ちょうど見頃のツツジ
 
三窪高原柳沢峠→柳沢の頭→ハンゼノ頭→電波塔→防火帯の切り開き→斉木林道→柳沢峠
年月日2010年6月20日
地域大菩薩周辺
1685m (ハンゼノ頭)
天気曇り(ガス)
ひとことツツジが乱れ咲く高原、ガスで幻想的
温泉のめこい湯
 

 

歩いたコース ▲柳沢駐車場〜柳沢ノ頭▼
  


柳沢駐車場(登山口)

柳沢ノ頭(その下にもツツジが)

 

関東地方は梅雨の中休みで晴れの予報なのでツツジの名所三窪高原へ向かう。でも小仏トンネルを越えると空の色が灰色に変わった。6月にはすぐに満車になるというトレッキング出発地点の柳沢駐車場(写真左上)は到着時刻10時頃でもかなり空いていた。このあたりからでも見えるはずの富士山も今日は完全に閉店。こうなったら、雨が降らないことだけを祈るしかない。

駐車場の奥に三窪高原入口(写真左上マウスオーバー)があり、そこから木段を上って(10:05)車道に出て少し歩くとまた階段を上り車道に出る。その後、「三窪高原、ハンゼノ頭」の標識から林の中に入っていく。林の中は落葉樹とカラマツの新緑、そして足元はクマザサ。ときどきガスが立ち込めてきて、幻想的な森に一変する。

柳沢峠を一足早く出発していた団体さん(写真下)を追い越し、ゆるやかに上っていく。次第にツツジがあちこちに見られるようになる。ガスが立ち込めるとうっすらとしか見えなくなるがそれはそれで情緒があっていい。

尾根に出て右へ木段をひと上りすると、視界が開けて広場に出る。周囲はぐるりとツツジに囲まれている。三脚を置いてツツジを撮影している人がいる。ここが柳沢ノ頭(10:45)(写真左下)。晴れていればここから富士山などが見えるはずなのに展望が全くないのが残念。

   
   
広葉樹林(カラマツ林)クマ出没注意の看板(ガス)カエデ(クリックで拡大)
団体さん(ホウノキ)ツツジがあちこちに(階段を上ると柳沢ノ頭)柳沢ノ頭のツツジ(クリックで拡大)

 

▲柳沢ノ頭〜ハンゼノ頭〜電波塔▼  
  

柳沢ノ頭からはツツジの目白押し。樹林の中にツツジが咲いている光景はまるであちこちに明かりが灯っているよう。

この季節にまだなんとか咲いているズミの花と今まさに見頃のツツジのコラボを見つけた(写真下)。そろそろ終わりのズミの花が、見頃のツツジにバトンタッチしているようにも見える。

ツツジの木の中には、枝や葉っぱが密集して何かの巣のように見える部分があるが、これはもしかしてテングス病!?(写真下)

ガスで幻想的な樹林の中をゆるやかにアップダウンしながら歩いていくと、木々の合間から見える向こうの山が真っ赤に燃えている!木々のトンネルを潜って下りてみるとガスで全体像は見えないが、山腹一面にツツジが咲き乱れている(写真下パノラマ)!木段を上ったところがハンゼノ頭(写真右上)(11:15)。このハンゼノ頭の広場では、すでに数人がお昼を食べている。上から見下ろしてもガスのせいでどのくらいツツジが咲いているのかわからない。近くでさえこの様子だから遠くは真っ白。残念。。。

ハンゼノ頭からゆるやかに下り、さらに進むと電波塔が見えてきた(写真右中央)。さらに進むと休憩舎がある。周囲は開けていて新緑がところどころツツジの赤で彩られている。休憩には格好の場所。ここでお昼を食べることに(11:30)。右手の進行方向にはツツジがずらり。でもその手前に「公衆便所」の大きな看板(写真右下)。せっかくの景色がこれで台無し。ちょっと残念。。。

標高1600mの休憩舎でじっとしているとすぐに寒さが襲ってくるので、お昼を食べたらすぐ歩きを開始(11:50)。一旦車道に出たらすぐそこに先ほど見えた電波塔が立っている(写真右下マウスオーバー)。またすぐに林に入る。

 

 
ハンゼノ頭

電波塔が見える(レンゲツツジについて)

休憩舎のツツジ(電波塔)
   
   
(クリックで拡大)ツツジとズミのコラボ(クリックで拡大)そろそろ終わりのズミの花
葉っぱがつくるアート(テングス病)美しいツツジ(クリックで拡大)幻想的(向こうの山が燃えている!)
 
ハンゼノ頭へ上る直前のツツジ

 

 

▲休憩場所〜防火帯の切り開き〜林道出合〜柳沢駐車場▼
  

休憩場所(板橋峠への標識)

サラサドウダンとツツジ

防火帯の切り開き(道に垂れ下がるツツジ)
 

ツツジはまだまだ続く。ガスが立ち込めた樹林の中を通り抜けるとまた開けた場所に出た。休憩用のベンチがいくつかある(12:05)(写真左上)。周囲がツツジに覆われているのは見えるのだが、その向こうは真っ白。再び樹林の中を通ってまた開けた場所に出た。

風がガスを連れてきては目の前の美しい景色を一瞬真っ白に消したかと思うとまた元の景色に戻す。または薄いガスのフィルタをかけてその場所を幻想的な景色に変えてしまう。ガスはまさに景色を自由自在に操るマジシャン。

少し先に現れた標識は直進と右方向のどちらも板橋峠を示していたが、そのまま直進(写真左上マウスオーバー)を選択。少し歩くと今度は鮮やかなツツジとサラサドウダンのコラボ(写真左中央)。ドウダンツツジに似ているこのサラサドウダンは、後で調べるとツツジ科ドウダンツツジ属となっていた。

その後、カラマツ林を抜けると防火帯の切り開きに出た(12:30)(写真左下)。この切り開きには道がほとんどないので、最初の急坂は下りにくい。このまま横になって転げ落ちたほうが簡単そう。この坂を下りると斉木林道に出会う(12:50)。

ここからは平坦な林道歩き。広い林道だが、車はほとんど通らず、時々トレイルランをしている人たちが追い越していく(写真下)。自然を楽しみながらだらだらと1時間ほど歩くと国道に出て(14:00)右に曲がったらすぐそこが駐車場。

三窪高原はレンゲツツジ、サラサドウダン、ヤマツツジの大群生地とあったが、この日見たツツジはどうやらほとんどがヤマツツジ(上の花びらの内側に斑点がある)だったようだ。花が大きく、葉っぱは枝先につき表面にしわがあるレンゲツツジはほとんど見なかったかも。。。なにしろガスのせいで近くしか見えなかったのでしょうがない。今度は展望のある日に来て、ヤマツツジやレンゲツツジの群生がどこまで広がっているのか確かめたいものだ。

   
   
ガスの立ち込める林の中(ツツジ)クリックで拡大クリックで拡大
ガスで真っ白クリックで拡大クリックで拡大
クリックで拡大 葉が白いマタタビ(ミヤマガマズミとツツジ)トレイルランナー(車道歩き)