飯盛山
 
飯盛山

清里駅近くの駐車場→飯盛山登山口→平沢→飯盛山→平沢山→平沢峠→飯盛山登山口→駐車場

年月日 2012年7月16日
地域 八ヶ岳

1643m(飯盛山)、1653m(平沢山)

天気 曇りのち晴れ
ひとこと

雲のせいで展望が...でもお花はいっぱい

 

 

歩いたコース  ▲清里の駐車場〜飯盛山▼
  


登山口の指標


林を抜けてまた牧柵を抜ける(林の中)


飯盛山山頂(山頂へ)


 

夏は高山、とはいっても5月以降、山には行っていないので、いきなり高い山に上るのは危険。それならのんびり上れる360度展望のすばらしい飯盛山へということで、一番天気がよさそうな連休最後の海の日に行くことに。

その前日の夕方には河口湖からほぼ完璧な富士山を見ることができたので、飯盛山からの富士山も大いに期待して次の朝清里に向かったのだが。。。早朝は鉛のような曇りが垂れ込め、すぐ先は霧で真っ白。ただ、視界の下の方には青空が少し見えているので、そのうち霧が晴れてくれることを祈る。

清里駅近くの141号線沿いの町営駐車場に車を停めて、歩き始める(7:40)。清里ユースホステルのところを東に下りていく。「千ヶ滝飯盛山」の標識に従って歩いていくと、千ヶ滝の標識の向こうに大門川があり平沢橋を渡る。さらに道なりに歩いてくと、左手に牧場がある(写真下)。電柱には飯盛山登山口民宿観光荘の名前が書かれていて、登山口がすぐ先にあることがわかる。

さらに歩いていくと平沢の集落に入り、その先の変形十字路の角に「飯盛山登山口」とある(8:00)(写真左上)。狭い道に大きなトラックが通っているのは、この辺一体が高原野菜畑になっているからのようだ。再び飯盛山の指標があり(写真左上マウスオーバー)、ここから少し歩くと林の中へ。牧柵を抜けると林はさらに深まっていく。

うっそうとした林の中にも、ヤマアジサイ、シモツケ、オダマキなどいろんな花が咲いている。カラマツ林を過ぎ頭上が明るくなると林から完全に抜けた(8:55)。本当なら周囲の山々が見えるはずだが、真っ白で何も見えない。

牧柵(写真左中央)を抜けて、足元のウツボグサ、シモツケ、オダマキ、ナデシコ、ウスユキソウなどを楽しみながら、木枠が組まれたなだらかな道を歩いていく。ニッコウキスゲも所々に咲いている。

進行方向に、こんもりと飯を盛ったような山容の飯盛山が見えるようになった。視界も少しずつよくなり、時折雲の切れ目から南アルプスの山や八ヶ岳の山も顔を出すようになった。

少し傾斜のきついところを登りきると、すぐそこに飯盛山が見える。飯盛山と平沢山との鞍部まで着くと、後は飯盛山までザレた道をひと上りして山頂に到着(9:30)(写真左下)。

   
大門川(平沢橋) 左側に牧場がある(牧柵を越える) 木枠の道を行く(林の中)
飯盛山からの南アルプスと八ヶ岳方向(右端は平沢山)

 

▲飯盛山〜平沢山▼   
  

360度の展望を楽しめる山頂のはずだが、南アルプス、八ヶ岳などはまだ雲に覆われていて見えない。時折顔を少し出すがすぐまた雲に隠れる。富士山方向の雲が晴れないかと少し待ってみたが無理のようなのであきらめて隣の平沢山に向かう(9:45)。

いったん先ほどの鞍部(写真下)まで下りたら、今度は指標の「しし岩」方面へ。平沢山への尾根道はシモツケ、トラノオ、ニッコウキスゲ、ウツボグサなどの花で彩られていて、お花畑の中を歩いているようで足取りも軽くなる(写真右上)。夏の花に紛れて、まだツツジが咲いているのを発見。

右手の牧柵を抜けて平沢山山頂をめざす。ザレの急登なので少し登りにくいが山頂(1653m)まではあっという間(10:15)(写真右下マウスオーバー)。山頂から振り返ると先ほど上った飯盛山が見える(写真右下)。この方向には富士山も見えるはずなのだが、やっぱり厚い雲に隠れて見えない。

ここからは獅子岩を目指して下る。この道は、飯盛山へ上る最短コースなので、獅子岩に駐車して気軽に歩いて上る人が多い。ただ、この道は樹林の中が多くしかも北側の道なので道がぬかるんでいるところは注意が必要だ。

左側にまた柵のようなものが現れ「この一帯は牛の放牧場になっています。 有刺鉄線にご注意ください」との注意書き(写真下)。今は放牧の季節ではないため牛は見ないし、結構急な樹林帯も多いこの辺一帯が放牧地といわれても今ひとつぴんとこない。

 


お花畑(平沢山へ)

平沢山から飯盛山を見る (平沢山山頂)

   
飯盛山(手前)と平沢山(向こう)との鞍部 ウツボグサ(トラノオ) オダマキ(シモツケとツツジ)
蝶たちに人気の花
平沢山からの下り この一帯は牛の放牧場

 

 

▲平沢山下り〜獅子岩〜林道〜駐車場▼
  


獅子岩(平沢峠に下りてきた)

車道から見える飯盛山(暑い車道歩き)


 

思ったより長かったこのゆるやかな下りもやっと駐車場が見えてきたところで終わり。左手に車道、道の向こうに獅子岩(写真左上)が見える。平沢峠だ(10:50)(写真左上マウスオーバー)。

獅子岩に上って飯盛山方向に見えるはずの富士山を探したが、やっぱりだめ。反対側の八ヶ岳もやっぱり雲の向こう。かつて、武田信玄と平賀源心が戦ったと伝えられているこの平沢峠で少しだけ休憩したら、帰りは車道を歩く(11:15)。

くねくねと曲がって直線距離よりもかなり長い車道は、炎天下を歩くので非常に暑い。しかも道路の照り返しが非常に強くてつらい。車はほとんど通らず、たまに高原野菜用のトラックが通り過ぎていくぐらい。向こうに今上ってきた飯盛山と平沢山が見える(写真左下)。

延々と続くかと思われた車道歩きも、高原野菜畑が広がりはじめるとそろそろ終わり。そのうち「飯盛山登山口」の指標もある十字路で元来た道に合流して、平沢橋を渡り、清里駅近くの駐車場に戻っていった(12:30)。

 

     

高原野菜用のトラック(野辺山平沢峠)

高原野菜と飯盛山 清里の信号の上に牛が