覚円峰(仙峨滝)

 
昇仙峡@昇仙峡ロープウェイ仙峨滝駅→パノラマ台駅→弥三郎岳→ロープウェイ仙峨滝駅
A仙峨滝→石門→覚円峰→天鼓林→長潭橋→往きの逆
年月日2009年11月07日
地域山梨県甲府市
N/A
天気晴れ
ひとこと

さすが日本一の渓谷美

温泉湯めみの湯
 

 

歩いたコース ▲ロープウェイ〜弥三郎岳▼
  


パノラマ台駅前(ロープウェイからの眺め)


弥三郎岳山頂からの眺め(山頂からの富士山)

 

渓谷と言えば、昇仙峡。あまりにも有名なこの渓谷は、やはり鮮やかに色付くこの季節がいちばん!

まずは、色付いた山々(写真左マウスオーバー)を見ながらロープウェイでパノラマ台(写真左上)まで一気に上り、そこから歩いて15分の弥三郎岳へ。色付いたミズナラやカエデの木々と真っ青な空のコントラストは美しい。

葉がすでに散りかけて明るくなった道を歩くこと10分、「これからスリルに満ちた登山道なので気を付けるように」という看板が立っている。弥三郎岳山頂への最後の岩の部分は梯子あり鎖ありで、確かに低山にしてはスリルがあった(写真下)。山の上に簡単なジャングルジムがあるような感じ。

今日は快晴なので頂上(の一段下)からの360度の展望は抜群(下のパノラマ写真)!昔登った金峰山の五丈岩(写真下)も見える。でも富士山(写真左マウスオーバー)を含め南側の山々はかなり霞んでいる。

展望を楽しんだら、パノラマ台駅まで下りて甘酒と串団子で一休み(といってもほとんど歩いていないのだが)。この後ロープウェイで仙峨滝駅まで下り、いよいよ渓流歩き。昇仙峡入口に向かって逆方向に歩くことになる。微妙に下ることになるがほとんど平坦で楽々ハイキングになりそうだ。

   
   

金峰山の五丈岩(弥三郎山頂上)スリル満点の弥三郎岳頂上付近美しいもみじ
 
弥三郎岳頂上からの展望

 

▲仙峨滝〜石門▼  
  

最初は普通の舗装道歩き。やはり有名な渓谷なのでかなり観光化されていて土産物店も多い。ここは水晶の産地でもあるようで水晶の店が目立つ。5、6分歩いたら右に曲がり、土産物店が立ち並ぶ中、仙峨滝の看板に従って階段を下りて行く。

この渓谷歩きの中でも最も見ごたえのある景観の一つである仙峨滝が現れた(写真一番上マウスオーバーと右上)。30mの高さから落ちる迫力満点の滝には少し虹がかかっている。(写真右上マウスオーバーは、後から入ったワインのお店から見える滝上。)マイナスイオンをいっぱいいただいたら、橋を渡って、川の向こう側の道へ。

巨大な花崗岩に囲まれた石門(写真右下)をくぐって少し歩いたところから、自動車も通る一方通行の道路になる。ただし、土日は歩行者専用。西沢渓谷川俣渓谷などの自然と一体化した渓流歩きとは違うが、足元に注意を払わなくても美しい自然を満喫しながら簡単に歩けるところがいい。

渓流にはとてつもなく大きな岩がごろごろ。向こうの方にはススキが日に当たって輝いて美しい(写真下)。上を見れば、これまたとてつもなく大きな岩がそそり立っている。しばらくすると進行方向になにやら赤く輝いているものが。。。それは日に当たって真っ赤に燃えているモミジだった!(写真下)

土産物店が数件並んでいるところまでやってきた。このあたりから観光用のトテ馬車が走っている(写真下)。もちろん馬車以外は侵入禁止。

 
仙峨滝と虹(滝上)


石門
   
   

水晶の里橋を渡る(大きな岩がごろごろ)そそり立つ岩(渓流にすすき)
トテ馬車(馬車以外進入禁止)

赤黄茶色の紅葉(情緒たっぷりのモミジ)

日が当たって赤く燃えるモミジ)

 

 ▲覚円峰〜長潭橋▼
  

覚円峰(上部)



鮮やかなモミジ(登竜岩)
 

蕎麦屋の手前までやって来ると、あっ、見えた。昇仙峡のシンボル覚円峰(写真左上)!この大きな一枚岩は、「花崗岩が風化水食をうけてできたもので、急峻で直立約180mもある」。数あるニョキニョキ岩の中でも一番高い。その昔、覚円が畳が数畳敷ける広さの頂上で修業したと言い伝えられているそうだ。蕎麦屋を超えたところが撮影ポイント(写真一番上)。

またまたモミジのきれいな場所にやってきた(写真左下)。でもこんなにきれいに見えるのもお日様のおかげ。特にモミジなどはお日様と同じ方向から見ても深紅色にしか見えないけど、葉っぱをお日様に透かしてみるとその何百倍も美しく輝いて見える。やっぱりお日様効果はすごい!今日は天気が良くて本当によかった。

今度は登竜岩(写真左下マウスオーバー)。「この岩は輝石安山岩が花崗岩の亀裂に貫入したもので、地質学上珍しい岩脈でこの盤状節理が竜の鱗に似ている。」とあるが、川の向こうなのでよく見えない。

この辺の渓流に座っている大きな石には名前が付けられたものが多い(写真下)が、有名な渓流歩きでは定番のこと。オットセイ石、ハマグリ石、熊石、松茸石、富士石、山の上には大仏石が(写真下)。そういわれてみれば、そのように見えるところが不思議だ。中にはかなりリアルなのもある。

そうこうしているうちに、昇仙峡入口に到着。少し先にある長澤橋を見物したら、また車を停めているロープウェイ乗り場まで戻らなければならない。トテ馬車乗り場で馬車を少し待ったが人が集まらず、結局また歩いて、今度はほんの少し上り気味の同じ4kmの道を戻っていった。

   
   
モミジマンサクの黄葉(トチノキの黄葉)えぼし石(ふぐ石)
松茸石(はまぐり石)

大仏岩(クマ石)

富士石(オットセイ石)

鮮やかな紅葉(天鼓林)

長澤橋(昇仙峡入口)帰りに食べたほうとう饅頭は美味だった