2011年のレンゲショウマと蜂

 
御岳山 御岳山駅→富士峰園地→御岳山駅→長尾平→七代ノ滝→ロックガーデン→綾広ノ滝→長尾平→御岳山駅
年月日 2023年8月27日(2011年8月)
地域 奥多摩
標高 929m
天気

晴れ

ひとこと

レンゲショウマの花は少なめ

 

 

   ▲御岳山駅〜富士峰園地▼
  


●御岳山駅の広場からの眺望


●レンゲショウマの蕾と花と種


種(富士峰園地のレンゲショウマ群生地)

 

夏に咲くレンゲショウマをもう一度見たくて御岳山へ。レンゲショウマは2011年の8月に2回見に行ったことがあるがそれ以来のこと。何しろ夏の一番暑いときに咲くので、なかなか行けるものではない。

でも御岳山には、ロックガーデンや滝など涼めるところが何カ所かあるので、今回はそれとセットで楽しむことに。

今年のレンゲショウマは、雨が少なかったこと、鹿の食害、ナラ枯れで日影が少ないなどの要因で、花の数は少ないそうだ。また8月も終わりなので終盤を迎えているらしい。

9時ごろのケーブルカーで御岳山駅まで上る。この日は雷雨になる可能性が高く、雷が発生するとケーブルカーが動かなくなるかもしれないというアナウンスが流れていた。なるべく早く戻ってこないと。

御岳山駅に着くと、レンゲショウマの富士峰園地へ直行。階段を上っていくと、ちらほらレンゲショウマの花が見えてきた。確かに全く花が咲いていない区画もあり、通行止めもありで、以前と比べるとかなり少ないようだが、それでもこの上品で美しい花にまた会えたのはうれしい限り。

今回は8月末ということで、同じ茎には、すでに花が終わって種(写真左下)になったものもあるが、丸くてかわいらしい蕾と、下向きに咲かせた清楚な花がぶら下がっている姿はやはり可憐だ(写真左真ん中)。

ちなみに2011年8月は第一週目と三週目に2度も行ったのだが、どちらのときも花の数が今回よりもずっと多かった。同じ茎には一輪か二輪の花が咲き、まん丸の大きな蕾が10個ぐらいリズミカルでコミカルに垂れていて園地がとてもにぎやかだったのを覚えている(写真下と一番上)。

もう一つ楽しみにしていたヤマユリ(写真下)はすでに花は終わっていた。先日テレビでやっていたが、今見られる美しいイングリッシュガーデンは、昔、英国のプラントハンターが世界中から収集してきた珍しい花々がもとになって生まれたとのこと。日本からは、あの美しいヤマユリが英国に渡ったそうだ。

通行止めがあるので一旦御岳山駅に戻り、「御岳山へようこそ」の門をくぐり(9:50)御嶽神社方面へ歩き出した。


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ケーブルカー

富士峰園地へ

タマゴタケとモミジガサ(ヤマユリの実?)

2011.8.7ヤマユリ

●2011.8.20コミカルな蕾 2011.8.20ソバナ
●2011.8.20蕾がにぎやか 2011.8.20美しい花 2011.8.20タマアジサイに揚羽

 

▲御嶽神社〜長尾平〜七代ノ滝〜天狗岩▼   
  

鳥居を潜り、厳かな感じの宿坊「丸山壮」を通り過ぎ、馬場家の宿坊の方を廻る。大きな神代ケヤキのところで道は右に曲がり、お土産屋街を抜けると、鳥居が見えた。

ここから御嶽神社までの階段が約300段。一気に急な階段で縦移動するというより、途切れ途切れの階段をつないで横移動をしながら少しずつ上っていく感じ。昔は簡単に御嶽神社に着いていたはずなのだが。。。

途中階段の下に鬼(妖怪?)が顔を覗かせている箇所がある。足を止めると、足から地獄に引きずり込まれそうだ。止まることなくゆっくり上って山頂(御嶽神社)に着いた(10:20)(写真右上)。

