一斉に顔を出した春の草花(スミレ、キランソウ、テンナンショウなど)に夢中になり、なかなか前に進まない(いつものことだが)。前日の雨で草花はキラキラと輝く宝石に変身していた。

美しい鳥の鳴声に混じって、フクロウかガマガエルのような低い声を出しているのはタゴガエル。竹の子の里活性化センター(写真左中央マウスオーバー)を通り過ぎ、鎌沢休憩所を超えて少し歩くと3世帯だけの登里(とうり)の集落(写真左中央)があり、ここが登山口(10:00)。

ここから山道となり、左が針葉樹、右が落葉樹の道を歩く。少し霧がかかり幻想的な道を進んでいくと明るい落葉樹の道に出る。この辺一体はなぜか両側の木々が蜘蛛の巣だらけ(写真下)。それも水平方向でほぼ同じ大きさのものばかり。昨晩、蜘蛛たちがここに集まって、だれが一番きれいな巣を作ることができるかコンペティションでもしたのかな。。。前日の雨が残りきらきら輝いていてどれも美しい。

あっ、エイザンスミレ見つけた!ここにはヒトリシズカが一人ではなく仲間と一緒にいる!と春の山道に咲く小さくて可憐な花々に夢中。かなりの時間オーバーで軍刀利(ぐんだり)神社の鳥居までやってきた(10:50)(写真左下)。「桜のプロムナード」の看板(写真左下マウスオーバー)も出ているように、このあたりから桜の木が並んでいるのだが、花は少ない。すでに散ってしまったのか、それともテングス病で咲かないのかよくわからない。

佐野川峠までやってきた(11:05)。サクラの花びらが熊笹や地面に落ちて、きれいな模様を作り出している(写真下)。やっぱり花はほとんど散ってしまったのかな。。。残念。

   
萌黄色の山にラブレター レンギョウとモクレンとサクラ(ユキヤナギ)これは何?(ユキノシタの葉)
ムスカリとユキヤナギ(水滴が美しく輝く草花)蜘蛛の巣(蜘蛛の巣いっぱい) サクラの花びらが織り成すアート(新緑)

 

▲甘草水広場〜生藤山〜茅丸〜連行山▼  
  

サクラの木々を見ながら佐野川峠から歩くこと20分で甘草水広場に着いた(11:25)(写真右上)。すでに数人の登山者がお昼休憩をしている。

広場のど真ん中に植えられているサクラの木は満開を少し過ぎた状態だが花はまだ少し残っている。よく見ると周囲の木々もほとんどサクラなのだが、花はピークを過ぎて散ってしまった様子。でも、もともと病気のせいで花をあまりつけなかった可能性もある。ただテングス病の症状がはっきりと見えるわけでもないので、すでに処置が取られて快方に向かっているのかもしれない。早く元気になってほしいものだ。

サクラの木々の合間からは陣馬山が見える(写真右上マウスオーバー)が、カメラをズームにしてもあの白い馬までは確認できない。とりあえずここでお昼休憩して歩き再開(11:50)。一旦針葉樹の道に入り、そのあと芽吹き始めた雑木林の明るい道を歩き、サクラの花が目立ってきたら三国山に到着(12:05)。

眼下の山はサクラの淡いピンクと萌黄色の木々でふわふわしていて美しい(写真右中央)。ここは東京都、神奈川県、山梨県の境なので三国山。晴れていたら展望もよく富士山、三ツ峠、雲取山などが見えるはずなのだが、この天気では残念ながら無理。

少し下って生藤山に向かう岩尾根を登り始めると、巻き道になんとマウンテンバイクでやってきた中年の男性3人がいた(写真下)。ここからはバイクをおいて生藤山山頂に向かうのかな。。。山頂までは5、6分で到着(12:25)(写真右下)。山頂は三国山ほど広くなく、人が多くてこの天気なので、すぐに次の山へ向かう。

急な坂を下りて、若葉を観察しながら歩き、階段状の急な登りを登りつめると茅丸の山頂に到着(12:45)。標高は1019mで生藤山よりも高い。少し天気がよくなってきたのか、雲の上に丹沢方面の山々が顔を出している(写真右下マウスオーバー)。また急坂を下りる。この辺のヒノキの木がいやに黒っぽい(写真下)のが気になる。まっすぐのはずの木がくねっているものもある。この木々たちももしかして病気なのだろうか。。。

気持ちいい稜線歩きでは、芽吹いたばかりの木々やいろんな種類のスミレ(写真下)が楽しめる。連行(れんぎょう)山を過ぎて2,3分ほど歩くと再び陣馬山が見えるポイントに。今度はズームを使うとあの白い馬もはっきり見える!なだらかな斜面で休憩している人たちも見える(写真下)。距離的にも先ほどよりも近いし、天気もやっと回復してきたからだ。

 
甘草水広場(陣馬山が見える)


三国山から見下ろす(サクラ)


生藤山山頂(茅丸山頂)
   
甘草水広場へのサクラの道(病んだ木?)三国山からの展望(三国山山頂) マウンテンバイク(生藤山からの急な下り)
やわらか色の若葉 黒いヒノキの木!?(気持ちいい稜線歩き)陣馬山の白い馬!(連行山山頂)
   
可憐なスミレたち集合!

 

 

▲醍醐丸・和田分岐〜和田〜竹の子の里▼

  


エイザンスミレ(遠く丹沢方面の山々が見える)

一軒家(沢に沿って歩く)

 

醍醐丸・和田分岐までやってきた。ここからは和田バス停・藤野駅方面に下りる。植林の中のジグザグの下りの急斜面(写真下)にはエイザンスミレ(写真左上)が目立つ。ナガバノスミレサイシンもいる。

どんどん下っていくと展望が開け、天気が回復したせいか、先ほどは頭の部分しか見えなかった丹沢方面の山々が全体の姿を見せている(写真左上マウスオーバー)。

竹林(写真下)が見えてくると 、サクラやツツジ、ツバキなどの花が咲き乱れるその向こうに一軒家が現れた(14:35)(写真左下)。ここから小沢(写真左下マウスオーバー)に沿って歩くこと15分、やっと車道に出た(14:50)。雑木林の萌黄色と植林の濃い緑色が交互に並んだ美しい山が目の前に現れた(写真下)。

春が演出するさまざまな景色を見ながら車道をジグザグジグザグ。萌黄色でふわふわの山々、足元の可憐な草花、民家の庭先の花々などを楽しみながらだらだらと歩き、和田集落を抜けて鎌沢入口経由で竹の子の里活性化センター近くの駐車場まで戻ってきた(15:50)。春を満喫したハイキングだった。

   
   
植林の斜面を下る(柏餅。。。)今日のワンコ(竹林)萌黄色の山
茶畑と萌黄色の木々和田集落と山(ムラサキハナナとスイセン)萌黄色の山