幕山(すでに梅のピンク色がところどころに)

 
幕山 幕山公園→幕山→南郷山分岐→自鑑水→南郷山→(白銀林道.)→南郷山分岐→大石ヶ平→一ノ瀬橋→幕山公園
年月日 2014年1月25日
地域 箱根
626m
天気 曇り時々晴れ
ひとこと 陽だまりハイク、ハコネダケのトンネル
温泉 ゆとろ嵯峨沢の湯
 

 

歩いたコース  ▲幕山登山口〜幕山山頂
  


幕山登山口(中腹からの梅林と向こうの山


真鶴半島(裸の木々)


幕山山頂(山頂からの真鶴半島)

 

幕山の中腹には約40,000本の梅が咲くらしい。本当は梅の咲くころに歩きたいが、かなり混みそうなので、一足先にハイキング。公園に一番近い駐車場と第二駐車場は10時前ですでに満車。どちらもあまり広くないのでしょうがない。さらに下にある駐車場に車をとめて、7,8分かけて公園まで歩き、そこからハイキングスタート。

幕山を見上げると中腹がほんのりピンクに染まっている。(写真一番上マウスオーバー)。丸ログハウスの売店(トイレあり)横の階段を上がり、幕山登山口(写真左上)の指標に従って上っていく(10:15)。

梅の木の間を歩きながら、少しずつ高度を上げていく。ほとんどの木はまだ花は咲いていないが、早咲きの花が咲き始めている。下から見たときにほのかにピンク色に染まって見えた箇所だ。これだけの梅の木の花が満開になったらそれは見事に違いない。

でもこの山は梅だけではない。梅の木の奥の岩壁では、多くのクライマーが岩登りを楽しんでいる(写真下)。この幕岩は、昔から岩登りゲレンデとして人気のある場所だそうだ。

足元には、秋に落ちたどんぐりの殻が外れて赤くなった実が二つに割れて根付き始めている(写真下)。南側の斜面にスミレが一輪(写真下)!一足早い小さい春、見いつけた♪

梅林最高地点までやってきた(10:30)。ここからは雑木林の中の尾根道へと上っていく。常緑広葉樹のシロダモは実がまだ残っているものもあり、葉っぱには虫こぶがついている。イヌツゲにも虫こぶがいっぱい(写真下)。

東屋を過ぎると、木々の間から湯河原の街と真鶴半島が見下ろせるようになる(写真左真ん中)。美しい裸の木々と落ち葉に囲まれた道は気持ちいい。しかもジグザグで高度を上げていくので道はいつまでもゆるやか。何度も真鶴半島が右になったり、左になったりした後、幕山近道頂上の標識が現れた(11:35)。

左側の近道を歩くことにした。カヤトの道となり、ますます気持ちよくなったと思ったらすぐにカヤトの幕山山頂に到着(11:40)。山頂からも真鶴半島と伊豆半島が見下ろせ(写真左下マウスオーバー)、後ろを見渡せば向こうにもカヤトの気持ち良さそうな山々が並んでいる。ここでお昼休憩。

     

幕山公園(湯河原梅林)

岩登り(梅の花が咲いている) どんぐりの殻がはがれて根付き(割れた)
すみれの花(クサイチゴの花) イヌツゲ:左は実、右は虫こぶ(シロダモ) ハンノキの実とカマキリの卵(マムシグサ)
右側に海(左側に海) カヤトの道(立派なサクラの木) 山頂はカヤト(お弁当)

 

▲幕山〜南郷山分岐〜南郷山〜車道▼   
  

気持ちいいお昼休憩を終え、今度は南郷山を目指して出発(12:25)。カヤトに囲まれたゆるやかなアップダウンの道を進み(写真右上マウスオーバー)、右側が檜と杉で左側が雑木林の道を歩いていくと、南郷山と大石ヶ平の分岐地点にやってくる(12:35)(写真右上)。南郷山方向に進むと樹林帯の中に入る。一旦車道を渡り自鑑水方向の標識に従って進む。ここは車道を右に行っても南郷山に行ける(写真下)。

背丈以上に伸びた笹(ハコネダケ)の中を歩いた(写真右真ん中マウスオーバー)後、樹林帯に入ると、自鑑水の標識がある。「一年中枯れることなく清水を供えたこの窪地は、昔、源頼朝が平家の追手から逃れ、この池にたどり着き、喉を潤し、水鏡で乱れた髪を結いなおすと、平家を破り天下を収める自らの姿が映り、自害を思い留まった」という。「こんなところに?」というところに水が溜まっている不思議な場所だ(12:45)(写真下)。

