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歩いたコース | ▲庚中塔登山口〜六万騎山〜地蔵尊登山口▼ | ||||||||||||||||||||||
六万騎山のカタクリ開花時期は4月上旬〜中旬だということは知っていたが、それでももしかしたらと思って、連休のハイキングの1日目は山全体がカタクリの群生地になっている321mの六万騎山へ。 地蔵尊側の駐車場(5、6台)はいっぱいだったので、庚中塔側の駐車場に車を止めて整備された階段を歩き始める(14:20)(写真左上)。歩き始めるやいなや、道の両側にはカタクリの葉っぱがいっぱい。その葉っぱの多くには他の場所でよく見られる斑がない(写真下)。花はすでに終わっていて実がなっているものある。なんとか花がもちこたえているものも見つけた。ということは頂上は少し期待できるのでは。。。 距がすごく長いスミレを見つけた。関東地方では見られない、積雪の多い地域で見かけるナガハシスミレ(写真下)だ。他にも雪国特有の花との出会いがあるかもしれない。楽しみだ。なんでも雪国の地方は、雪解けが遅いので、開花を待ちわびていた花が雪解けとともにいっせいに咲き、そのパワーもすごいらしい。 萌黄色から新緑の木々の中、ところどころでまだ残っているツバキの赤い花が彩りを添えている。足元にはタチツボスミレや他のスミレも咲き乱れている。しばらくするとコブシのような花が目立ち始める。でもこれはコブシではなく、タムシバと呼ばれ、コブシが花の下に葉が一枚ついているのに対し、タムシバは花の下に葉がないことで見分けられるそうだ。青空と萌黄色の木々を背景にこの白い花がよく映える(写真左真ん中マウスオーバー)。 今度は足元にイカリソウが現れた。花は濃いピンク色から薄いピンク色、真っ白な花もあり、群落になっているところもある。やがて、六万騎山の山頂に到着(15:00)(写真左下マウスオーバー)。 山頂からはコシヒカリの米どころである南魚沼の田んぼとその向こうの雪の残った山の景色が美しい。少し下ったところでカタクリの花の群落を見つけた。もちろん見頃は過ぎた花が多いが、それでも花が少し残っていてくれたことはありがたい。 その後もカタクリの群生地はそこらじゅうにあるのだが、そのほとんどが葉っぱだけ。これだけ葉っぱがあるということは、おそらく見頃の時期には山の表面がピンク一色に染まるに違いない。ちょうど桜の見頃の時期と重なり、遠くには雪をかぶった山々をバックにそれはそれは美しい光景となるにちがいないと、想像の世界に浸りながら地蔵寺の方に下りてきた(15:45)。 | |||||||||||||||||||||||
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| ▲坂戸山山頂〜一本杉〜駐車場〜▼ | ||||||||||||||||||||||||||
山頂にある富士権現社(写真下)の中には、「標高634mは東京スカイツリーと同じ高さです」と書かれた紙が貼られている(写真下マウスオーバー)。もちろん自然の中とは全く違うが、高さとしてはスカイツリーの470m(標高差)あたりまで階段を斜めにつけてひたすら登っていく感じだろうか。 山頂にも少し咲いているカタクリのお花を見ながらお昼休憩をしたら下山(10:50)。今度は山野草が豊富な城坂コースから。下り始めるといきなり残雪のかたまり。雪の上を慎重に歩きさらに下っていくと道の両脇にカタクリの花。向こうに見える八海山とカタクリの花は絵になる(写真左上)。 赤や黄色のショウジョウバカマも発見。林の中を下っていくと、開けた場所に残雪とカタクリの群落(写真左上マウスオーバー)。 この後のジグザグ道(写真左真ん中)の両側にはカタクリに混じってかわいいスミレが咲いている。七合目を過ぎたあたりからは眼下に六日町を見下ろしながら下りていく。イカリソウ、マムシグサ、エンレイソウ、キクザキイチゲも見つけた。 ふと林の中からガサガサ音がしたと思うと、な、なんと日本カモシカが飛び出してきた。カモシカもびっくりしたのか、すぐに林の中に戻って行った。あっという間でカメラのフレームに収めることはできなかったのが残念。 そのうち左手に雪渓が現れ、まさかと思ったが登山道の一部も雪渓に埋まっていた(写真左下)。無事に雪渓を抜けたかと思うとまた雪渓。何度か雪の上を歩いて一本松まで下りてきた(12:00)。道は右に伸びているが、そのままカタクリの花が咲くゆるやかな坂を下りて行き、坂戸城跡(写真左下マウスオーバー)を通りぬけて駐車場に戻って行った(12:20)。 坂戸山は登山道の一部が雪に埋まっていたし、キャンプ場の隣の川も雪解け水がごうごうと音を立てて流れていたので、今年は残雪が多いにちがいない。六万騎山も坂戸山も、最初から最後までカタクリをはじめ花の数も種類も多く、お花三昧のハイキングだった。 その後、小嶋屋総本店で食べたへぎそばはコリコリシコシコで非常に美味しかった。 | |||||||||||||||||||||||||||
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