黄金色の紅葉

 
高取山・仏果山 愛川ふれあいの村→高取山→仏果山→愛川ふえあいの村
年月日 2014年11月23日
地域 丹沢
705m(高取山)747m(仏果山)
天気 晴れ
ひとこと

両展望台から湖と紅葉の山の素晴らしい展望

温泉 別所の湯(清川村ふれあいセンター)
 

 

歩いたコース  ▲愛川ふれあい村〜2つ目の林道▼
  


愛川ふれあいの村(モミジとイチョウ)


ここから登山道へ(鹿よけの戸が開いている)


2つ目の林道の美しい紅葉

 

「愛川ふれあい村」の駐車場に車を停めたら、メタセコイヤの道を通って、まずは「愛川ふれあい村」に立ち寄る。この広い施設内にはさまざまな木の紅葉がまさに見ごろを迎えていてとてもカラフル(写真左上)。事務所で高取山・仏果山コースガイドをもらって歩きを開始。

施設内のイチョウとモミジのトンネルに入ると陽に当たって輝く赤と黄色があまりにも美しくてカメラのシャッターを押す手が止まらない。向こう側には煉瓦色に紅葉したメタセコイヤが並んでいる。コナラがこんなにきれいなオレンジ色に紅葉したのは見たことがない(写真下)!などなど、この施設内の紅葉ですでにかなり満足。

施設内の突き当たりにトイレがありその左側に「高取山・仏果山入口」標識がある。登山道にはトイレがないのでここが最後。階段を上がると針葉樹林帯の中の登山道へと入っていく(写真左真ん中)(8:30)。ヤマビル(3月〜10月)の注意事項が書かれた看板があるが(写真下)、今は11月だし、晴れているので問題ない。

鹿避けフェンスを潜ったが、ドアは開いたままでこれでは役に立っていないが大丈夫なのだろうか(写真左真ん中マウスオーバー)。宮沢大橋への分岐(写真下)を標識どおり高取山方面に曲がってくねくねと上っていく。この辺は、段差の低い上りやすい階段に整備されていて歩きやすい。

2つめの鹿避けフェンスを潜ったがやはりここも開いたまま。しばらくすると暗い樹林帯を抜け林道に出た(写真下)。舗装されていないこの林道には車が2、3台停まっていて数人がどうやら狩りの準備をしているようだ。

この林道を横切って少し左手にある階段を上っていく。再度樹林帯を抜けるとまた林道に出た(写真左下)(9:00)。一面カラフルな紅葉の景色が目の前に現れる。先ほどのハンターたち数人とまた会った。やはり、鹿の駆除に来ているそうだ。だが、鹿は狩りのできない向こうの山に逃げ込んでしまっていて、この辺ではなかなか鹿が見つからないとのこと。増えすぎた鹿の駆除は簡単にはいかないようだ。きっとそれで鹿避けフェンスが開いたままになっていたのだ。

     

メタセコイヤ 美しいモミジ(グラデーション) コナラがオレンジ色に
ヤマビル注意(ムササビ注意の標識) 宮沢大橋への分岐(ゆるやかな階段) 1つ目の林道から登山道へ(林道)

 

▲2つ目の林道〜高取山山頂▼  
  

しばらく気持ちいい尾根を歩く。真っ青な空に輝く赤、黄、オレンジの紅葉と足元にあふれる様々な形の落ち葉。。。陽だまりの中、それらに囲まれているだけで幸せな気持ちになる。この辺はブナの木も多く、あめ色に紅葉した葉っぱが陽に当たると濃い黄金色に輝き、それはそれは美しい(写真一番上)。

