急登直下から見上げる蓼科山(白樺湖からの蓼科山)
 
蓼科山

@大河原峠→将軍平→蓼科山山頂→往きの逆
A大河原峠→双子山山頂→双子池ヒュッテ(キャンプ)→(翌日)亀甲池→往きの逆

年月日2010年7月18日〜19日
地域八ヶ岳
2530m
天気晴れ
ひとこと広大な山頂からのすばらしい展望
温泉縄文の湯
 

 

歩いたコース ▲大河原峠〜将軍平〜蓼科山頂ヒュッテ▼
  


大河原峠(大きなダケカンバの木と縞枯れ)


将軍平の蓼科山荘


急登(遠くから望遠で見た急登)


蓼科山直下を見下ろす(蓼科山頂ヒュッテ)

 

数年前、北横岳に登ったとき、隣に見えた蓼科山。なだらかな部分(この部分は本当は前掛山)とその先に丸く盛り上がった形が動物の胴体と頭のように見えて、巨大な猫か犬が横たわっているかのようで、とても印象的だった。

今日はこの蓼科山に登る。とはいっても、蓼科山の後、双子池でのキャンプも予定しているので、一番早く着く大河原峠からのコースを選択。9時前に到着した大河峠の駐車場はすでに混みかけていた。天気は晴天。丸く盛り上がった広い山頂から360度の展望が期待できそうだ。

登山口(9:00)あたりにはすでにハクサンフウロやテガタチドリなどのお花が咲いている(お花畑のボタンをクリック)。ここからしばらくは、動物の胴体の部分を歩くので前掛山へ少しずつ標高を上げていく比較的なだらかな道。

だがところどころで岩がごろごろしていて歩きにくい場所もある。標高2000m以上ある登山道にはシラビソやシラカバ、ダケカンバ、ナナカマドなどの木が多い。真夏の真っ青な空に白い木々が映える。この標高でも直射日光はかなり暑いが林の中に入ると涼しくなる。足元はほとんど笹に覆われていて、たまに目にするのがゴゼンタチバナとミヤマオトギリぐらい。

1時間余りで縞枯現象でシラビソなどの木々が立ち枯れたり、倒れたりしている場所に出た。周囲が開け、近くの山々が見える。縞枯現象(写真左上マウスオーバー)が発生するはっきりとした原因はまだわからないようだ。

突き当たりには木々の間から北アルプスが見える。前掛山山頂手前で左に曲がると、動物の頭の部分が見える。でもここまで来るとなぜか抹茶プリンのイメージしか浮かばない。

すぐに将軍平(写真左上から二番目)に到着(10:30)。ここは七合目からも合流する場所で、多くの人が休憩している。「ここから山頂まで30分」といかにももうすぐ山頂のような看板があるが、実はここからが急登になる。その前にエネルギーを補充するために、日陰で休憩をしながら、お昼用のおにぎりの一部と、ここで売られているアイスクリームを買って食べる。

準備OKで、最後の急登に入る(11:00)。そこは思っていた以上の急斜面、しかも大きな岩だらけ、そして人が数珠つなぎになっていた(写真左上から三番目マウスオーバー)。まるで渋滞中の高速道路に並ぶ車の列のように、少し登っては止まるの繰り返しなので疲れることはない。

上を見上げると、山頂から降りてくる人が頭上から落ちてくるように見える(写真左上から三番目と写真下)。遠くから見るととてもなだらかに見えるのにとても不思議だ。

やっと蓼科山頂ヒュッテが見えた(11:30)。広い山頂の中程にある山頂の標識まであともう一息だが、このヒュッテ(写真左一番下)でかき氷を食べる。体が欲していたのか、このイチゴ味の甘〜いかき氷がとてもおいしく感じられた。

   
   
大河原登山口(大河原ヒュッテ)シラビソなどの樹林帯(縞枯れ)将軍平から山頂への急登へ

 

▲蓼科山ヒュッテ〜蓼科山山頂〜将軍平〜大河原峠▼  
  

その後、大きな岩から岩へホッピングしながら(写真右上マウスオーバー)、山頂の標識に到着(写真右上)(11:45)。山頂はとてつもなく広く、展望も良い。北横岳(写真下)は急登時にすでに左手に見えていたし、すぐそこの美ケ原の電波塔はもちろんのこと、穂高や槍などの北アルプス(写真下)もくっきり見える。ここでゆっくり休憩。

ごつごつした岩だらけのだだっ広い山頂を、蓼科神社奥宮経由で横断して方位盤のある方向にホッピングして行くと、眼下に白樺湖(写真右中央)が見えた。近くにいたトレッキングのガイドさんと思われる方が、周囲でゆっくり休憩しているみんなに向かって、南側に積乱雲が発達してきているので、あまり長居しないで早く山を下りたほうがいいですよ。と親切にもおっしゃってくれたので、そろそろ下山することにした。(12:20)

先ほどの山頂への30分間の急登が今度は急降下に変わる。上りのときは体を重力に任せておけるが、下りでは重力との戦いとなる。気を緩めると滑り落ちる可能性もあるので、最後まで気を緩めることはできない。下りも長い列ができているので、列を乱さぬように足を置く岩を慎重に的確に選びながら下りていく(写真右下)。