樹林帯が再びハコネダケに挟まれた狭い道となる。このトンネルのような道がずっと続き、行き止まりまでやってくると標識に従って右へ(13:00)。また現れたハコネダケのトンネルの中を歩いていくとカヤトの草原になり、少し上ったら広場に出た。ここが南郷山山頂(13:10)(写真右中央)。

この山頂はそれほど広くはないがここもカヤトの気持ちいい広場。あまりこちらに来るハイカーはいないのだろうか、誰もいない。ここはそのまま通り過ぎて、今度は真鶴半島と湯河原の街を真下に見ながらどんどん下りていく(写真右下)。

途中で木々の間から左手になだらかなカヤトの丘が見える(写真下パノラマ)。あの長く続くゆるやかな尾根を歩くのも気持ちがよさそうだ。

再びハコネダケの中をくぐっていくと、車道に出た(13:30)(写真右下マウスオーバー)。標識に従って、幕山方向に向かって車道を歩く。この時点では、途中で南に曲がってゴルフ場経由で下山して幕山公園に戻る予定だった。。。

 


南郷山分岐(気持ちいい道)

南郷山山頂(ハコネダケのトンネル)

すぐ下に真鶴半島と町が見下ろせる(車道へ)

     
左は雑木林右は檜林 車道を渡る 自鑑水
虫こぶ 樹林帯(ハコネダケ) ハコネダケのT字路を右に(蜂の巣)
なだらかなカヤトの丘

 

 

▲車道〜南郷山分岐〜大石ヶ平〜一ノ瀬橋〜幕山公園▼
  


ハコネダケのトンネル


白銀山


ロウバイ(大石ヶ平からの林道)

 

車道を歩いていると、落ち葉の中に鮮やかな緑色の葉っぱ?が落ちている(写真下)。いや、これは葉っぱではなくて、もしかしてあのウスタビガの繭!去年、高倉山・金剛山で枝にぶら下がっているこの緑色の袋をいくつも見つけた。今度は道に落ちているのを見つけた!よく見るとすぐ近くにもう1つ、そしてまた1つ。まさか、ここでも見つかるとは!

興奮したまま、車道を歩き続ける。少しして左側に何やら標識(本当はここから南に曲がるべきだった)(写真下)を見つけたが、そのまま通り過ぎ、さらに車道を歩き続けた。途中で右側に南郷山への標識、自鑑水への標識も通り過ぎ、しばらく歩いた。

かなり歩いたが、山に囲まれた林道の景色がずっと変わらず、さらに山奥に向かっている感じがする。ハイカーも全くいない。車も通らない。おかしいと今ごろ気づいた。心細くなってきて、もしかして遭難?の文字が一瞬頭をよぎった。地図で確認したら、どうやら白銀林道を白銀橋方向にかなり歩いてきていたようだ。すぐに早足で引き返した(地図の黄色部分)。

早足でかなり引き返した。あれ?これは南郷山に行く途中に車道を渡ったときの道では(写真下)。。。ということは、ここを左に入ると、すぐあの南郷山分岐に行く。最初のゴルフ場コース経由の道はもうやめて、とりあえず元来た確実な道を歩くことに。南郷山から車道に下りてきてからすでに1時間が経っていた(14:30)。

無事、南郷山分岐に戻り、今度は大石ヶ平経由で戻ることにした。この道にもハコネダケのトンネルが現れた。こちらの方が上までくっついた感じでまさにトンネル状態(写真左上)。このトンネルがどこまでも続き、ようやくトンネルから抜け出たら、目の前に美しい山が出迎えてくれた。これは地図によると白銀山(写真左真ん中)。そして周囲はカヤトの道。この道をさらに下っていくと、ちょうど工事現場のところに下りてきた。その向こうの橋を渡ったところに、大石ヶ平の標識(15:00)(写真下)。

ここからはずっと林道を、フワフワの梅の木に覆われた幕山を左手に見ながら歩く。途中にあったロウバイの花はすでに満開だった(写真左下)。クスノキの純林への標識からは、3ヘクタールものクスノキの森に行けるが、片道約20分ということで、今回は道に迷ったこともありパス。幕山公園に着いたのは、15:20だった。

帰りに湯河原名物、担々やきそばを食べて帰った。

     

ウスタビガの繭(車道を歩く)

指標:ここを曲がるべきだったかも... AからBへ行き引き返す(大石ヶ平へ)

大石ヶ平(工事中) クスノキの純林の標識 担々焼きそば