再びジグザグ道を上っていくと、カラフルな紅葉で囲まれた出発地点の「愛川ふれあいの村」が見下ろせるようになる(写真下)。

モミの木分岐までやってくると(9:30)、またあのハンター達に会った(写真下)。腰を下ろして休憩していた。その後、また開いたままの鹿避けフェンスを潜ったらここからは暗い針葉樹林帯の中を上っていく。10分ほどで抜け出て再び、青空に鮮やかに映える紅葉の木々の中、斜面を上る。この紅葉の時期は、針葉樹林帯と広葉樹林帯の明暗のコントラストが特にはっきりしていて面白い(写真右上)。

足元はいろんなカエデの落ち葉の展覧会。紅葉にススキも加わり、向こうには山頂の展望台が見えてきた。ちょうど10時に高取山に到着(写真右下)。山頂は開けていて東側の東京方面の展望がいい。高さ10m以上の高い展望台に上ると西側の宮ヶ瀬湖と紅葉の山々のコラボが素晴らしい(写真下パノラマ)。隣にはこれから行く仏果山も見える。

ここでお昼のお弁当を食べ始めたが、風が強くなってきたので、途中でやめて次の仏果山をめざして歩き再開(10:30)。これまで風もなく穏やかだっただけに残念。

 


暗い針葉樹林帯から(明るい広葉樹林帯)


高取山山頂展望台(高取山山頂)

     
イヌツゲに虫こぶがいっぱい この季節にも花が いろんな落ち葉(紅葉)
青空に映える紅葉 ふれあいの村が見える(鹿避けフェンス) モミの木分岐にハンター達(モミジの落ち葉)
高取山山頂の展望台からの展望

 

  ▲高取山〜仏果山〜愛川ふれあいの村▼
  


宮ヶ瀬越(高取山からの仏果山)

仏果山頂(山頂の展望タワー)

高取山が見える(送電線)

 

高取山から一旦下り、しばらく風のない穏やかな陽だまりの尾根を歩く。この道も紅葉がすばらしい。宮ヶ瀬越までやってくると(写真左上)(10:40)、宮ヶ瀬湖の仏果山登山口からの道と合流する。ここではそこから上ってくるハイカーたちが数人休憩していた。

左側の木々の間から仏果山をちらちら見ながら歩き、最後にロープのついた階段を上っていくと仏果山山頂に到着(写真左真ん中)(11:15)。この山頂にも高取山と同じような高い展望塔台がある。実は元々展望台は仏果山にしかなかったが、後から高取山にも展望台ができたらしい。

展望台からの眺めは少し霞んできたようだがまだまだ素晴らしい(写真下パノラマ)。右側には先ほど上った高取山が見える。個人的には、湖が広く見える高取山からの展望のほうが少しだけいいような気がする。

ここでお昼の残りを食べたら下山(11:50)。仏果山を背にして歩き出すと途中から素晴らしい紅葉の木々の間に高取山が見えてくる(写真左下)。この辺もブナ(イヌブナ)が多くゴールデン色に輝く葉っぱがまぶしい。

その後、針葉樹林帯を通り抜けると、送電鉄塔が見え、展望が開ける(12:25)。ススキに覆われた道を歩き、また樹林帯の中に入り下っていくと県道514号の手前に出てきた(13:05)。ここを左手に下りさらに階段を下ると林道に出た。ここで今朝高取山に行く途中に会った鹿のハンター達にまた会った。彼らも仕事を終えて車に乗って帰るところだった。

先ほどの県道514号線の下を潜って、林道をゆるやかに下りていく。指標に従って左に曲がり(13:10)、民家の間の道を上っていくとT字路に出た。塀の向こうは今朝通った愛川ふれあいの村。

行きはこの中を通っていったが、帰りは右に外壁に沿って歩き、駐車場まで戻ってきた(13:20)。美しい紅葉三昧の山歩きだった。

   
     
仏果山から下山 美しいモミジの紅葉 美しい紅葉(コナラ)

面白い穴がいっぱいの葉(マムシグサ)

T字路を左に行き階段を下りて高架線を潜る ドイツトウヒの大きな実
仏果山からの展望 - 右手前の山が高取山