参拝したら、階段を少し下って、「大岳さん・岩石園(ロック・ガーデン)」の指標に従って右へ(10:30)。5分ほどで長尾平に着き、ここから指標に従って、七代ノ滝へ一気に下っていく。

日曜日なので小学生の団体さんが前を歩いていたが、途中で前に行かさせていただいて下っていくが、これが下っても下ってもなかなか滝にたどり着かない。滝の音が聞こえてきてもまだ滝は見えない。

やっと着いた(11:00)が、滝は大きな岩に隠れていて、すぐには姿を見せてくれない。滑りやすい岩を渡っていくと滝の全容が見えた(写真右真ん中)。このこじんまりとした滝にはかなり昔に来た記憶がある。苔むした岩にオオバギボウシが咲いていた。

ひんやりしているのでしばらく休憩していたかったが、そうもいかず今度は急な鉄の階段を上っていく(11:05)(写真下)。鉄の階段を繰り返したら、今度は木の根っこが張り出したところを上り、そのあとは丸太の階段が続いた(写真下)。滝までにあれだけ下ったのだから、これだけの上りがあってもしょうがない。

ようやくたどり着いたところは、天狗岩(11:20)(写真右下)。ここも次から次へとハイカーがやってくるので、次へ進む。ここからは少し下ったあと、歩きやすいなだらかな山道が続く(写真下)。

 


御嶽神社


七代ノ滝


天狗岩(柱状節理が見える)

     
神代のケヤキ 神社への長い階段 階段下に潜む鬼か妖怪)?

七代ノ滝へ下る

どんどん下りる 鉄の急な階段を上る
木の根っこを上る 今度は丸太の階段を上る 気持よい山道

 

 

ロックガーデン〜綾広ノ滝〜長尾平〜御岳山駅▼

  


●御岳沢休養所が見えてきた


●ロックガーデン


綾広ノ滝

 

沢沿いに出ると苔むした岩と沢が織りなす美しい景色が目立つようになってきた。ロックガーデンに入ったようだ(11:30ごろ)。

沢や沢沿いに広がる苔むした岩々が創り上げるアートはどれ一つ同じではなく、いろんな景色を見せてくれる。

しばらく歩くと向こうに東屋が見えてきた(写真左上)。人が多そうなので少し手前でお昼を取ることに。急いでいるので、休憩も短めにして歩きを再開(11:40)。

東屋(11:50)には次から次へとハイカーがやってきて休憩を取っている。こちらにはトイレもあるので安心だ。

東屋を通り抜けてゆるやかに上っていくと、ロックガーデンのクライマックスとでも言えるような景色に出会った(写真左真ん中)(12:00)。

その後しばらくすると鳥居の向こうに滝が見えてきた。綾広ノ滝に到着(12:10)(写真左下)。この滝は水行が行われるパワースポットだそうだ。この後の階段を上っていく途中からも振り返ると滝の全容が見えた。

すぐに東屋が見えてきて大岳山への道との分岐点にやってきた(12:20)。右に進み、ゆるやかな道をだらだらと歩く。この日は雷注意報が出ていたが、この時間になっても全く大丈夫そうなので気もゆるんでしまっていた。

奥の院への鳥居が見えてきた。少し離れて振り返ると、そこには腰かけにぴったりの枝ぶりの大きな杉の木、「天狗の腰かけ」が見えた(12:40)(写真下)。一度見ると忘れられない形状のこの天狗の腰かけには前に来たことがある。

このあと5分ほどで長尾平に戻ってきた(12:45)。あとは参道に出て、土産屋を通り、御岳山駅まで戻り、臨時発のケーブルカーで滝本駅に降りた(13:35)。

 

     
ロックガーデンの標識 ●ロックガーデン ●ロックガーデン
●ロックガーデン 東屋 ゆるやかな道
キノコ 天狗の腰かけ お土産屋さん街