見晴台からの武甲山と両神山

 
関八州見晴台 東郷公園駐車場→吾野駅→瀬尾自治会館→八得登山口→関八州見晴台→高山不動尊→高畑→西吾野駅→(電車)→吾野駅→駐車場
年月日 2015年1月11日
地域 奥武蔵
771.1m
天気 晴れ
ひとこと 武甲山と両神山と富士山が見える
温泉 さわらびの湯
 

 

歩いたコース  ▲東郷公園駐車場〜吾野駅〜八角登山口▼
  


東郷公園(駐車場と駅の間の道にある標識)


川沿いを歩く(瀬尾自治会館)


志田分岐(八徳)

 

吾野(あがの)駅の近くに駐車場があることをガイドブックとネットで確認した上でこの山を歩くことに決めたのだが、いざ吾野駅に着いたら近くに20台ぐらい止められる駐車場らしきものはあるものの、「無断駐車禁止」の張り紙がありローカルの車が3、4台止まっているだけ。駐車場には誰もいないのでここには勝手にとめられない。

困った。。。そこで自分のHPを見ると、昔この近くの「子の権現」に行ったとき、秩父御嶽神社駐車場(東郷公園駐車場)に駐車したことがわかった。吾野駅から少し離れているがしょうがない。そこに止めて歩くことにした(9:50)。

東郷公園駐車場と駅の間は、電車で来て子の権現に上るハイカーたちのためにつくられたのか、危ない299号線を通らなくてもいいように線路の近くに小道のハイキングコースが整備されている。

林の中を通って、線路沿いに歩き、踏切を渡り、地下を潜って吾野駅を通り過ぎる(10:10)。秩父街道、吾野宿(写真下)を通り、左に曲がって国道299号の下を潜ると、吾野中と西川小学校の間の道に出た(10:20)。この道を歩いて行くとT字路にやってくる(10:30)。

ここを左に曲がり、川に沿って舗装道路(写真左真ん中)を歩く。山に挟まれた道をゆるやかにくねりながら、製材所、瀬尾自治会館(写真左真ん中マウスオーバー)(10:45)を通り過ぎる。

途中から川が右側になり、さらに進むと志田の分岐までやってきた(写真左下)(10:55)。志田方面の左の道も高山不動に行けるようだが距離が長いようだ。そのまま右側の道を進み、川がまた右側になったあたりに「ホタル生息地」の看板がある。

そのうち民家のないスギ林の中を歩くようになる。再び民家が現れ始めたたところが八徳という地域(写真左下マウスオーバー)(11:20)。高山不動方面の標識に従って、このすぐ向こうを左に曲がって登山道に入っていく。駐車場から1時間半も舗装道路を歩いていたことになる。

     

駅の下を潜る 秩父街道吾野宿 299号線の地下を通って小学校の横の道を行く
T字路を左へ 金魚の形をしたツバキの葉っぱ 上流の川に大きな岩(スギ林を行く)

 

▲八徳登山口〜関八州見晴台▼   
  

登山道に入ると(11:20)(写真下)、地面には霜柱が残っている。ミツマタのつぼみはまだ小さく、開くまでにはもう少し時間がかかりそうだ。スギ林の中は薄暗いが木漏れ日で斑になったジグザグ道(写真右上マウスオーバー)を歩いて高度を上げていく。足元にはチャノキ、シダ、クサイチゴなどがところどころに生えている。

登山道に入って約45分、高山不動尊への分岐にやってきた(12:05)。ここは先に関八州見晴台の行くので右方向へ。その後すぐに林を抜け、舗装道路に出た(写真右上)(12:05)。標識に従って、青空の下、右側に回るように車道を歩いていく。

高山不動尊への分岐(写真下)を通り過ぎると、左側に武甲山と両神山が見えた(写真下)。このあとすぐに見晴台かなと思ったら、これが大間違い。またまた舗装道路歩き。約10分後に車道から離れて登山道に入り、葉っぱの落ちた広葉樹の枝が青空に映える、気持ちいい尾根をしばらく歩く。

この後、小さな丘の上に上る。今度こそそこが見晴台かなと思ったらまたまた間違い。そこは丸山という山頂だった。左側にあったのが巻き道だったようで、わざわざここに上らなくてもよかったのでは。。。一旦下りて上るとまた車道に出た。一体、見晴台はどこに。。。