やっと将軍平まで下りてきた(12:50)。ここまで下りると安心したのか精神的にどっと疲れが出てしまった。多くの人(これから登る人、降りてきた人、七合目から来た人。大河原峠から来た人)が休憩しているが、直射日光があまりにも強く、しかも木陰があまりないので、このまま引き続き大河原峠に向かって歩くことにする。

今更いうことでもないのだが、往きと同じ道なのに、「こんなところ通ったかな」と思うことがよくある。往きの景色をビデオのように頭に記憶して、それを今度は逆方向に再生できるような頭があったらいいのに。。。

一旦前掛山に向かって少し登ったら後はゆるやかな下り。今回の下りはそれほど長く感じることもなく、大河原峠に戻ってきた(14:00)。

2530mの蓼科山山頂から2000mの大河原峠まで下りてくると、午後2時ということもあって直射日光はシャープで暑い!

 
山頂(もうすぐ山頂)

白樺湖を見下ろす(美ケ原と電波塔)
岩ごつごつの急傾斜を下る
   
   
入道雲がニョキニョキ蓼科神社奥宮北横岳
広〜い山頂の一部北アルプス

 

 

▲大河原峠〜双子山〜双子池フュッテ〜双子山〜大河原峠▼
  

双子山(今度は双子山へ向かう)


双子山山頂


双子池:雄池


双子池:雌池


北横岳と蓼科山の間に中央アルプス
 

今回はこれで終わりではない。少し休憩したら、次は、双子山(写真左上)の向こうにある双子池のキャンプ場まで歩き、そこで一泊する予定。重くなったザックを担いで、一日の一番暑い時間帯に炎天下を歩き始める(14:40)。暑さを我慢して歩き続けること20分、双子山山頂(2223m)に到着(15:00)(写真左上からニ番目)。

ここの山頂も広くて視界を防ぐものがなく、さわやかな風が気持ちいい。あとはこの山を向こう側に下りるだけ。約40分後、下にヒュッテが見えた。

ヒュッテの前に双子池の雄池(写真左上から三番目)があり、この向こうには雌池がある。ヒュッテのおじさんが、「雄池の水は日本一きれいな水で、そのまま飲めます。大腸菌ゼロです。なので食事にはこの水を使用してください。」とのこと。実際、この池をよく見ると本当に水がきれいなのがよくわかる。

実際の野営地は雌池の向こう側と簡単に言うが、実際行ってみると、なんとヒュッテから10分以上も離れたところだった。

先日の雨で池の水位が上がっているため途中の池沿いの道が冠水していて、笹を踏んで作った迂回路を通ってやっと着いた野営地では、テントを張れそうな場所はほとんどすでに埋まっている。しょうがないので幅が少し広くなった通り道に張らさせていただく。隣のテントさんに断って。

野営地はシラビソやツガなどの木々に覆われているので非常にひんやりしていてしかも静寂。ただし、トイレが。。。自分の中のトイレ・ランキングではこれまでの一位を軽く抑えて一位新登場!なるべく行かないように頑張っていたが、やっぱりこればっかりは。でも次の日になると初日ほどいやだとは思わなくなっていた。慣れっていうのは恐ろしい!

夜どおしキーン、キーンと鳴いていた動物はやはり鹿だったようだ。かなりテントの近くまできていたような気がするが、ヒュッテのおじさんが言うには、最近は鹿が増えすぎて、お花を食べてしまうそうだ。どおりで道中あまりお花を見かけなかったなと思った。キスゲなどは花が咲く前に食べ尽くされたそうだ。残念!

翌朝、もう一つの池、亀甲池(写真下)を見に行ったが、ここも水位が上がっており、道が冠水している場所があるため、近くまで行くことができなかった。なぜここが亀甲池と呼ばれるのか?ネットで調べると、「冬池が凍って氷が割れたとき亀の甲羅の形に割れるので亀甲池というのだそうです」とあった。途中、一面緑の絨毯を敷き詰めたように苔むした林の中(写真下)を歩いていたら、数年前歩いた白駒池の原生林を思い出した。

亀甲池から戻ってくるとすでに半分以上のテントがすでに消えていた。我々もテントをたたみ、ヒュッテの窓から顔を出したおじさんに挨拶をしてキャンプ場を出たのが8時10分。

天気は前日よりさらによく、雲一つない青空の下、双子山山頂(9:00)の展望は抜群。前日登った蓼科山をはじめ、その隣の北横岳、そしてその間に中央アルプス(写真左一番下)、北側にはここからも北アルプス、東側にはあのクレヨンしんちゃんの作者が亡くなった荒舟山、そして浅間山も見える(写真下パノラマ)。

展望を十分楽しんだ後(9:25)、元来た道を戻って行き、9時45分に大河原高原にたどり着いた。この後、縄文の湯に入り少しゆっくりした後、まだお昼なのに渋滞ピークの中、4時間ぐらいかけて東京に戻っていった。

   
双子池へ下る道の木々双子池ヒュッテ(水の中に埋まった花)野営地
苔むした林の中を亀甲池へ

水位が上がって亀甲池への道が冠水状態

亀甲池
双子山山頂からの東方向の展望