でも今度はすぐに右側に「関八州見晴台入口」が現れた(写真右中央)。見晴台への最後の坂道の両側には高い木々はほとんどなく明るい。葉っぱを落としたツツジと思われる低木が斜面を覆っている。ここを上りつめるとやっと見晴台に到着!(12:35)

関八州見晴台(写真右下)は広くて明るく、奥ノ院の小さなお堂が建っている。昔はここに本堂があったらしい。すでに多くのハイカーがお昼休憩をしている。家族でピクニックを楽しんでいる人たちもいる。

展望も抜群(写真下パノラマ)。奥武蔵、秩父、奥多摩、丹沢の眺めが満喫できる。一番開けた南西方向に向かって座りお昼休憩。右方向には先ほど見えていた武甲山と両神山もばっちり見える。標識に従って、目を凝らして御前山の向こうを見ていると、うっすら富士山も見えるではないか(写真右下マウスオーバー)!南西方向には近くに日和田山などが見える。遠くには新宿副都心ビル街が見えるはずだが、今日はそこまでは見えない。北東方向にはカメラのズームで男体山まで見えた(写真下)。

 


林を抜けた(木漏れ日の林の中)


見晴台入口 (見晴台への坂)


関八州見晴台(富士山が見える)

     
八角から登山道へ(ホウノキの落ち葉) 丸い穴が4つ(チャノキ) 高山不動尊分岐(車道)
武甲山と両神山(見晴台への長い車道) 木々が青空に映える(一旦登山道へ) 最後の上りにツツジの木(丸山)
お堂 南東方向 北東方向:太郎山、男体山、女峰山
見晴台から南西方向の展望

 

 

▲関八州見晴台〜高山不動尊〜西吾野駅〜吾野駅〜駐車場▼
  


高山不動尊(トイレ、ベンチ)

イチョウの木下から(上から)

ジグザグ下り(電車が見える)

 

お昼休憩が終わったら下り開始(13:15)。もと来た道を下り、丸山の巻き道を歩き、広葉樹の明るい森を通り過ぎると、今度は高山不動の近道らしき右側の道に入ってみた。廃れた茶屋に下りてきた。標識に従って両側がスギに覆われた狭い道を歩き、これまたスギの道をどんどん下りて行くと、高山不動堂のところに下りてきた(写真左上)(13:45)。奥武蔵きっての古刹だそうだ。この隣にはベンチ、テーブル、トイレもある。

不動堂の真下には樹齢1000年(800年?)、高さ36メートルの大イチョウの木が見える(写真左真ん中)。この季節、葉っぱはないが紅葉の時期は太陽のように輝くにちがいない。110段の急な階段を下りてよく見てみると、乳房のように垂れ下がった気根も迫力がある。そのためか子宝、安産祈願の木となっている。

その後イチョウの木の下からぐるりと回って西吾野方面への道を歩いて行く。西吾野駅との分岐では右側の不動三滝方面の道を行き、さらに不動三滝方面に曲がり(最初は滝を見るつもりだった)、ジグザグ道をどんどん下っていく(写真左下)。途中で白滝や不動滝分岐にやってきたが、これから先、西吾野から吾野駅までのことなど時間のことを考えると、今回はパスをすることにして通り過ぎた。

そのうち広い林道になり、高畑自治会の標識のあるところまで下りてくると、舗装された車道になり(14:25)、ここからはスギ林の中の車道をひたすら歩くことになる。30分ぐらい歩き続けると民家が現れ、向こうには電車が通っている姿が見えた(写真左下マウスオーバー)。突き当りを左に曲がりしばらく線路沿いに歩き道なりに右に曲がっていくと西吾野駅に着いた(15:25)。

結局、西吾野駅から吾野駅までは電車で移動することにして、電車で吾野駅まで戻り(15:50)、そこからまた東郷公園駐車場まで歩いて戻って行った。駐車場に戻ったときには16時を過ぎていた。

今回は登山口近くに駐車場が見つからなかったため、約2時間半ぐらい、実に全コースの半分ぐらいは舗装された道を歩いていたことになる。

     

スギの道廃れた茶屋へ下りてきた 乳房のような気根(急な階段)

分岐を右へ

高畑地区 西吾野駅 吾野駅